• 6 年前
21世紀初頭。全米No.1の巨大複合企業であり、アメリカでの家庭用医薬品シェア90%を誇るアンブレラ社。だが真の姿は、細菌兵器などの研究開発を手掛ける“軍事企業”であった。

ある日、アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外に位置するアンブレラ社の地下研究所「ハイブ」で、研究中の生物兵器T-ウイルスが何者かの手によって施設内に漏洩するバイオハザードが発生。空調設備を通じて所員全員がT-ウイルスに感染したため、外部へのウイルス漏出を防ぐべく、ハイブのメインコンピュータ「レッド・クイーン」は所内の各区画を封鎖して、消火剤であるハロンガスや、スプリンクラーの水を大量に散布し、約500名を超える所員全員を死亡させ、汚染を所内に封じ込めた。この事態を知ったアンブレラ本社は、その原因をレッド・クイーンの故障によるものと推測し、レッド・クイーンをシャットダウンさせるため、自社の特殊部隊を現地に派遣する。その頃、地上の洋館の一室で記憶喪失の女性アリスが目覚める。何も思い出せぬまま彷徨うアリスは、突然謎の男性に抱きかかえられ、次いで突入してきた特殊部隊によって彼共々拘束される。部隊長らしき男性から報告を要求されるも、アリスにはその言葉の意味がわからない。その男性が言うには、アリスの記憶喪失の原因は、屋敷の防衛システムが散布した神経ガスの副作用によるものとのこと。また、アリスと共に捕らえられた男は「警官だ」と名乗るが、警察手帳に記載されていた「マット・アディソン」という氏名は、ラクーン市警のデータベースには存在していなかった。隊員たちがアリスとマットを連れて屋敷の地下へ移動すると、そこにはハイブ本体へと連絡する地下鉄道が存在していた。一同は早速列車に乗り、バイオハザードの現場へと潜入しようとするなか 列車の内部の奥にはアリス同様に記憶を失った男(スペンサー)が現れた。ワン隊長には、アリスとスペンサーはアンブレラ社の特殊工作員で、ハイブを守る任務の一環で偽装結婚したと明かされる。ワン隊長と3名の隊員はレッドクイーンをシャットダウンさせるべくチェンバーに向かう途中、レーザートラップによって全滅してしまう。

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