映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』本編削除シーン

  • 4 年前
映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』本編削除シーン
『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞し、前作『たかが世界の終わり』でカンヌ国際映画祭グランプリに輝いたグザヴィエ・ドラン。着想から10年の時を経て満を持して完成した本作は、幼き日のドラン少年が“憧れのスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。美しきスターの光と影に迫る。

ジョンをTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、ジョンの心の支えとなっていく少年ルパートを『ルーム』の子役ジェイコブ・トレンブイが演じるほか、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華キャストが集結。

そんな本作より、本編ではカットされてしまったジェシカ・チャスティン(「ゼロ・ダーク・サーティ」)の出演シーンが解禁。ジェシカは人気スターのジョンと少年ルパートとの“秘密の文通”をスキャンダルとして世間に報じたゴシップ誌の編集長を演じており、ドラン監督はカットした理由について「もともとは“ヒーローと悪”のような構図を考えていたから、彼女はスターを苦しめるゴシップ誌の編集長として出演してもらったんだ。でも4時間の本編を短くする必要があり、彼女が出演したシーンや役柄をカットすることにした。ショービジネス界の話ではありながら、核にあるのは母と息子の話だったり、少年時代の夢についてだから。とはいえ、初期の段階からこの作品のプロジェクトにかかわってくれていたジェシカのシーンをカットするのは難しい決断だった。でも彼女は才能もあると同時にとても賢い人だから、きちんと説明し広い心で理解をしてくれたんだ。いつかまた彼女とは作品を作りたいと思っているよ。」と語っている。

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