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00:00I lost my wife, Kanta, but that's the story of my world.
00:10Kanta's world in...
00:13I'm dying, and my wife is living in the same time.
00:23Parallel world.
00:25夜遅く、その2つの世界は数分間交わり、
00:30私とKantaは、この部屋でだけ会うことができる。
00:35でも、別々の世界を生きることになって、はっきり分かった。
00:41私たち、ずっと前からずれてたんだ。
00:45ちゃんと向き合うことから逃げてた。
00:48ジャンクなお菓子とか、脂ぎっとぎとのチキンだって食べたいし、
00:52お酒だって自分のペースで飲みたいそれは夏目の健康のことを思って1日3分しかない私たちが夫婦になるのは難しいよ何言ってんの?
01:05Kanta...
01:08今までありがとう。
01:16あれから夏目は、ミックスに現れなくなった。
01:21それ、こんな時間に?
01:31夏目のこと、何も分かってなかった。
01:36妊活のために基礎体温も切ろう。
01:39もういい加減にして!
01:41あ、ちょ、それ油性だよ。
01:45ずっと思い込んでた。
01:49夫婦は1つの世界を2人で生きるものだって。
01:52ひき逃げ事件の車が10キロ先の林で見つかった盗難車だった。
02:05冤婚による殺人だと俺は見立ててる。
02:08誰かに恨まれてたってこと?
02:11やっぱりおかしい。
02:132つの世界の同じ時間、同じ場所で別々の人間が殺された。
02:18あっちでは私、こっちではカンタ。
02:22なんでずれてんの?
02:25もう、よく分かんない。
02:28犯人は2人とも恨んでいた。
02:31じゃあ、次は私?
02:34じゃあ、次は私?
02:36やっぱりおかしい。
02:372つの世界の同じ時間、同じ場所で別々の人間が殺された。
02:40あっちでは私、こっちではカンタ。
02:44なんでずれてんの?
02:46もう、よく分かんない。
02:49犯人は2人とも恨んでいた。
02:53次は私?
02:55ってことは、カンタも危ない。
03:00夏め、本当にこっちに戻ってこないの?
03:06うーん、考えたんだけど、こっちでやらなきゃいけないこともあって。
03:11そう?
03:13まあ、夏めのことだから、いろいろ考えがあってのことだと思うけど。
03:19うーん。
03:25夏め、来てくれてありがとう。
03:30結婚生活3年、本当にごめん。
03:32もう自分だけの世界に行きない。
03:34いろいろ思い込んで押し付けたり関係したりしない。
03:37頭上げて。今それどころじゃないの。
03:39いや、自分の言ったこと覚えてる。
03:42俺めっちゃ反省してるんだから稔おじさんそっちは来てないの稔おじさんの話今どうでもよくないごめんおじさんは葬式の後に一回線香あげに来たかなえっ?
03:57ああこれ捨てることにしたむざかったよね?
04:03かんた、まだ何も知らない。
04:05同じタイミングで稔おじさんは来てないってこと?
04:09変更?ただの引き逃げじゃなくて。
04:14おじさん、定年近いし一人で捜査したらしい。
04:16ってことは二人とも恨まれていた。
04:18だとそりゃ夏めが危ない。
04:20かわはらか?
04:24夏めのどこを憎んでたんだよ。
04:26おいおい。
04:27あんた何やってんだよ。
04:28あんたがやったんだろ。
04:29夏めの何を恨んでた。
04:31夏めを返してくれよ。
04:34お前がこうしたんだろ。
04:36夏めが何をした。
04:38なあ。
04:39おい。
04:41ねえおじさんがどうかしたの?
