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00:01午前9時です。
00:02今開門しました。
00:04大阪関西万博が始まります。
00:0655年ぶりの大阪での万博。
00:10184日間にわたる 祭典の幕開けです。
00:152025年4月13日。
00:18いよいよ始まった大阪関西万博。
00:23海外のゲストを迎える空の玄関口が今回のリーダー。
00:28関西エアポート社長山谷義行
00:31世界のお客さんを迎えるファーストパビリオンの役割を果たすわけですね
00:37今年で社長就任から10年目
00:41しかし
00:42その道のりは平坦なものではなかった
00:48社長どうしましょうこのままでは
00:54できることをやるしかない
00:58乗り越えた溝の大災害
01:03そして世界中を襲った新型コロナウイルス
01:12一番ひどい時には92%の売り上げが消失し全く計算外想定外なんですけれども
01:20万博ムードが高まる関空
01:24テレビ初潜入超極秘会議にカメラが入った
01:29関西3つの空港を運営し
01:34今もなお進化を遂げる関西エアポートの舞台裏に迫る
01:40関西リーダー列伝キーパーソンの成功秘話
01:46さあ始まりました関西リーダー列店です今回のリーダーは関西エアポート山屋良幸社長ですよろしくどうぞお世話になりますよろしくお願いしますあのものすごいど素人的な質問させていただいて申し訳ないんですけども空港運営会社の主たる収入源っていうのはやっぱり飛行機の着陸量になるわけなんですか?
02:10昔はねおっしゃるとおり飛行機の着陸量だったんですねリハッ着量最近はね非航空関連収入ってあるんですねこれ主に何かというと年税店の売り上げですお土産年税店そうそうそうはあはあそれ関空の場合大体比率はどんなものなんですか比率はねこれ企業秘密なんですけど言える範囲内で言える範囲内で大体ねやはりね私たちの努力もあったから非航空運営収入を行っていますね
02:40あのやっぱ空港国際空港の場合特に経済波及効果が非常に大きいですので空港が利益を上げていくとそれが関西経済の活性化につながっていきますしひいて言えば日本経済の活性化にもつながっていくということでやはりこの万博にかける経済的な期待度は相当あるんじゃないですか?
03:082020年初頭からコロナでしたねずいぶんと落ち込んでちょうど万博の開幕前にね私たちの空港もそうだしホテルもそうでしょうしあるいはサービス産業全体ねかなり回復してこられたと思うんですねその中で万博を迎えることになりますからねずいぶん期待感が大きいんじゃないかと思いますね
03:28さあじゃあ早速参りましょうそれでは関西エアポート山谷社長のその成功秘話にジャストミートや
03:36山谷義行1956年大阪府水田市生まれ
03:441970年の大阪万博にはカメラを携え30回以上通ったというほどの万博少年だった
03:52父は厳しかった小学校高学年の頃夏休みの自由課題で船を作った時
04:00よしできたお父さん見てこれ作った
04:10おお頑張ったなちょっと見せてみん
04:18うまくできてる
04:22これではダメだ作り直せえ何でやねん
04:30貼り付けた木材の間にわずかに隙間がある
04:34これではあかん厳しいな
04:38やる時にきちっとやらないといけないというのはね
04:40まあ親父からお袋もそうでしたけど徹底的にその場その場ではね
04:46まあ教育を受けたというふうに思いますね
04:48勝負どころってあるじゃないですか
04:50そこはやはり一生懸命仕事しないといけないし
04:53やはり仕上がりをきちっとねしていかないと
04:55仕事の出来栄えとしてもよくないというふうなところにつながっているというふうに思います
05:00大阪大手門学院高校を経て神戸大学農学部へ進学したと
05:07え、農学部のような
05:11入学祝いに運転免許を取れば車をこうたる
05:16やったー
05:17何がええ?
05:18え、ええの?
05:21車みたいな効果だもん、ほんまにええの?
