ウクライナがヨルダンから米国が購入したゲパルト防空システムを受領

  • 21 日前
ウクライナ空軍は、ヨルダンから米国が購入した自走式防空システム「ゲパルト」が到着したことを発表しました。設置の写真はウクライナ空軍の公式Facebookページに公開されました。

ゲパルトシステムは、米国がヨルダンから取得したもので、最新の火器管制システムとレーダーシステムを搭載しています。元々、これらの防空システムは1977年と1979年の契約に基づきオランダ軍に納入され、異なるレーダーユニットとスモークスクリーンシステムが装備されていました。

オランダのシステムは、Xバンドで動作し、円偏波を持つ捜索レーダーアンテナを特徴とし、Sバンドで動作し水平偏波のみのドイツのシステムとは異なります。さらに、オランダのシステムの目標取得アンテナはX/Kaバンドで動作し、検出範囲は13kmであり、ドイツのシステムの15kmと比較して短いですが、オランダのゲパルトは周波数を6点で調整できるのに対し、ドイツのシステムは2点でしか調整できません。

現在、ゲパルトシステムは、西部航空司令部の防空部隊の一部として、ロシアの攻撃型UAVや巡航ミサイルを撃墜するために使用されています。ウクライナ空軍は声明で、「我々は空中およびミサイル攻撃を撃退し、最大限の目標を破壊するための最高の効率を達成することを目指しています。したがって、クルーの訓練を継続的に行い、ベストプラクティスを収集、要約、普及し、制御目標を含む訓練を実施しています」と述べています。

2023年11月、Militarnyiは、米国がヨルダンから購入したオランダ軍の元ゲパルトシステム60台を取得したと報じました。米国政府はこれらの防空システムに1億1800万ドルを支払い、この資金はウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI)プログラムの一環として割り当てられました。契約に基づき、ゲパルト防空システムの準備作業はヨルダンで行われました。

ビデオ: Twitter @Ricardo_1934 / @DiretoFront