honkai -star 2.2×And -on -the -Eighth -Day-12 ENDمترجم
Honkai star rail 2.2 story quest مترجم
https://uqload.to/?op=my_files&fld_id=87216
Version 2.2
CHAPTER III
In Our Time
1.The Great Train Robbery✔️
列車大強盗
2.The Fool Always Rings Twice✔️
愚者は二度ベルを鳴らす
3.Small Town Grotesque✔️
小さな町の奇人
4.The Public Enemy✔️
民たちの敵
5.Bullet & Brain ✔️
ブレットとブレイン
6.The Only Path to Tomorrow✔️
明日へ続く唯一の道
7.Seabiscuit
奔走する時代
8.Beauty and Destruction❓
美と壊滅
9.Then Wake to Weep❓
10.Everything that Rises Must Converge❓✔️
上昇するすべては一点に集まる
11.The Sun Also Rises❓،✔️
日はまた昇る
12.And on the Eighth Day❓✔️
そして、8日目…
https://uqload.to/?op=my_files&fld_id=87216
Version 2.2
CHAPTER III
In Our Time
1.The Great Train Robbery✔️
列車大強盗
2.The Fool Always Rings Twice✔️
愚者は二度ベルを鳴らす
3.Small Town Grotesque✔️
小さな町の奇人
4.The Public Enemy✔️
民たちの敵
5.Bullet & Brain ✔️
ブレットとブレイン
6.The Only Path to Tomorrow✔️
明日へ続く唯一の道
7.Seabiscuit
奔走する時代
8.Beauty and Destruction❓
美と壊滅
9.Then Wake to Weep❓
10.Everything that Rises Must Converge❓✔️
上昇するすべては一点に集まる
11.The Sun Also Rises❓،✔️
日はまた昇る
12.And on the Eighth Day❓✔️
そして、8日目…
Category
🎮️
GamingTranscript
00:01また一人
00:05よかった ありがとう ブラックスワン
00:10これでやっと安心できるわ
00:18今はまだ状況が飲み込めていないだろうが できる限り説明しよう
00:25ただ全てを説明する前に 一つ理解しておいてもらわなければならないことがある
00:34ここは無境と現実世界の狭間 エナの夢から目覚めた人々がいる場所だ
00:44サンデーさんの野望は覚えてるかしら
00:48彼は性格 オーク家の十万人余りの医師
00:54そしてピノコニーの 全ての人々の願いを利用して
01:00調和の力を奪い 秩序を再び世界に降臨させようとしていた
01:08残念ながら真実はそれだけじゃない
01:12アスデナに入った時から 私たちは性格の影響を受けていたんだ
01:18今思えばあなたと私が あの見知らぬ無境で出会ったのは
01:25思考が乱れ始める前兆だったのかもしれない
01:29そらく秩序の目的は 人々を眠らせることではなく
01:35性格を利用してアスデナの奥室を 物質世界に浸透させ
01:42無境と現実を融合させることだろうな
01:47その中には天外星化体の記憶も たくさん混じっているはずだ
01:53長い時を経て 夢は現実と区別がつかなくなり
02:00現実にも幻覚が現れるようになった
02:05誰もが自分の意識は はっきりしていると思っているが
02:10その精神はすでに秩序の伝導に入っている
02:14それもエナの夢の恐ろしいところね
02:19秩序に支配された楽園では
02:23誰もが自分にとって完璧な夢を手に入れ
02:28幸せに暮らしていくことができる
02:32多分その唯一の綻びを除いて
02:37あなたが夢の中で経験したことは 実際に起こったことなんでしょうね
02:44そうでなければ 彼があなたを
02:49ピノコニーの危機を救い 開拓の次の旅に出発するという
02:56理想的な終着点に導くことは できなかったと思うわ
03:01ヨミさんが事前に策を練っていなかったら
03:06私たちは永遠にこの夢の中に 沈んでいたかもしれない
03:14幸い秩序の運命は万物を支配しているが
03:20虚無そのものには影響を与えられない
03:25私も夢の主があらゆる代償を支払って 私を追放した時
03:32それに気づくことができた
03:35これがあなたが彼女と一緒にいた時に 違和感を覚えた理由ね
03:43ただ メモキーパーである私も
03:47やっぱり秩序の影響からは逃れられなくて 幻覚に陥ってしまったの
03:55でも あなたの記憶のおかげで 今 活路を切り開くチャンスができたわ
04:04普通の人間が 運命の偉大な力を手に入れたとしても