04:46聞いてる?夏め。
04:49ああ。
04:51ギトギトのチキンねえ月に。
04:54今カンタに伝えたら暴走して犯人を刺激しちゃうかも。
05:01もう少し自分で探ってみよう。
05:05これはお互いを亡くし別々の世界を生きることになった夫婦が毎晩少しだけ会える物語私たち夫婦を恨む人物の心当たり
05:32恨む人物仕事関係まさかちょっ何やってんのSNSのアカウント忘れてたはあ
06:00夫でCMディレクターの波川カンタが令和7年4月1日に永眠いたしました。
06:09ここに生前のご向上に信謝し慎んでご報告申し上げます。
06:15もっと私たちらしい言葉がありそうで。
06:27不法なら別に硬くていいんじゃないですか?気持ちは分かりますけど。
06:36ごめんね。
06:39ああ信じられないけどそれが事実なんだよな。
06:45はい。なのでご協力よろしくお願いします。
06:50マジか。
06:52皆さん夏目がいつもお世話になっております。
06:56私の叔父でもある平田刑事です。
06:59平田です。よろしくお願いします。
07:02お願いします。
07:03渋い。和製に凝らす。
07:05刑事。
07:07刑事。生で見たの初めて。
07:10寒太君が何かトラブルらしきものはありましたか。
07:19ディレクターとしてみんなをしっかりと引っ張ってくれていたように私は感じています。
07:23刑事はやりたいことにまっすぐなやつなんです。
07:25夏目さんのことも大好きすぎるくらい大好きで。
07:29トラブルって程でもなかったと思います。
07:32実は通勤のことで気になることが出てきてな。
07:36うん。
07:37カンタ君は会社以外のところに行くとき、違う駅を使うこともあったんだよな。
07:43撮影のときとかそういうこともあるね。
07:47あのY二郎左に行くと事故現場だったよな。
07:52うん。それが?
07:54犯人の車は毎朝あの現場で待ち伏せをしていたってことなのか。
08:01それともそれがちょっと疑問でな。
08:08しかし夏目は幸せ者だな。
08:13カンタ君、本当にいい旦那さんだったんだな。
08:18悪口とか憎まれ口を叩く人は一人もいなかった。
08:23監督さんだから細かすぎたり、強く出るところもあったみたいだけど、
08:29仕事はできる人だったんだもんな。
08:32うん。そうだね。
08:35あ、それと夏目への敬語の件だけど、明日から私がしようとして生きると思うから。安心して。
08:43分かった。ありがとう。
08:44うん。
08:46突然、婚なんて言われてもな。
08:49はい。もちろん知る必要はあるんですけど、今私ができることも限られてますし。
08:58そうだよな。
09:00夏目も気をつけないとな。
09:02はい。
09:03あ、明日からは叔父が来てくれるので。
09:05そうか。
09:06あの刑事さんがいるなら大丈夫か。
09:08うん。ありがとうございます。
09:10ええ。
09:11ああ実は生前夏目とケンカしちゃってそれが心残りでして。
09:25なるほどな。
09:27仕事を家に持ち込んだことか。
09:30はい。
09:31監督としての自分を家に持ち込みすぎたのかなって。
09:34夏目のことを自分のいいように管理しちゃったりして。
09:38まあそういうこともあるよな。
09:41悲しいかな俺たちは仕事に生きちゃってるわけだし。
09:45せいぜん、うちのカミさんもしょっちゅう言ってたよ。
09:48管理しないで。スタッフじゃありません。
09:52ああ。
09:54ああ。
09:55まあしょうがないよな。
09:58この業界で生きていくためには、自分ってものを持ってる必要があるし。
10:03細かいこと言っちゃうのは夫婦ならではだろ。
10:06あんまり自分を責めんな。
10:10ありがとうございます。
10:16うん。
10:17おいしいっすね。
10:18意外とな。
10:22こんなこと。
10:23えっすね。
10:30ちょっと。
10:42しても幸せいいけだらしい。
10:48えっすね。
10:49I don't know.
11:19Hey, what's up?
11:21I'm sorry, I'm sorry.
11:23Hey?
11:24I'm sorry.
11:25What's up?
11:26What's up?
11:27I'm sorry.
11:28I'm sorry.
11:31Okay.
11:32Please do.
11:38I told you the situation.
11:40The police will be here with this patrol.
11:45I was connected to my uncle.
11:48I didn't know.
11:49I'll see you later.
11:51I'll see you later.
11:52I'm still in the car.
11:54I'm still in the car.
11:55And then?
11:56You're still in the car?
11:58That's it?
11:59That's it?