05:24今の時代車は最大の力や将来もっと車社会が進む
05:33今のうちからそういうもんに触れておくことは絶対お前のためになる
05:39行動半径がものすごく広がりました車社会にもちろんなるわけだしね使いこなすことが幅を広げるというような考え方があったようですね当時パソコンもないから本で知る世界ねあるいはテレビで知る世界なんですけど行ってみたいと思ってもそれが100キロ先200キロ先だったらなかなか行けないじゃないですかだけど車で地図を調べてあっ行けるなと思ったらすぐ行けるわけですよね
06:08そして就職活動の時期になるとどうやらええ会社見つかれそうか
06:17うーんどっか考えてる会社はあるんか興味があるって言ったら勝者かな
06:28オリエントリースという会社を研究してみろ
06:33オリエントリースとは現在のオリックス株式会社の前身にあたり日本でいち早くリースの概念を持ち込んだ成長企業だった
06:48これからリース会社の時代が来るぞ オリエントリースか
06:52当社は実力主義の会社です 初任給やボーナスもいい
06:57平均年齢も若いからチャンスも巡ってきそうや
07:031980年オリエントリースに入社
07:07新入社員研修には後にオリックスの社長、会長、グループCEOを歴任した宮内義彦もやってきた
07:18皆さん宮内副社長に聞いてみたいことはありますか
07:22オリエントリースは10年後にどんな会社になっていると思いますか
07:28わからない
07:30鉄道会社は10年後も鉄道を走らせているだろうし
07:37電力会社は10年後も発電をしているだろうが
07:42オリエントリースが10年後にどんな会社になっているかはわからない
07:49えっ
07:52このことはみんなびっくりしましたね
07:55リース会社に入ったのに何やってるかわからんと
07:58もちろん今もリース会社だと思いますけれども
08:00それ以外にも多々いろんな分野でね
08:03事業を伸ばしておられるというふうなことですから
08:07嘘ではないなとその時の答えがというふうに振り返って思っています
08:12配属後は営業を担当
08:15ある日デスクで仕事をしていた時
08:19山谷君
08:21はい
08:22なんで会社に残ってるんや
08:23今日はお約束している訪問先がないんですよ
08:26営業は外に出て案件を取ってくるのが仕事や
08:30行くどこないんやったら
08:32ここに乗ってる会社に行ってニーズを聞いてこい
08:35あっはい
08:37本来はアポを取って訪問するのが情動だがアポが取れないとリースの需要が聞き出せない
08:46上司に成果を報告するため飛び込み営業を行った
08:52お客様に対していろんなものを提案していろんな情報を持っていき
08:56当時としては足で動き回るということだったと思いますけれども
09:00そういうスタイルを叩き込まれました
09:02最初から大きなものばっかり狙っててもそれはなかなか難しくて
09:07小さなものを大事にしておればそれは大きなものにつながっていくという
09:10そういう考え方ですよね
09:12その後1994年に企画担当の課長として東京に移動
09:19しかし翌年大学時代を過ごした神戸で
09:24阪神淡路大震災が発生
09:27ヤマヤにとっての転機となった
09:30宮内の神戸から逃げてはダメだという強い意志の下
09:34オリックスブルーウェーブはガンバロー神戸のワッペンを袖につけ
09:38ペナントレースを戦った
09:40球団は神戸市民やファンの期待を一心に担う存在として勝ち進み
09:47なんと7月22日には早くも優勝へのマジックナンバーが点灯
09:53その時ヤマヤは宮内に呼び出された
09:58球団には企画の人間を置いていない
10:04優勝した時に何をすればいいかを神戸に行って考えてくれ
10:10はい
10:12午後3時過ぎに新幹線で東京から神戸へ向かい
10:16夜中まで球団と仕事
10:19翌朝6時台の新幹線で東京に戻り、報告や打ち合わせをする生活。2週間ほどで優勝記念の企画を作り、成功に導いた。一人で企画してもね実現できないなっていうのはよく分かりましたね。企画に対して本当にある意味で腕前のある人たちがね協力をするというふうな体勢を組まないとね実現しないということがよく分かって。
10:46なぜか困った時あるいはこれをやろうとした時にね助けてくれる人たちがね結構ね時々で集まってくれたなとこれはもう本当に振り返って感謝しますしね。
10:58企画担当としても成功した山屋は2001年に当時のオリックスの社長藤木康彦に呼び出された。
11:071998年にできたオリックス信託銀行のことは知ってるな。
11:14はい。出向ですか。企画ですよね。
11:21勘違いしてるのか。社長だよ。
11:27え!