04:09神のように完璧な世界を作ることはできない
04:14だから あなたの夢にも欠陥が生じた
04:19要するに 世界の異常に気づくことができれば
04:24意識を夢から抜け出させる機会もあるということだ
04:29そしてあなたの無情の欠陥は 現実世界には現れないはずのミーシャよ
04:38あの子に関する記憶のページをめくった時
04:43私も自分が幻覚の中にいると確信したの
04:51サンデーは調和セレモニーを利用して ハルモニア聖火隊の権能を奪い取った
04:59それによってアスデナはエナの夢に落ち
05:02人々は等しくその音符に変えられている
05:07敗北したからといって あなたたちが弱いというわけではない
05:13むしろ強者だからこそ美しい夢に立ち向かい 秩序の束縛を打ち破ることができたんだ
05:23まだ一筋の希望はある
05:26それを実現するために ブラクソン 頼む
05:32同じような強者のところへ 私たちを連れて行ってくれないか
05:42ついに来たのね
05:46ロビンソンは自らの意志でエナの夢から目覚めたんだ
05:52そして強い彼女は諦めることなく歌い続けることで 私たちをここまで導いてくれた
06:02私が目覚めた理由はあなたたちと同じよ
06:07夢の中で現実では絶対に起こり得ないことを経験したの
06:15本当に雛鳥を鳥籠に入れるの? その子には自由に空を飛んで欲しいのに
06:24この雛鳥はまだ弱い 僕たちがお世話してあげないときっと生きられないと思う
06:33君は雛が死ぬのを見たいのかい?
06:37そういうわけじゃないけど… でも…
06:44じゃあ この雛が空に戻れるようになるまで 一緒にお世話してあげよう
06:54鳥は空を飛びたいからこそ 翼を持って生まれてくるんだ
07:00たとえいつか地面に落ちることになるとしても 鳥籠に閉じ込めるのは良くない
07:08鳥は生まれた時から空のものだからね 僕たちも雛を空に戻してあげないと そう思わない?
07:20その幻覚は甘すぎて ただの夢であるとはっきりと気づかせてくれたわ
07:28これは私たちの最後の希望でもある
07:33エナの夢はハルモニア聖火体 導眼の化身によって成り立っていて
07:40ビノコニーの全ての生命の願いが 一つになった時にだけ現れるの
07:45今それは人々の夢の中で眠りたいという願望によって とても強固になっているわ
07:54破壊するためには
07:58ビノコニーの全員に 夢から目覚めたいと思わせる必要がある
08:05問題はどうやるかよね
08:08人間が抱く美しい幻想への憧れは ほとんど執着に近くは
08:16その真理は無意識のうちに 残酷な真実に抵抗するのよ
08:24私だってわざわざ彼が完全に無防備として 生きることを願っているんだ
08:31彼自身に真実を明らかにさせることで ようやく目覚めさせることができたんだから
08:41でもビノコニーの全ての人となると
08:47それほどの規模の人たちに 同じ意志を持たせるなんて
08:52とんでもなく難しいことでしょうね
08:56ああ この計画はアイオンを復活させるのと 同じくらい難しいかもしれない
09:05だがそれでも黙って 見ているわけにはいかない
09:12アイオンを復活させるのと 同じくらい難しいかもしれない
09:17だがそれでも黙って 見ているわけにはいかない
09:23これは宇宙の存亡に関わる危機なんだぞ 数字なんかにこだわってる場合か
09:31ブラックスワンのおかげだ
09:34大したことはしてないわ ビノコニーにいるメモキーパーたちに感謝するのね
09:43あなたの三人の仲間も それぞれの夢から目覚めたはずよ
09:50これは計画の第一歩だ
09:53ガーデン・オブ・リコレクションの助けを借りて あなたたちのように強い人々が徐々に夢から目覚める
10:02目覚めた自由意志は エナの夢を揺さぶる不協和音になるだろう
10:09だがこれほど大きな無協を前に 数十人では数が少なすぎる
10:16短時間で数十万 数百万単位の自由意志を目覚めさせるために 他の方法を考える必要があるな
10:24内部からの突破が難しいなら 外部に助けを求めればいい
10:30奥室に満ちた星系であるアスデナには 共感覚無協という不思議な現象がある
10:38それは初めてここを訪れた時
10:43ほとんどの人は別の誰かの思考の中に現れ 同じ夢を共有するというものだ
10:51そして今この瞬間 アスデナ星系には一つの夢しか存在しない
10:58つまり大勢の星間旅行者が アスデナ星系に調約してくれば
11:03彼らの自由意志がこの夢に混ざり その基盤を揺るがすことができるということか
11:10でも呼び寄せた人たちが美しい夢に落ちて 帰って秩序の土台となってしまう可能性もあるわ
11:20本当に難しいのは あなたたちのような強い意志を持った人たちを
11:28どうやって短時間で集めるかということね
11:33……
11:35どうやら 決命玉鳥を使うしかなさそうだな
11:40いや、その必要はねえよ
11:43先週同盟を動かすまでもねえ
11:47一生に一つしか使えねえ宝物は大事にとっておけ
11:51数千、数万の自由意志?
