ウクライナ、射程700キロのドローンミサイル初号機を受領

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、同国防衛軍に「ペクロ（地獄）」ドローンミサイルの初号機が配備され、戦闘での成功を収めたことを発表しました。

発表の中でゼレンスキー大統領は、この装備の戦略的重要性と、軍事作戦での生産・使用拡大の計画を強調しました。「現在の目標は、このミサイルの生産と使用をさらに増やすことです」と述べました。

また、大統領はウクライナの防衛産業に携わるすべての人々に感謝の意を示し、これらの貢献が外国からの侵略に対する抵抗で果たす重要な役割を認めました。

「ペクロ」ミサイルは、ウクライナの軍事近代化のさらなる進展を示しており、自国防衛能力と戦場での技術革新を強化するものです。

公式な仕様によると、「ペクロ」ドローンミサイルは時速700キロに達し、作戦範囲は700キロメートルです。電子戦に対する耐性を向上させるための改良が進められており、運用特性の改善と目標精度の向上も図られています。また、新しい弾頭バリエーションが開発されており、攻撃可能な目標の範囲を広げることを目指しています。

ウクライナ、射程700キロのドローンミサイル初号機を受領。写真と動画：Telegram @United24media

公式には「ドローンミサイル」として分類されていますが、「ペクロ」はより小型の巡航ミサイルに近いデザインを持っています。公開されている画像に基づくと、ミサイルの長さと翼幅は約2メートルと推定されています。

弾頭の重量は50キログラムを超えないと考えられており、これはそのサイズによる制約によるものです。同様の設計を持つ兵器「バラクーダ」との比較も行われています。

写真と動画：Telegram @United24media