KWAWE-E13[HD]

  • 3 months ago
Transcript
00:30昨日はちょっと遊びすぎたかもな
00:35カカオの収穫ばかりじゃないって
00:40何かがに優雅に壊してくる
00:45平気な顔でためらいなく嘘をつけ
00:52騙し合い悲しくなった
00:56まだ青く不確かな
01:00重ならない僕にも
01:03変わらない愛を想う
01:07出てき地がわからない
01:10運命的な出会いがしたい
01:15どうせなら遠回りもしたい
01:26チャンネル登録よろしくお願いします!
01:56フミ?
02:01中央に戻られたらお心遣い恐縮ですと
02:06殿下にはくれぐれも
02:09かしこまりました
02:10必ずや若宮殿下にお伝えします
02:21お手伝いしましょうか
02:26カスケ殿はニノ姫様と親しくしておいてなのですね
02:31どんでもない!
02:34けどニノ姫様はお優しい方です
02:38俺みたいな身寄りのない山ガラスにも声をかけてくださって
02:43あの方のためなら俺は何だってできますよ
02:49その後再び当家を訪れるとカスケは行方不明
02:54周囲の者はコキ使われるのに嫌気がさせて逃げたのだろうと
02:59まさに侵入者騒ぎがあった直後だ
03:02このフミも火にくべられる寸前だった
03:06それには何と!
03:24カスケ殿下はニノ姫様と親しくしておいてなのですね
03:29誰にも言わず私に会いに来てほしい
03:33七夕から数えて最初の月のない晩に待っています
03:40目印は赤い着物
03:43赤い着物が飾られていたのは秋殿です
03:46春殿ではありません
03:49汗ビー
03:51あなたあのものをわざと私のもとに
03:54後悔ですマザオ様
03:56私も飾ろうとしました
03:58赤い着物を部屋の前に
04:01でも
04:02私のせいです
04:04着物は私が取り上げたのです
04:07そんなこととは思いもよらず
04:10姫様がわざとなどありえません
04:13お前が止めることくらい容易く想像はできそうなものだが
04:17それとて足られ場にございます
04:20女房の忠義とは大したものだな
04:24カスケは字が読めなかったそうだ
04:27えっ
04:28そんなことがあるのですか
04:31珍しいことではない
04:33特に地方の貧しい山ガラスには
04:36サモモは預かったあなたの文を
04:39カスケに読み聞かせ
04:41返事も代筆してやっていた
04:43ああ
04:45やはり知らなかったのだな
04:50サモモお疲れ様
04:52どうだった返事はもらえた
04:56ありがとう
04:58疲れたでしょう
05:00今日はゆっくり休んでね
05:14サモモの様子がおかしいの
05:18私がゲナンを呼んだこと
05:20知ってしまったみたいなの
05:22サモモは誰かに話すかしら
05:25このことが公になれば
05:27私は宿さがりになってしまうの
05:34私はどうしたらいいのかしら
05:38藤並様
05:44おおむね違いはないな
05:46藤並
05:48藤並様はご体調が優れないのです
05:51殿下とはいえかようなものいいわ
05:57さてそこでもう一つの文だ
06:00それは私がお出ししたものですね
06:03若宮様から初めて文をいただいてうれしくて
06:07すぐにお返事いたしました
06:09そう
06:10私は同じ内容の文を
06:12四家の姫すべてに出した
06:15しかしなぜか返事が来たのは
06:18この一通だけ
06:25春殿に妥協殿下の文が
06:27五木殿
06:29それは誠にございますか
06:31それは
06:32待って五木を責めないで
06:35私が置かれていたから
06:37気が回らなかったのよ
06:39そう知らぬふりで抜け抜けと
06:41よもや浜雄とぐるになり
06:43文を盗んでいたのではあるまいな
06:46浜雄様は文泥棒ではないと思うのですが
06:50何を言う
06:51浜雄本人が言ったのだぞ
06:54自分が文を盗んだと
06:56私も浜雄は無実だと思いますわ
07:00文は厳重に管理されていますのよ
07:03五日宮にあてた文は
07:05一度藤野花殿に留め置かれたのち
07:08それぞれの家の女房が持ち帰るのです
