ビデオ：長征2号Cロケットの破片が人口密集地域に落下する様子

2024年6月22日、ブラジリア時間午前4時、中国は長征2号Cロケットを成功裏に打ち上げ、X線望遠鏡の変動天体監視装置（SVOM）を運びました。この打ち上げは、国内の天文学観測能力を向上させるために行われ、ロケットの段階が地球の大気圏に再突入するまで順調に進みました。

ソーシャルメディアに投稿されたビデオは、長征2号Cロケットの破片が人口密集地域に落下する瞬間を捉えているとされ、使用されている燃料の危険な化学組成に対する懸念が生じています。

長征2号Cは、四酸化二窒素と非対称ジメチルヒドラジン（UDMH）の有毒で過敏性の混合物を使用しています。茶色がかった赤色のガスやブースターの煙は四酸化二窒素を示し、黄色がかったガスはヒドラジンが空気と反応することで発生する可能性があります。

ロケットの残留燃料や酸化剤との接触は、暴露された個人にとって非常に有害である可能性があります。地元当局は警告を受け、緊急チームが影響を受けた地域を隔離し、必要な除染作業を行うために派遣されました。

住民には、疑わしい物質との接触を避け、毒性のある蒸気への暴露の兆候があれば直ちに報告するよう指示されました。

写真とビデオ：Twitter @sentdefender