11:27そして山屋にとって忘れられない言葉が宮内から投げかけられた。
11:37君はついに社長か。
11:39そこで一つだけ伝えることがある。
11:48人材とは
11:49何のようなものや。
11:55ですか。
11:57使い物にならないとか誰だと言って外してばかりいたら誰もいなくなるぞ。
12:04気をつけろ。
12:08ここでスタジオの羽野さんにクイズです。
12:11宮内さんは人材を何と例えたでしょう。
12:1510秒でお答えください。
12:17何だろうこれは万博世代じゃないですか太陽の塔のように人材は爆発だ
12:28爆発だ
12:29世界は
12:30人材とは
12:33うん
12:33玉ねぎのようなものや
12:36全然
12:37タマネギの皮をむくように使い物にならないとかダメだと言って外してばかりいたら誰もいなくなるぞ気をつけろ。
12:51抜いてばかりじゃダメってことは。
12:52すごい。
12:532002年45歳でオリックス信託銀行社長に就任。
12:58その後もオリックス不動産社長、オリックス副社長など数々の役職を歴任した。
13:04この後、いよいよ関西エアポート誕生につながるのだが、当時の関西国際空港は、日本で初めて国、地方自治体、民間が共同出資する空港、建設にかかった費用などが収益でまかないきれないほどの創業赤字が続いていた。
13:24この状況の見直しとして、完全民営化が推進され。
13:33そこで手を挙げたのがオリックス。
13:35しかし、海外で実績を持つ民間の空港運営会社と手を組むことが条件として挙げられていた。
13:45そこで目をつけたのがフランスの空港運営会社、バンシエアポート。
13:50山谷はCEOに会うためにフランスに渡ることを決意。
13:5844年間で2兆2000億円の投資か。
14:02長い期間になるが、やり遂げないと関西の経済界にとって価値が出ない。
14:08バンシエにも同じ覚悟があるか、しっかり確認してやるんや。
14:13オリックスは資産を回転させている会社だが、空港コンセッションは長期に渡る投資だ。
14:20君たち、最後までやり抜く覚悟はあるのか?
14:26大阪を発祥の地とするオリックスは、撤退できない投資と考えている。
14:32こっちの方こそ、バンシが長期間一緒にやっていけるパートナーであるかを確認しに来たんや。
14:37先に確認しようと思ってたのに、やられちゃいましたね。
14:44アンサンブル、一緒にやっていこう。
14:46アンサンブル。
14:47そして、新会社の社長には山屋が就任。
14:53社長就任直後に大ピンチの連続。
14:562015年、関西エアポートの社長に就任した山屋。
15:19しかし、その3年後、2018年9月に台風21号が直撃した。
15:27前日の台風情報というのは、もちろん受け取って判断するんですけれども、
15:35瞬間最大風速58.1メーター、関空で吹くという風な予報じゃなかったんですね。
15:42おそらく大丈夫だという判断をしたんですけど、その判断が結果として甘かった。
15:46自然の脅威というのはそういうものだという認識を持っておかないといけないということでしたね。
15:52その教訓から防災工事や新たな事業継続計画づくりなど対策を進めたのだが。
16:02一難去ってまた一難。新型コロナウイルスによる世界的なパンデミック。
16:092021年、国際線の総旅客数はコロナ前の2019年と比べ9割減少。
16:16過去最低の306万人だった。
16:22社長、どうしましょう。このままでは。
16:29できることをやるしかない。
16:31コロナが収束したらまた飛行機が必要になる。
16:35今はできることをやるしかないんや。
16:38この時、関西エアポートは職員の負担軽減や混雑緩和のため、
16:44非接触型のゲート設置を進めていた。
16:46これがコロナ禍の感染防止の強みとなった。
16:54いざコロナが収束すると円安が相まって、
16:58去年の外国人旅客数は前年比45%増の1892万人に、
