• 5 年前
笑福亭鶴瓶が主演し、綾野剛、小松菜奈共演で映画化される『閉鎖病棟―それぞれの朝―』のメイキング映像が解禁となった。

原作は、精神科医をつとめながら珠玉の人間ドラマを生み出してきた帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)の山本周五郎賞受賞作「閉鎖病棟」(新潮文庫刊)。1995年に発売され、丸善お茶の水店に掲げられた「感動のあまりむせび泣きました…」というPOPが起爆剤となり、累計85万部を超すベストセラーとなったこの作品が、『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督・脚本で映画化される。

鶴瓶が演じるのは、死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し今は精神科病棟にいる梶木秀丸役。『ディア・ドクター』以来、10年ぶりの主演作となる本作では、炭水化物をとらない食事制限や腹部にサランラップを巻くといった方法で、約10日間で7キロもの減量を成功させ、難しい役どころに挑戦。その秀丸と心を通わせる患者チュウさん役を綾野剛、父親からDVを受け精神科病院に入院する女子高生・由紀役を小松菜奈が演じる。

解禁となったメイキング映像には、7キロ減量し、いつもと雰囲気が違う鶴瓶が「わしは、世間に出たらアカン人間や。ここは不思議なとこでな、段々、患者という生き物になってきよる」と話すシーンから幕開け。続いて「精神科病棟を舞台に、心通い合う仲間たちが見せる、本当の愛とやさしさの物語」というナレーションが流れ、登場人物や撮影風景が映し出されていく。

映画『閉鎖病棟—それぞれの朝—』メイキング
「事情を抱えていない人間なんていないからね」という綾野。その姿とかぶさるかのように、この病院での日常風景が流れていく。だが、次の瞬間「その矢先、院内で起こったひとつの事件」というナレーションが読み上げられ、次いで「コラァ!」と怒鳴る鶴瓶の姿が映し出される。いったい何が起こったのか?

『閉鎖病棟―それぞれの朝―』は11月1日より全国公開となる。

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