• 8 年前
『慈悲の冥想』の言葉

私は幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私は幸せでありますように(3回)

※こころの中で「私は幸せでありますように」と繰り返し念じる。

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように
私の親しい人々にも悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように(3回)

※こころの中で「私の親しい人々が幸せでありますように」と繰り返し念じる。

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

※こころの中で「生きとし生けるものが幸せでありますように」と繰り返し念じる。

私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように
私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)


■皆さん、どうか毎日、日常の生活の中で時間を見つけては、この「生きとし生けるものは幸せでありますように」という言葉を、絶えず持続して念じてください。そうすれば、必ず短い間に自分の心が変わっていくことに気づきます。
特にこれは持続して実践するということがいちばん大切なことです。持続していけば、やがてさまざまな禅定を作っていくことも可能になっていくのです。

■「慈悲の瞑想」の成果

また慈悲の瞑想をすることによって得られる成果については、パーリ仏典(Pali Canon)中部(Majjhima Nikāya)の62番目の経典である大ラーフラ教誡経(Mahārā­hu­lovāda­sutta)に例が示されている。この中で、釈迦は息子の羅睺羅(ラーフラ)に以下のように説いている。

Mettaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Mettañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yo byāpādo so pahīyissati.Karuṇaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Karuṇañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yā vihesā sā pahīyissati. Muditaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Muditañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yā arati sā pahīyissati. Upekkhaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Upekkhañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yo paṭigho so pahīyissati.[14]

ラーフラ、慈の瞑想を深めなさい。というのも、慈の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな瞋恚も消えてしまうからです。ラーフラ、悲の瞑想を深めなさい。というのも、悲の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな残虐性も消えてしまうからです。ラーフラ、喜の瞑想を深めなさい。というのも、喜の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな不満も消えてしまうからです。ラーフラ、捨の瞑想を深めなさい。というのも、捨の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな怒りも消えてしまうからです。

■「慈悲の冥想」の実況音声ファイルMP3形式

15分間の「慈悲の冥想」 [ダウンロード] (14分59秒 1.71MB)
http://www.j-theravada.net/mp3/Jihinomeisou_03-6-15_itami.mp3
慈悲の言葉を心の中で繰り返し念ずる為の無音声部分をそのままにしてあります。
どうぞご一緒に実践してみて下さい。

約4分間の「慈悲の冥想」ショートバージョン [ダウンロード] (3分49秒 448KB)
http://www.j-theravada.net/mp3/Jihinomeisou-short_03-4_itami.mp3
時間の少ない時、「私」と「生きとし生けるもの」を念ずる冥想です。

※日本テーラワーダ仏教協会のHPから引用
http://www.j-theravada.net/

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

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