• 6 年前
特集上映「ワールド・エクストリーム・シネマ2019」内にて、『X(エックス) 謀略都市』の公開が、11月1日より1週間限定で東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて決定、その予告編が解禁となった。

監督は『リザとキツネと恋する死者たち』で長編デビューを飾ったハンガリーが誇る鬼才ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ。長編2作目となる本作では、前作とは異なるテイストながらも、社会主義時代の暗澹たる影を感じさせる作風で、独自のエンターテインメントを作り出した。

監督の前作に引き続き、主演をつとめたのは、映画にテレビに舞台に大活躍を見せる名女優モーニカ・バルシャイ。演じるのは、優秀な同僚刑事だった夫の自殺を目の前で見て以来、死体をみるとパニックを起こし、殺人現場に立ち会うことができなくなってしまい、閑職へ追いやられた女刑事エーヴァ役で、同僚の協力を得られないまま、新たに赴任してきたペーテルとともに、障害と闘いながらも難事件に挑む姿が描かれていく。

連続して発生した殺人事件の被害者には、共通する経歴が? そして、殺人現場に残された6つのメッセージをつなぎ合わせた時、浮かび上がる謎の集団“X”の存在とは? やがてそれらは80年代社主義国家だった頃に起因する恐るべき陰謀へと繋がっていく。

[『X 謀略都市』ストーリー]
ブダペストの殺人課刑事エーヴァ(モーニカ・バルシャイ)は、優秀な同僚刑事だった夫の自殺を目の当たりにして以来、パニック症候群に悩まされ、死体を見ることができなくてなり、閑職へ追いやられていた。そんなある日、不可解な死亡事故が相次いで発生する。鑑識の結果、事件性はないと判断されるが、その死に方に疑問を抱いた彼女は、新たに赴任してきたペーテルの協力を得て独自に捜査を進める。現場に残された謎のメッセージを手掛かりに徐々に捜査が核心に近づくと、そこには80年代社会主義国家だった時代に隠された恐るべき政治体制の暗部が見え隠れするのだった…。

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