犬・猫の放し飼いをやめてほしい
●犬を飼う場合
・市町村で必ず登録をし、毎年、狂犬病予防注射をうけることになっています。
・おりに入れるか2メートル以内の鎖などでつなぎ、通行人に接触しないようにし、放し飼いは絶対にしないでください。(放し飼いの犬は、野犬とみなし捕獲の対象となります)
●猫を飼う場合
・ペットとして、原則室内で飼育するようにすすめております。
※屋外で放し飼いをすることにより
○交通事故、感染症など猫にとっても危険になります。
○繁殖し野良猫を増やす原因になります。
○庭・畑などを荒らす原因になります。
○ふん・尿による被害など地域住民の方々にも迷惑になります。
犬・猫の飼い方で迷惑行為が確認できた場合は、適正に行政指導を行っていきますので、いま一度、飼い主の方は後々のトラブルを避けるためにも、適正に飼われますようお願いいたします。
https://www.town.shikaoi.lg.jp/gyosei/koe/1515/
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
(IASR Vol. 40 p111-112:2019年7月号)
全国の地方衛生研究所にてRT-PCR法によるSFTSV遺伝子検出検査を実施している。国立感染症研究所では要請に応じて定量的リアルタイムRT-PCR法による遺伝子増幅検査や, ペア血清を用いたSFTSVに対する抗体検査を実施している。
動物におけるSFTSV感染
SFTSVは経卵性伝搬で成ダニから幼ダニへSFTSVが受け継がれる経路(マダニ―マダニ経路)と, マダニが哺乳動物を吸血する際にSFTSVを動物に感染させ, さらに感染哺乳動物を吸血することによりSFTSVを獲得する経路(マダニ―哺乳動物経路)により, 自然界で維持されている。現時点でヒト, イヌ, ネコ(チーターを含む)以外の発症動物は, みつかっていないが, 野生動物ではイノシシ・シカ・アライグマや, 家畜では中国や韓国においてウシ・ブタ・ヒツジ・ヤギ・ウマ等の感染が明らかとなっている(本号6ページ)。
SFTSV感染症発症動物とヒトへの感染事例
ネコやイヌがSFTSVに感染し, 発症するとSFTSに特異的な症状を呈する。これらのネコやイヌに噛まれたり, 直接触れることでSFTSVに感染し発症したヒトの事例が確認されており(本号7ページ), 近年, 発症動物から飼い主, 獣医療関係者への感染が, 大きな問題になりつつある。2017年7月にはSFTSV感染によるチーター2頭の死亡が動物園で発生した。これまで, ネコ120頭, イヌ7頭, チーター2頭でのSFTSV感染症の発生が確認されている。無症状の動物がSFTSVの感染源になるかどうかは不明だが, 動物からヒトへの感染事例はすべて発症した動物からであった。感染予防のために原因不明の病気のネコやイヌには, 直接触れないこと, また, 獣医療関係者は普段から標準予防対策を講じることが重要である(本号8ページ)。
SFTSVに対する血清抗体陽性率調査
国内でSFTS報告数の多い地域の住民を対象に抗体陽性率調査が実施されている。愛媛県では患者発生地域を中心に農業・林業従事者50歳以上のハイリスクグループ694人(男性319人, 女性375人)を対象にSFTSV抗体検査が実施され, 抗体陽性者は1名(陽性率0.14%)であった。鹿児島県でも同様の調査が実施され, 646人の対象者中, 抗体陽性者は2人(0.3%)であった。これらの流行地域の住民における抗体陽性率は高くなかったが, さらなる調査・研究が必要である(本号9ページ)。
今後の課題
SFTSVが自然界に存在する地域で生活する人々は感染のリスクにさらされている。マダニ媒介性感染症ではあるが, ネコやイヌなどの伴侶動物からヒトがSFTSVに感染し, 発症しただけでなく, 死亡した事例もあることが確認されている。国内でも家族内感染が疑われる事例が報告され, 中国や韓国では患者から医療従事者への感染事例も報告されている。職業関連感染予防は重要かつ喫緊の課題である。有効なワクチンや治療法がないことから現時点でSFTSに対しては対症療法がなされており, 特異的な治療薬の開発, ワクチンによる予防法の開発が望まれる(本号10ページ)。現在, 抗SFTSV薬として有効性が期待されるファビピラビルの臨床研究や(本号11ページ), ファビピラビル以外の抗SFTSV薬の研究も行われている。国内ではSFTS確認後6年が経過し, 治療や予防に関する調査研究の必要性がますます高まっている。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrtpc/8982-473t.html
發熱伴血小板減少綜合症
發熱伴血小板減少綜合症(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome, SFTS),是一種新興急性傳染病,於2011年首次由中國大陸報導,發現是2009年開始於當地流行的不明原因發燒性疾病,之後經實驗室檢驗證實是由屬於白纖病毒科(Phenuivirudae)的新病毒「發熱伴血小板減少綜合症病毒(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome virus, SFTSV)感染導致。
SFTS主要是經由蜱蟲叮咬感染,患者發病後第一週多數有發燒、血小板及白血球減少等特徵,亦可能有噁心、嘔吐、腹瀉、頭痛、肌肉痛、淋巴腫大等症狀,並會有出血傾向;發病後第二週可能導致肝臟、腎臟等多重器官衰竭或瀰漫性血管內凝血異常,第三週多數患者走向復原病程,少數重症患者則可能死亡,致死率約5~15%。目前除中國大陸外,南韓及日本亦有確定病例,且中國大陸及南韓均曾報導醫護人員於照顧病患時,因未穿著/配戴適當防護裝備,接觸急性期或死亡病患之血液或體液而導致感染的事件。此外,從中國大陸、日本、南韓等流行病學資料顯示,罹病者多為從事農作工作或年老族群。
實驗室診斷SFTS可依據:(1)自病患之血液、尿液、體液(脊髓液、氣管抽取液等)等臨床檢體以即時定量反轉錄聚合酶連鎖反應(Real time RT-PCR)檢測出病毒核苷酸或以培養方式分離出病毒;(2)以酵素免疫分析法(ELISA)檢測急性期血清中SFTSV之IgM及IgG特異性抗體;或以急性期與恢復期成對血清檢測出SFTSV之IgM或IgG特異性抗體效價呈顯著上升。
https://www.cdc.gov.tw/Disease/SubIndex/Wpss42uAl9aMRA9XDVJGhg
類別
🐳
動物