9月

  • 15 年前
2008年、人類に終わりの日が近づいていた。全人類を一掃する感染ウイルスが蔓延していたのだ。その本拠地となる街では数百万人が感染し、政府はウイルスを封じ込めるため巨大な壁をつくり、民衆を隔離する政策に出る。見捨てられた人々に待つものは“死”のみだった…。
時が経ち2035年。根絶したはずのウイルスが再び姿を現す。政府は緊急会議を開き、“隔離された街”の生存者が写っている衛星写真が発表される。それが意味するもの、それは抗ウイルス剤が存在することに他ならない。政府はスペシャリストチームを結成し、見捨てられた場所へと送りこむことを決定する。リーダーに任命されたのはエデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)。彼女は幼い頃、感染地域の隔離直前に軍用ヘリで救い出されはしたが、その地に母親を置き去りにしてしまった過去を持っていた。
失敗が決して許されないチームは、壁を越え荒れ果てた地へと踏み込んでいく。しかし間もなく出くわした生存者はそれが人類の本能であるかのように凶暴化し、街は暴力と欲望に支配されていた。果たしてシンクレアは抗ウイルス剤を見つけ、世界を救うことができるのか―。

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