11:55なお、巡回レンジャーに任せろ
12:00まさか、巡回レンジャーを集められるのか?
12:05外の連中は巡回レンジャーは寝室鬼ボスで 互いに連絡も取り合ってねえと思ってる
12:12実際は、まあその通りだな
12:15だからこそ、ある暗黙のルールがあるんだ
12:20ヨビ、これが何だかわかるか?
12:24私が返した遺物だな
12:28ああ、これの持ち主はあんたに教えたはずだ
12:33こいつは巡回レンジャー以外には何の価値もねえ
12:37本来の持ち主のとこに戻って 初めて力を発揮するってな
12:42なぜならこれは服装品で
12:45巡回レンジャーのために輝かしい閃光を上げた 英雄しか持つ資格がないからだ
12:51こいつの光が宇宙に現れたなら
12:54それは巨星の墜落を意味する
12:58そして、その方角では
13:01無数の流星が空を切り裂く
13:05それは集結する巡回レンジャーの火花だ
13:09やすらは銀河の各地から駆けつける
13:12理由を問わず、退化も問わず
13:15ただ俺ら共通のラインを守るためだけに
13:19遵守の規制は一番長い夜にしか落ちねえ
13:24そしてその後には、黎明が訪れる
13:29俺らは長いこと沈黙してた
13:32宇宙の臆病者、ダニ、圧勝者共に
13:37巡回レンジャーの名を思い出させる時が来たんだ
13:41俺が最初の一撃をぶちかましてやるぜ
13:45無況が揺らいだら、計画の第二段階は私に任せて頂戴
13:50長和の歌声で深い眠りについている人たちを調律して
13:55開拓の不協和音を彼らの心に伝える
13:59そして現実への方向を示すわ
14:03人間には強い人と弱い人がいるけれど
14:07開拓が英雄の使命であるなら
14:10長和の責任は強きを持って弱きを助けること
14:15ピノコニーの救世主は
14:16ピノコニーの人々自身でなければならないの
14:21それぞれの幸せも道も彼ら自身の手で切り開くべきよ
14:27私は七死人ではないけれど
14:31必要とする全ての人に空へ飛び立つ勇気を伝えたい
14:36もちろんその中には兄様も含まれてるわ
14:41エナの夢は兄様にとっても
14:44全ての人にとってもあまりにも残酷だもの
14:49綿密な計画のように聞こえるけど
14:53少し理想を語っているだけのような感じもするわね
14:59人間の弱さは一丁一石で克服できるものじゃないわ
15:06そうした努力だけで
15:09本当に全ての人の気持ちを変えることができるのかしら
15:15そうだな
15:17だから計画で一番大事なのは
15:20全ての人の気持ちを変えることではなく
15:24全ての人に自己救済を選ばせることだ
15:31うーん、つまり最後はやっぱりあなたの出番ってわけね
15:39ハルモニア生化体の力は司令と変わらないから
15:44結局は対等な力で立ち向かう必要がある
15:49美しい夢を覆す最後の段階は私がやろう
15:57そう言ってもらえると本当に心強いわ
16:02役割分担が決まったんなら
16:05それぞれの戦場に向かおうぜ
16:08さあ、大仕事の始まりだ
16:15うん、少し二人で話せるか
16:20もう一つ説明しておかなければならないことがあるんだ
16:26この盛大な宴はもうすぐ終わる
16:30ここは最後の舞台への出発点であり
16:34かつてはピノコニーの全ての物語の出発点でもあった
16:39あなたのことは信じている
16:43が、出発する前にもう一つ話しておきたいことがある
16:50あなたは知っておくべきだ
16:53果てしない夢の中で
16:56私があなたたちと状況を打破する鍵を見つけられたのは
17:02すべてある人物の献身と努力と
17:06ある人物の献身と努力のおかげだということ
17:12その人物こそホタルだ
17:16夢から目覚めた彼女は星の海で列車を見つけ
17:22秩序の残党に関する情報を教えてくれた
17:26それには脚本の助けもあったのかもしれないが
17:31その代償は
