• 4 年前
映画『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』予告編
プーシキン、ドストエフスキー、チェーホフに続く現代ロシアの作家であるドヴラートフ。その知られざる人生、希望と共に生きた6日間を切り取る『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』。自身の作品を世に出せず悩みながらも希望を持ち奮起するドヴラートフの姿を映し出す。

『神々のたそがれ』アレクセイ・ゲルマンを父に持つ、アレクセイ・ゲルマン・ジュニアが、20世紀で最も輝かしいロシア人作家の一人、セルゲイ・ドヴラートフの激動の半生を追う。

ヴラートフ役はセルビア人俳優ミラン・マリッチ。スクリーン誌に「彼はドヴラートフそのもの」と言わしめた。『ヴァンパイア・アカデミー』のダニーラ・コズロフスキー、『裏切りのサーカス』、『ウルヴァリン:SAMURAI』のスヴェトラーナ・ホドチェンコワ、『裁かれるは善人のみ』のエレナ・リャドワなどロシア国内外で活躍する実力派俳優が華を添え、撮影は『ゴッホ~最期の手紙~』や、『イーダ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたウカシュ・ジャルが担当する。

近代ロシア文学を代表するプーシキン、ドストエフスキー、チェーホフや、さらに同時代に活躍したカフカ、カンディンスキー、ヘミングウェイなど著名な芸術家たちや彼らのエピソードが登場し物語を彩る。

この度、予告編が解禁。

1971年のソビエト・レニングラード(現サンクトペテルブルク)にカメラを据え、ジャーナリストとして働きながら文筆活動にいそしんだ日々から切り取られた6日間に迫る。「雪解け」と呼ばれ言論に自由の風が吹いた社会に再び抑圧的な「凍てつき」の空気に満ち始めた時代。主人公ドヴラートフを始め、のちにノーベル賞を受賞する詩人ヨシフ・ブロツキーら若き芸術家や活動家たちのひたむきな生が描かれる。
2020年4月25日公開

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