07:11他家の文を横取りする余地などありませんわ
07:15それは浜雄に限らず
07:17私たちも同様です
07:19しかし実際に文は
07:21すべての文は
07:23一度藤野花殿に留め置かれるのですよね
07:26私たちには無理でも
07:29あるいは
07:30えっ
08:00はっ
08:30お姉さん
08:31あの
08:32お忙しい中
08:34押し掛けてしまって申し訳ありませんでした
08:43あっ
08:44あっ
08:45あっ
08:46あっ
08:47今日までお待ちしておりました
08:49文は
08:50文は
08:51文は
08:52文は
08:53文は
08:54文は
08:55あっ
08:56あっ
08:57あっ
08:58あっ
08:59今日までご苦労だった
09:01これをやるから
09:03今すぐ王家宮を去るがいい
09:05あっ
09:06オセビ様ですか
09:08あの方は
09:09あなた様が思っているような方ではありません
09:12あの方は
09:13うるさい
09:14行けと言ったら行くのだ
09:16卑怯な手で
09:17他の貴族候補を落とし入れようと
09:19お前の話だと聞きたくない
09:21お願いです
09:22どうかお耳を
09:26夜が明けた
09:28今すぐ飛んで行きなさい
09:30山ガラスなのだから飛べるのでしょう
09:32危なっ
09:55あっ
09:56あっ
09:57あっ
09:58あっ
09:59あっ
10:00あっ
10:01あっ
10:02あっ
10:03あっ
10:04あっ
10:05あっ
10:06あっ
10:07ご安心を
10:09藤並様はこの滝本がお守りします
10:16知らなかったの
10:18山ガラスならいつでも飛べると
10:21着物が邪魔になるなんて
10:25出て行って欲しかっただけ
10:28汗日の君が困っていたから
10:31汗日の君に嫌われたくなかったから
10:37お前も同罪だ滝本
10:40逃げ回るだけのカスケの首をはね
10:43盗賊の汚名を着せた上
10:45サモモは仲間割れの末に殺されたなどと
10:48真実をねじ曲げた
10:50己の主を守るために
10:53サモモさんの遺体は
10:55半身が人
10:57半身がカラスの姿でした
11:00最後まで必死に飛ぼうとしていたんです
11:09サモモ
11:16ごめんなさい
11:18ごめんなさい
11:23藤並様
11:25おかわいそうに
11:27かわいそう
11:30気づいていたはずだ
11:32藤並があなたに特別な思いを抱き
11:35あなたのために他の姫たちへの不味を隠したこと
11:38はい
11:39私も辛うございました
11:42白玉様やマスホのススキ様に申し訳なくて
11:46けれど藤並様が
11:48私のためを思ってなさっていたことですもの
11:52それを咎めるなど
11:54とても
11:56サモモの件はどうだ
11:58あなたが宿さがりを口にし
12:00藤並に助けをこえば
12:02あれがどんな行動を起こすか考えもしなかったというのか
12:07まさか
12:09藤並様は勘違いをなさったの
12:16なんてこと
12:18私が誤解を招くような言い方をしたから
12:21まさかあのような恐ろしいことをなさるなんて
12:26すべては私のせいなのね
12:29藤並様のご好意に
12:31私が甘えてしまったばかりに
12:34ごめんなさい
12:35藤並様
12:40サモモもカスケも
12:42死ぬことはなかったのに
12:45なんと不運の巡り合わせでしょう
12:51私はあなたの悪意を証明できない
13:15私はあなたの悪意を証明できない
13:22藤宮様
13:24私はずっとあなた様のことを
13:27だが悪いな
13:29私はあなたが嫌いだ
13:38お姉さま
13:48お兄さん
13:51お兄さん
14:21お姉さん
14:27お待たせしました
14:29隅?
14:31何を言うの
14:33昔の名前を忘れたか?
14:35それとも
14:36崖から滑り落ちて
14:37尻を打った表紙に飛んでったか?
14:40この野郎
14:42藤並様
14:44藤並様
14:47本当に
14:49本当にごめんなさい
14:59何時私が隅だって気づいたんだ?