17:33あなたも知っての通り
17:36密行者であるホタルは私たちとは異なる方法で無情に入った
17:42ホテルのドリームマシーンやファミリーの助けもない
17:47彼女が夢から目覚める唯一の方法は
17:51本当の死だけだったんだ
17:55どうか彼女の意思を無駄にしないでほしい
17:59これは私たちが全てに勝たなければならないということではなく
18:05私たちの決意が
18:08あの勇敢な少女に恥じないものでなければならないということだ
18:15この雨は
18:19どれくらい続いている?
18:23私の記憶が正しければ
18:26おそらく数年、数十年
18:31あるいは数百年といったところか
18:36遵守の意思は命が尽きても消えることはないが
18:41幸い、ついに亡者の魂を導くことができた
18:46これでもう生前英雄だった彼らが虚無の傀儡になることはない
18:52見ろ、海面の影は全て消えた
18:57覚えているか?
19:00亡者の無念が全て晴れれば
19:04空も晴れるといったことを
19:08だが
19:11雨はまだ止んでいない
19:16それでも
19:18まだ止んでいない
19:22そうだ
19:25一体なぜなんだ?
19:30この雨は
19:33なぜ私を選んだ?
19:37それは
19:39まだ無念を晴らしていない人がいるからだろう
19:44凡人が運命の道を歩むというのは
19:48水に乗って水面を渡るようなものだ
19:53曲がりくねった跡を残しながら
19:56可能性という名の無数の波紋を広げていく
20:01一瞬にして過ぎ去る人間の一生に比べ
20:05こうした波はいつまでも消えることはない
20:10そして中には
20:12その存在の痕跡が強烈すぎて
20:15その一筋の波に
20:17自分の影を残してしまう者もいる
20:22決在霊
20:24運命の孔人の執念
20:27それは
20:28いくつの影から生まれ
20:31自らを当事者だと思い込み
20:34無意識に孤人の生前の行いを繰り返す
20:39それは虚無から生まれ
20:41虚無へと向かい
20:43無意味な生涯を送る
20:46そんな虚しい幻影の一つが
20:51私と一緒に
20:53長い日々を過ごしてきた
20:57うむ
21:01そうだったのか
21:05私は
21:08もう死んでいるのか
21:11そうだ
21:14君は
21:16私を見守ってくれているのか
21:21そうかもしれないな
21:25私の役目は
21:27黄泉の森人だから
21:30虚無の深淵への道を守り
21:33その中に落ちたがらない全ての命を
21:37こちらの世界に戻れるように導く
21:42だが
21:45それが死者たちの望む結果だとしたら
21:51それでも
21:53君は変えたいと思うのか
21:58わからない
22:00ただ
22:01かつてある人がこう言っていた
22:05いつか自分がこの世を去る時が来たら
22:10誰かが墓前に花を手向けてくれることを願うと
22:17たとえ
22:19それに意味がなくてもか
22:24たとえ意味がなくても
22:26やらなければならないことはある
22:30似たようなことは
22:32私も多く経験してきた
22:36手を出せ
22:38そして目を閉じるがいい
22:41私が
22:43あなたの願いと共に歩み続け
22:46それを叶えよう
22:49この死界にある最後の無念を晴らすには
22:52そうするしかない
22:56私は
22:58また彼らに会えるのか
23:03ああ
23:04きっと
23:07なぜなら
23:08それを教えてくれたのは
23:10あなた自身だからだ
23:14あの列車のこと
23:16かつて二人の仲間がいたこと
23:20集会で終わった開拓のこと
23:23死線をくぐり抜けたこと
23:26巡回レンジャーと出会ったこと
23:30そして
23:31もう二度と戻れない故郷
23:34ピノコニーのこと
23:38そうだ
23:41何度も
23:43ファミリーに門前払いを喰らい
