• 8 年前
死ぬことは怖くない。ただ、運命に逆らうのみ。

くノ一〈彩芽〉の最後の戦いがはじまる。

関ヶ原の戦いより数年、ようやく戦乱が忘れられようとする時代――徳川家康の側近・天海僧正の陰謀を食い止めんと旅立った、くノ一の彩芽(あやめ)・サツキ、楓(かえで)は、ことあるごとに天海の部下・邪門衆に狙われる。さらには陰謀によって、忍びたち全員がお互いを疑いあう一触即発の状態となった。呪術を見抜く<血のわけあい>の儀式によって、何と仲間である楓が天海によって邪門衆に変えられたことが判明する。
こうして、仲間を失い孤立した彩芽は、やがて縛られたまま目覚める……すでに想い人の新兵衛は去り、そこにはサツキが残されていた。サツキに正体を疑われた彩芽は、自らを証明する為に、故郷を旅立った過去のいきさつを明かさねばならなくなった……。

囚われの身になった彩芽の絶対絶命からはじまる「くノ一忍戦帖」好評シリーズ第三弾、正真正銘の完結編!
いままでのシリーズを総集編として振り返りながらも、容赦なく刃を向けてくる親友との宿命の戦い!邪門衆最強の敵・猪鼻との決戦!かつての親友と凶暴なモンスターと化す男を前に、満身創痍となった彩芽は勝つことが出来るのか?!

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