• 4 年前
池上線・西島三重子
作詞:佐藤順英・作曲:西島三重子(昭和51年)1975年
古い電車の ドアのそば
二人は黙って 立っていた
話す言葉を さがしながらすきま風に 震えて
いくつ駅を 過ぎたのか
忘れてあなたに 聞いたのに
じっと私を 見つめながら
ごめんねなんて 言ったわ
泣いてはダメだと 胸にきかせて
白いハンカチを 握りしめたの


池上線が 走る町に
あなたは二度と 来ないのね
池上線に 揺られながら今日も帰る 私なの..

終電時刻を 確かめて
あなたは私と 駅を出た
角のフルーツショップだけが
灯りともす 夜更けに
商店街を 通り抜け
踏切渡った 時だわね
待っていますと つぶやいたら
突然 抱いてくれたわ
あとからあとから 涙あふれて
後ろ姿さえ 見えなかったの

池上線が 走る町に
あなたは二度と 来ないのね
池上線に 揺られながら
今日も帰る 私なの

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