23:48通り過ぎることしかできなかった
23:53だが
23:55私の仲間が
23:59まだそこにいることは分かっている
24:04たった一人で
24:08ミハイル
24:11まだそこにいるのだろうか
24:16この手を取り
24:18ついてきてくれ
24:20そろそろここを離れよう
24:24あなたは長い
24:26とても長い道を行くことになる
24:30辺りには暗闇が広がっているが
24:33恐れることはない
24:35その道の果てには
24:37必ず
24:39一末の赤が見えるから
24:43それは存在の色だ
24:46それを追いかければ
24:48自ずと進むべき道が分かる
24:52そして最後には
24:54あなたたちは
24:56きっと太陽の下で再会することができるだろう
25:02ありがとう
25:05死が
25:07あなたの長い夢を終わらせることを
25:13そして
25:14目覚めの世界へと導くことを願う
25:20存在の地平線へようこそ
25:24ここは眠る無双者の
25:27無数にある姿の一つであると同時に
25:31目覚めた人々が
25:33虚無に別れを告げる出口でもある
25:37ここで最後のお別れをしよう
25:42生命体はなぜ眠るのか
25:46私たちはまだその答えを見つけられてないが
25:50もうこの夢から目覚めようとしている
25:54あるいは
25:56それが答えなのかもしれないな
25:59ここから出て
26:01来た場所へ戻るんだ
26:04そして
26:05ピノコニーを夢から目覚めさせよう
26:11ただろう
26:13私たちの計画は
26:15全ての人の気持ちを変えることではなく
26:19彼らに自己救済を選ばせることだと
26:24あなたは人はどういう時に
26:27自己救済を選ぶと思う
26:30答えは
26:31窮地に陥った時だ
26:35深い海で溺れている人のように
26:38人間の体と心は重圧がかかると
26:43苦痛 迷い 絶望が生まれる
26:48だが私は信じているんだ
26:52たとえ人間の弱さゆえに
26:55彼らが歩みを止めたとしても
26:58本当に前に進めなくなった時
27:01人は必ず自らを救おうとすると
27:07そして今
27:08ピノコニーには
27:10彼らを導くのに十分な英雄たちがいる
27:14この利己的な本能があるからこそ
27:17無駄な抵抗だとわかっていても
27:20人々は全力で足掻く
27:24馬鹿げていると思うかもしれないが
27:27これも一種の構想なんだ
27:30そしてあなたは人々に道を示してくれ
27:35救世主としてではなく
27:37普通の人間の中にいる七死人として
27:42そうすればあなたたちはきっと
27:45太陽の下で再会できる
27:50雨が強くなりそうだな
27:54別れる前に最後にいくつか質問させてほしい
28:00これまでの美しい夢の中で
28:03あなたは多くの人々
28:06多くの出来事と固い絆を築いてきた
28:11その絆を自ら断ち切ることに
28:15恐怖は感じるか
28:23仮に巨大で現実との区別がつかないほど
28:28リアルな無境があったとしよう
28:32そこには別れがなく
28:34誰もが満足感と幸福を得ながら
28:37永遠に楽しく生きていくことができる
28:42あなたはその中で暮らしたいと思うか
28:49ならその美しい夢が壊れ
28:54あらゆるものが消えてしまうとしよう
28:57友人、家族、赤の他人
29:02そして爽やかな風
29:05空を飛ぶ鳥、星々
29:09最後にはあなた自身も
29:13全員、彼らの記憶の中の全員
29:18その笑顔も涙も
29:20果たした約束も果たせなかった約束も
29:25最後には全てが定められた結末に向かっていく
29:31旅立ちの時からその旅の終点を知っていたとして
29:37あなたはそれでも旅を始めるか
29:44そうか、よかった
29:48重要なのは答えではなく
29:51あなたが決断を下したということだ
29:55耳で聞き、手で触り