12:01That's it?
12:02That's it?
12:04That's it?
12:05That's it?
12:06That's it?
12:07No, no, no, no.
12:09I'm sorry.
12:11Sorry.
12:12There's a business hotel in the area.
12:17I'll see you later.
12:18I'll check it out.
12:20Yes.
12:21I'll wait a minute.
12:24What?
12:25I don't know.
12:26I'll tell you quickly.
12:27I'll tell you.
12:29I'll tell you.
12:30No.
12:31I'll tell you.
12:32I'll tell you.
12:33I'll tell you.
12:34No, no.
12:35You're scared.
12:36You're here.
12:37I'll tell you.
12:38I'll tell you.
12:39I'll tell you.
12:40What?
12:41You're here, when you get your bed,
12:42it's probably possible?
12:43Oh, I'll tell you.
12:45That's right.
12:46So you're right.
12:47Yes.
12:48Please.
12:49I'm sorry.
12:50No.
12:51森谷さん、3分以上は入りますよね? 3分? 3分以上は?ですよね。 何その確認?いや、ごゆっくり着替えは置いておきましたから。 ありがとう。
13:09夏目、来てくれてありがとう。 やっぱり俺が悪かったらごめん。 なんというか、監督としての自分を家に持ち込みすぎてた。 あのさ、聞いて。 私さっき、黒い服の男に襲われたの。 えっ? 森谷さんが助けてくれて。 どういう状況? カンタ、私たちきっと、あいつに殺されたんだよ。
13:34実るおじさんが教えてくれたの。 ただの引き逃げじゃなかったって。
13:39誰かに恨まれて殺された。 冤婚なの。
13:45冤婚? それでこないだおじさんの話。
13:50こないだ、うちに来て説明してくれた。
13:53こっちには来てないけど。
13:55だよね。 とにかく、お互い犯人を見つけないと。
14:01お互い、見つけられればいいけど。
14:04えーと、こっちの世界はこっちの世界だし。
14:07ど、どういうこと?
14:08うん、だから。
14:10犯人を見つけるっていったって、どうやって?
14:20あ、おじさんから折り返しあったの?
14:22はい。
14:24今日は厳しそうです。
14:26そうか。
14:27はい。
14:29カンタ、足長いんだな。
14:32昨日、いろいろこんがらがってたから、自分なりにまとめてみた。
14:42うん。
14:43つまり、冤婚だと普通一人が狙われるものなのに、二つの世界で被害者がずれてる。
14:49ってことは、二人とも恨まれていた。
14:52次は俺、もしくは夏目が殺されるかもしれない。
14:56実際、私は昨日襲われた。
14:58あ、そう。
14:59だから、こっちの世界でもみのるおじさんに会いに行って一緒に犯人を探す。
15:04お互い、先に見つけたほうが速攻で教える。
15:07それが、お互いの命を救うことにもなる。
15:13そう、昨日それが言いたかったの、私。
15:16やっとわかった。
15:17さすがカンタ。
15:19セイリー、ありがとう。
15:21こういうとき便利だよね、ホワイトボードって。
15:24簡単すぎるぐらい簡単。
15:27二宅おじさんの電話番号教えていい?
15:31夏目。
15:32ん?
15:33ごめん。
15:34え?
15:35ホワイトボード使っちゃった。
15:37いやいやいや。
15:38いいよ。
15:39こういうことなら。
15:40分かりやすい。
15:41そう?
15:42なに、簡単らしくない。
15:44だって、あまりにも簡単らしいカンタだと。
15:48今はいいよ、そういうの。
15:54番号言うよ。
15:55うん。
15:56でも、こっちの世界の実呂おじさん、なんで伝えに来なかったんだろう。
16:09俺にだって会ったことあるのに。
16:11確かに。
16:19驚いたな。
16:21カンタ君、なぜそれを。
16:24おじさん、捜査の方は。
16:27犯人の車を見つけたのではよかったんだな。
16:32冤婚だなんて。
16:34分かるとショックでな。
16:37足が動かなくなった。
16:40もう定年だし、俺には無理だ。
16:46申し訳ない。
16:48あ、あ、ちょ、ちょっと。
17:03おじさん。
17:05やる気出してください。
17:07犯人逮捕したところで、夏目はもう帰ってこないんだよ。
17:12そんなことないです。
17:14おじさん、頑張りましょう。僕、何でもしますから。
17:16俺はね、こういうことを何度も経験してきた。
17:21真実を知ったところで、義官は巻き戻らないんだよ。
17:29刑事失格だ。
17:34大丈夫か。
17:36あのー。
17:37はい。
17:39おっ。
17:40おじさん。
17:41ほうすけか。
17:46あっ。
17:47えっ?