15:03南家に探りを入れた時だ
15:06かつての悪友が姫として東電していると
15:10警告文を送ったのもお前だろう
15:13私の味方になるものは限られているからな
15:17全てお見通しだったとはね
15:24マスホのススキからフミをもらった
15:27お前をかくまっていると
15:29おまけに
15:30してもいないフミ泥棒の罪をかぶっているとな
15:33あいつ
15:35お前は藤並をかばったんじゃない
15:37藤並の出身である西家を守ろうとしたんだろう
15:41西家の仮名に傷がつけば
15:43マスホの受害の師匠になる
15:45頭のよろしい子って
15:48私はマスホのススキを買ってんだ
15:51誰が鬼崎の器かと聞かれれば
15:54間違いなくあいつだ
15:56まあそうだな
15:58だったらなぜ
15:59向こうがお前を袖にするようにしむけた
16:02バレたか
16:03もう一度マスホのススキに求婚しろ
16:06マスホは出家したぞ
16:08まだ間に合う
16:09私が説得する
16:11この先お前を守れるのは
16:13四家の中では西家だけだ
16:15わかってんだろ
16:19ふざけるなよ
16:20お前の命の話を捨てるんだ
16:24ありがとう
16:25
16:33私は現状を変えたいのだ
16:35皇后と近城陛下が歪めてしまった
16:38だが
16:39宗家と四家の関係をあるべき姿に戻したい
16:43それには宗家の中立が重要だ
16:46私が求める鬼崎とは
16:48責務を果たせて
16:50なおかつ四家の力関係に影響を及ぼさない四人だ
16:54わからんこともないがね
16:56そんな都合のいい女がどこに
17:00濱雄よ
17:02私は別にお前を特別に思っているわけでもなければ
17:06恋をしているわけでもない
17:08受害したところでそれは変わらないし
17:11この先必要ならば何人でも即筆を迎え
17:15場合によってはお前を斬り捨てることもあるだろう
17:19だが
17:20お前には不服を唱えることも
17:23私以外の男と深い仲になることも許されない
17:26自分を殺し
17:28ただ私のためだけに生きることになる
17:31すべてを受け入れる覚悟があるのなら
17:34私の妻になってもらえないだろうか
17:38そうきたか
17:41お前は四家のどこにも属さぬ身だ
17:44妻にするのにこれ以上の逸材はいない
17:47四家を敵に回してもいいと
17:50それこそかなったりだ
17:52お前の母親を殺めたのは
17:54知っている
17:56だが問題はない
18:05一つ条件がある
18:08お前の死に水は
18:10私に取らせてほしい
18:13分かった
18:14約束しよう
18:25なぜだ
18:26お前は私にすっかり惚れていると思ったのに
18:30これからは乙女心を学ぶんだね
18:34ふん
18:40痛い痛い
18:41チクショー
18:42滑ってしまった
18:47行こう
18:49スミ
18:50うん
19:05スミ
19:30行ってまいります
19:34うん
19:53結局タルヒに帰るんだな
19:55すみません
19:56やっぱり中央は水が合わないみたいで
19:59お前はいいのかナズキ飛行
20:01殿下には感謝しています
20:03あなたは僕の生まれや家柄ではなく
20:06僕自身を見てくれました
20:08そんなの初めてだったから
20:10感謝される筋合いはないが
20:13気持ちは受け取っておく
20:15ふん
20:32じゃあ、たっしゃてな
20:34はい、スミオさんもお元気で
20:37いずれ会うことになるだろう
20:39あの、僕もう戻りませんよ
20:42金上の勘だ
20:44またそれですか
20:50この際だから言わせてもらいますけど
20:52なぜ金上の座にこだわるんです
20:56この一年
20:57僕はあなたのそばで見てきました
21:00朝廷の権力闘争ってやつを
21:03本当にくだらなかった
21:07朝廷はナツカ様を金上に望んでいるんでしょ
21:10ならそれでいいじゃないですか
21:12ナツカ様を通してあなたも政治に関わることができるんだ
21:16わざわざ自らの命を危険にさらしてまで
21:19金上になろうとするなんて
21:21それは違う、ユキラ、スミオ
21:23僕はあんたを死なせたくないから言ってるんだ
21:35金上、あきらめてください
21:39そうしたら僕はここに残ります
21:41あなたが金上ではなく
21:43一人の宮ガラスになるなら
21:45僕はあなたの配下になります
21:53私から金上であることを奪ったら
21:56他には何も残らない
22:01だったら勝手に死んでください
22:03どうぞ僕の知らないところで
22:05僕の知らないところで
22:22ナツキヒコ、何か見えてるのか
22:35ナツキヒコ!
23:05ナツキヒコ
23:36眼差しは何を問う
23:40語らず真実背負うカラス
23:49舞い上がれ、舞い踊れ
23:53名も無き一途な願い
23:58迫り来る奈落さえ
24:02超えてゆける強さ信じ
24:06羽ばたきゆければ
24:09帰らぬ運命を
24:13選びゆくのなら
24:16幻よ教えて
24:20風の空に誓う
24:29金獣の役目を終え
24:33故郷で過ごすユキヤの前に
24:36一羽のカラスが舞い降りる
24:39新たな出会い、新たな敵
24:43山内に迫る危機をユキヤはまだ知らない
24:49次回、禁断の薬
24:58Thank you for watching!