29:58頭で考えることで感じ取れるものがある
30:03それを大切にして感じることで私たちは存在できる
30:10これは虚無を前にした人間に出せる唯一の答えだ
30:16もし虚無が生命の最も原始的な恐怖であり
30:21どんな崇高な信念も
30:24その巨大な影の下では取るに足らないものになるのなら
30:31その影の後ろにはきっと
30:34世界で最も激しい光源が存在しているに違いない
30:44全ての命が死に向かって激しく成長するように
30:50私たちは虚無の果てに向かって
30:54その最初の光を追いかける
30:59虚無の中にいながら
31:02人々が虚無から離れていくのを見守る
31:08なんと馬鹿げた
31:11無意味な使命なのか
31:15だが必ず誰かが果たさなければならないことだ
31:21あなたの言う意味については
31:25そんなものがなくても私は今日までやってきた
31:31君が切り開いた未来が
31:36自分のものではなかったとしても
31:41私の未来ではなかったとしても
31:44きっと他の誰かの未来にはなるだろう
31:49君の過去はどんなに辛いものだったんだろうな
31:57なら私も意味のないことをしてみるとするか
32:06最後に君の名前を教えてくれ
32:14もしかしたら
32:18次の瞬間には私の存在が消え
32:25この会話も君の答えも忘れられるかもしれない
32:34だが私は信じている
32:41君の名前は誰かに記憶されるべきだと
32:49この宇宙はきっと君の名前を忘れないだろう
33:02思い出すのが難しいこともあるが
33:06一方で忘れられないこともある
33:11それが記憶というものだ
33:15過去によって作られ
33:17遠い未来に意味を持つ
33:21今でも覚えている
33:24それは私の旅の始まりであり
33:27人生における赤の根源であり
33:32全ての嵐の中で最も激しく情熱的なものだった
33:40それが私の名前
33:45ライデン・ボーセンモリ・メイ
33:55今時期の夢が動き始める
34:00これから訪れる夜
34:03あなたは挫折を味わい
34:05悲劇を目にするだろう
34:09やがて世界はモノクロになる
34:14そこには一抹の赤が現れる
34:18すぐに消えてしまう
34:20だが信じてほしい
34:22あなたが決断を下す時
34:25その赤が再び現れる
34:30その赤が再び現れる
34:46この言葉の意味をよく噛み締め
34:50目覚めの世界へ帰るといい
34:56俺たちが探している答えはそこにある
35:19歌う
35:25歌う
35:30秩序の楽章の中にもう一つの声が現れた
35:39ピノコニーの最初で最後の不協和音
35:47私たちが孤独でなかったのは
35:50なぜ別々の道を歩むことになったのでしょう
35:54最後の交渉はこれで終わりです
36:02全ての創造は終わり
36:06無儀の日に至る
36:10哲学の大事
36:13万象を再構築するのです
36:19あなたたちの楽園が
36:21より多くの人を救えるのなら
36:24その手で私の進む道を立ってください
36:28兄様
36:30人間の弱さは他人に救えるものじゃないわ
36:34その神の肉体を持って
36:37我が楽園の礎となりなさい
36:41なぜ
36:44生命体が眠るのか
36:48それは
36:50いつの日か
37:03夢から覚めるためだ
37:07やはり夜は
37:10短すぎる
37:18兄様
37:20夢から
37:22夢から
37:24夢から
37:26夢から
37:28夢から
37:30夢から
37:32夢から
37:34今
37:36夢から
37:38覚める時よ
37:44お兄ちゃん
37:46お星様も
37:48いつか死んじゃうの?
37:51どうしたんだい
37:53急にそんなことを聞くなんて
37:56だって
37:58あの小鳥の形をした星座が
38:01少し暗くなった気がして
38:04あの
38:06ハードイーグル座?