17:48こうちゃん?
17:49ごめん。
17:50でも本気だから。
17:51だから返事は。
17:52うちのブルーベリーの実がなるころでいい。
17:55いやーありがとう。助かったよ。
17:56いえ。
17:57あ、こうすけくん近くに住んでるんだってな。
17:58ああ。
17:59おじさんつけるの難しそうだったな。
18:00機械おんちで。
18:01悪いね。
18:02いやいや。
18:03あ、ありがとう。
18:04手伝ってくれて。
18:05なっちゃん一人暮らしだし、これで安心ですね。
18:06ああ。
18:07じゃあおじさんまた。
18:08あっ、ありがとね。
18:09ありがとうございました。
18:10おじさん。
18:11お疲れ様でした。
18:12お疲れ様でした。
18:13ありがとうございました。
18:14お疲れ様でした。
18:15ありがとうございました。
18:16大丈夫。
18:17お疲れ様でした。
18:18お疲れ様でした。
18:19Well, I'll see you later.
18:37Good evening.
18:44It's okay. It's my house.
18:46Ah,夏目.
18:49ん?
18:50父親ってことにしといて刑事がいるのをばれたくないから。
18:54うん。
18:55あ、畑さん、いつもお世話になってます。
18:59あの、これもしよかったら、和歌山名産のししとうです。
19:03保育園のときのパパ友からたくさんいただいちゃって。
19:06わあ、大好きです。ありがとうございます。
19:09夏目の父です。
19:12いつもお世話になっております。
19:13こちらこそ。
19:15ごめん夏目おじそに会ってきたんだけどまたどうしたの?犯人逮捕したところで夏目はもう帰ってこないんだよ刑事失格だふざけるのよ!
19:37うん。
19:39Oh, my God, I'm sorry.
19:43I'm sorry.
19:46I'm sorry.
19:48I'm sorry.
19:51I'm not.
19:53But...
19:54But...
19:55I'm still...
19:56I'm still...
19:58I'm still...
20:00What are you doing?
20:05Stop it.
20:06I'm not going to find a crime for the last time I'm going to find a crime.
20:10Kanta's thing is that he's going to be trying to find a crime.
20:14Don't you?
20:15I'm not going to find a crime for the last time I'm going to find a crime.
20:29That's it.
20:36Do you know how to meet the two of us?
20:44I just talked about the feeling.
20:48That's true.
20:50自分の世界だけで生きてるのも管理も思い込みも嫌だったでも手奥も犯人を見つけるまで
21:09さよならなんてしたくないずっとそばにいたい
21:13君を思えば思うほど
21:17傷ついたってつないだ手も離さないそばにいさない
21:22私たち夫婦を応援してくださっている皆様
21:25突然の報告を失礼します
21:29夫でCMディレクターの波川勘太が
21:32令和7年4月1日に
21:35永眠いたしました
21:37葬儀は親族や知人
21:40友人の参列で終えることができました
21:43奈美川勘太は
21:49知性と秘めた情熱を兼ね備えた人でした
21:55妻 奈美川夏芽
22:00傷ついたってつないなんてもう離さないそばにいさせて
22:08足りない足りないならアイヤー足りない足りないならアイヤーそばにいさせて
22:181秒でも早く犯人を見つけないとやっぱりなっちゃんのこと守りたい旦那さんにも認めてもらうどんなことでもいいんで情報がありましたら黒服の人物は何をしていた?私もカンタのことを守ってるの夏芽を救いたいんです!
22:47ケテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテ