『エジソンズ・ゲーム』本編映像「電流戦争―エジソンの宣戦布告― 」編

  • 4 年前
『エジソンズ・ゲーム』本編映像「電流戦争―エジソンの宣戦布告― 」編

世紀の発明王トーマス・エジソンと彼と電気ビジネスの覇権を争ったカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの闘いを描く映画『エジソンズ・ゲーム』より、〈電流戦争〉の幕開けとなったエジソンとウェスティングハウスによるメディアを通したビジネスバトルを垣間見ることができる2つの本編映像が解禁された。

本作は、アメリカ初の電力送電システムをめぐる1880年代の「電流戦争」をモチーフにしたビジネスバトル作品。莫大な金が動く特許争奪戦、名誉をかけた裁判、その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引など、エジソンら天才によって繰り広げられた闘いの全貌を活写する。

今回解禁された本編映像「電流戦争―エジソンの宣戦布告―」編では、エジソンが自身の研究所に集まった記者に対し、ウェスティングハウスらをハゲタカと称しながら、「彼のインチキぶりを忘れないように」と絶好調の“口撃”を披露する。そんなエジソンに秘書のインサルも苦笑いを隠せない様子。そして、帰りゆく記者にエジソンはとどめの一撃として、「ウェスティングハウスの(送電)方式は死を招く」と、極端な言葉を飄々とした態度で告げ、記者たちの興味を一気にかき集める。

一方、「電流戦争―ウェスティングハウスの反撃―」編では、「進歩を妨げてはならない。」と真摯な態度で宣言するウェスティングハウス。そこから、「エジソンがすべてのものに自分の名を付けるのは忘れられるのが怖いからだ」、「トーマス・A・エジソンはペテン師だ」とエジソンに反撃。そしてあくまで「私の方式が優れている」と、エジソンの名が入ったナイフを柱に突き刺す姿で映像は幕を閉じる。

この二人の仕事、そして発明への向き合い方が対照的なところにも、監督のアルフォンソ・ゴメス=レホンは想像力をかき立てられたと話している。「ウェスティングハウスは人々の生活を良くしたいという思いしかなく、名をあげることに興味はなかった。対するエジソンは、自身の社会的イメージを意識していた。この脚本には“エゴvs謙虚さ”という問題が喚起されていた」と監督は説明している。

4月3日に全国公開

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