38:10ああ
38:11あれは
38:12ハードイーグル座だね
38:14大丈夫
38:16あの星座はまだあそこにあるから
38:19ただ
38:20ピノコニーからだと
38:22春と夏が交わる時にしか見えないんだ
38:26でも
38:27さっきの質問の答えは
38:30うん
38:31僕は
38:33星も人と同じように死ぬと思う
38:37ところでロビン
38:39知ってるかい
38:41どの星の光も
38:43今のものじゃないらしいんだ
38:46僕たちが見てる星空は
38:49ずっと前に星が放った光なんだって
38:53その光は
38:55星が死んだ後も
38:57数百万光年の旅を続け
39:00数百万年の時をかけて
39:03他の世界の夜空を照らしてる
39:07僕たちの楽園にも
39:09同じように光る星が一つある
39:13その星が照らす時間は
39:16永遠
39:18その名前は
39:20幸福だ
39:23違うわ
39:24一つだけのはずない
39:26きっと二つ
39:28空いっぱいの星に決まってる
39:33うん
39:34そうだね
39:37お兄ちゃん
39:38指切りして
39:41わかった
39:42指切りで約束しよう
39:45僕たちの理想は
39:47どんなことがあっても
39:49変わったりしないって
39:53うん
39:54約束よ
40:01この声が聞けて嬉しいわ
40:04今回の宴の最大の黒幕として
40:08勝者になったのね
40:10おめでとう
40:12わざわざからかうために電話してきたのかい?
40:17まさか
40:19ただ
40:20今回も負けなかったことを残念に思っているだけ
40:26たった一人で狼の巣に入り込み
40:29ドリームリーフの真実を掘り出した上
40:33あの純美の騎士の助けを借りて
40:36無事に帰還するなんて
40:40それと
40:42あなたが開拓のお友達から手に入れた録音だけど
40:47この賭けで最も価値のある離退になったわよ
40:52でもそれを勝ち取る代償として
40:56奇跡を一つ失うのは
40:59ちょっと高くつきすぎね
41:03ついさっきダイヤモンドが
41:05あなたについての会議を開いたわ
41:09予想通りだね
41:12それでダイヤモンドは僕を降格させるつもりなのかい?
41:17それともこのまま銃の石心から追い出すつもりとか?
41:26せっかくの機会だから
41:29賭けてみたらどう?
41:31いいだろう
41:33じゃあこっちは
41:35彼が僕をP46に昇進させる方に賭けよう
41:42ふーん
41:44それで何を賭けるの?
41:48本気でやるつもりかい?
41:51それなら何も賭けたくないな
41:54君が相手じゃ何もかも失うことになりかねない
41:59ま、遊びで賭けるなら
42:03そうだね
42:05僕たちが初めて会った時と同じように
42:09この命を賭けよう
42:12面白いじゃない
42:15でも結局はダイヤモンドが決めることだから
42:19誰も事前に答えを知ることはできないわ
42:23今ピノコニーに向かってるの
42:26後のことが片付いたら一緒にピアポイントに戻って
42:31答え合わせをしましょう
42:34僕の方はしばらく何もすることがなさそうだね
42:40これは休暇を楽しんで構わないってことかな
42:45ええ、私とトパーズに任せて頂戴
42:50おかげさまで秘衰がファミリーの拠点に運び込まれた瞬間
42:55カンパニーの準備は整ったから
42:58蒔いた種は既に根を張り、芽を出したわ
43:04そして収穫の時が訪れる
43:10おや?
43:16今日はこの辺にしておこう
43:19ちょっとお客さんが来たみたいだ
43:23はあ、今日は珍しいことが続くな
43:27巡回レンジャー・ケン
43:29指名手配班が自らやってくるなんて
43:33君、カンパニーの艦隊の前で社員を二人殺したろ?
43:40それが何を意味するのか、分かってるのかい?
43:46ホーリー・ウーヴァー
43:48あいつらにはちょっと眠ってもらっただけだ
43:52そんなんで脅そうったって無駄だぜ
43:56俺が倒したカンパニーの犬の数は
43:59あんたが今まで絞り取ってきた余剰価値より多いからな
44:04手配所にいくつかゼロを足されたところで
44:07痛くも痒くもねえ
44:10実はあんたに聞きたいことがあるんだ
44:15正直に答えてくれ、サモナイト
44:19今ここで俺の弾丸とキスすることになる
44:27教えろ
44:29オスワルド・シナイダーはどこにいる