映画『つつんで、ひらいて』特報

  • 5 年前
映画『つつんで、ひらいて』特報
是枝裕和・西川美和監督が立ち上げた映像クリエイター集団「分福」に所属し、柳楽優弥主演の劇映画『夜明け』で注目を集めた新鋭・広瀬奈々子監督の最新作『つつんで、ひらいて』。

本作は、空前のベストセラーとなった俵万智「サラダ記念日」をはじめ、1万5千冊以上もの本をデザインした稀代の装幀者・菊地信義と、本をつくる人々を追ったドキュメンタリー映画。美しく刺激的な装幀で読者を魅了し、大江健三郎、古井由吉、浅田次郎、平野啓一郎、金原ひとみら名だたる作家たちに愛されてきた菊地に3年間にわたり密着。手作業で一冊ずつデザインする指先から、本の印刷、製本に至るまでの過程をとらえ、「読者が思わず手に取る美しい本」が生まれる舞台裏に迫っている。

特報には、菊地信義の弟子であり、マイケル・サンデル著「これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」で知られる装幀家の水戸部功や、お笑い芸人で作家の又吉直樹が敬愛する作家、古井由吉などが登場し「紙の本」の現在と未来を語る。

エンディング曲を担当するのは、ドラマ・映画『深夜食堂』のオープニングテーマ「思ひ出」で知られ、広瀬監督の前作『夜明け』や『オーバー・フェンス』など俳優としても活躍する歌手・鈴木常吉。音楽を管弦楽ユニットのbiobiopatataが担当。本をつくる人々の情熱と知恵を追いかけ、紙の本のあらたな可能性を示した、“すべての本好きに贈るドキュメンタリー”が完成した。
2019年12月上旬より公開

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