17:06コロナ構えを上回り過去最多となった。
17:0910年間、長い期間ですよね、山あり谷やりの、そんな連続だったですね、関西エポートとしましてはね、何があってもね、へこたれないという、そういうふうなことが重要なんだなと、これからもね、やはりへこたれない会社づくりをね、していかないといけないなというふうに思って
17:39この写真もたぶん1人で行ってるんですね、なぜかというとカメラで、これカナダ館なんですけど、ガラス張りなんですよ、自分も撮ってるんだ、撮って、自撮りしてるのよ、今で言う自撮りだ、今で言うね、家がたまたまね、千里ニュータウンなので、会場までね、歩いても30分ぐらいですよ、春休み中にね、何度も行ってね、
18:09オランダ館とかワコール・リッカーミシン館というと当時のことを覚えてる人は山屋さんなかなかしゃれた答えしますねという感じなんですけどいえいえちょっとアダルトな感じだったのかなあよく分かってるんです何かそんなのもあったような気がするであのまあまあ厳しいお父さんでしたねせっかく子どもが一生懸命作った船をいや機嫌が多少悪かったかもしれないんだけどね口応えしようもんならたたけ
18:39たたき壊されそうなこれはまずいと思ってねもう一度ねちゃんと位置から作り直したんですよ作り直したもう一度それもまた偉いですねそれでねきれいにね仕上げてもう一回これでどうだって言ったらねよしとだからね常にそんな厳しくないんですよこれはやはりきちんとねしつけとかないといけない押しとかないといけないというところではね厳しかったですね締めるところは締める締めるうん
19:05せやけど車をポンと買ってくれるとかあれ母方の祖父おじいちゃんおじいちゃん商売人商売人だったんですああ大学まで車に行ってたんですかたまにかっこいいたまにですよ
19:17僕の同居室でもたまにいたわ車で来るやつがあいつ車で来てるよねホント大学にねちょっとイケすかない大学生だと思われてませんでした千里のボンボン千里のボンボンいやいやこれ冗談ですけどね神戸大学の農学部ご出身とですけどもこれまでの反省振り返った時に農学的なニュアンスがまるでなかったんですけれどもあまりそういったところに興味なかったんですか?
19:47オイルショックのあとだったんですよそれで食料危機的な問題もありましてもともと理科系で工学部志望だったんだけどどうせ理科系だったら食料生産につながる学問の方がいいなと思って農学部に入学したんですよだけど卒業する時にはねオイルショックも食料危機も一旦は消え去ってたんですよ
20:17この先必要になるというふうなそういう視点で選んでるんですね だから会社もこの先成長するぞという視点でね同じ視点で選んだんだというふうに思いますね
20:27なるほどその世界の伸びしろにいつも注目をされていたところですかね そうですね この世界は今後どうなるんだろうかっていう
20:34綺麗におっしゃっていただいてありがとうございます まさにそういう
20:37僕もまあまあ今うまくまとめてなと思ってます ありがとうございます
20:41これ僕の持論ですけど究極は植物とか動物とかね生き物が機嫌よく育つそういう学問だと思うんですよ機嫌よく育つだからそれが人に置き換ってるだけの話なるほど社員が稲だったりして植物だったり果物だったりしてそれが実り大きい人生を歩んでくればいい機嫌よく育ってくれてね大きな実りもたらしてくれよなるほど
21:11父の勧めでオリエントリースに入社名経営者宮内さんとの出会いオリエントリースに入ってそこで名経営者といわれる宮内さんとお会いするわけですけども何度か宮内さんにお会いしたことありますけども非常に穏やかな物腰で当時も穏やかな語り口だったんですか?
21:35まあまあ穏やかな語り口の時とね真剣になった時にねものすごい怖い目になるんですよね私たちはまるで蛇に睨まれたカエルのようなねそれぐらいの怖さがありましたね
21:48相当宮内さんからは目をかけられていたんじゃないですか?
21:53いや目をかけられていたのか何か一つ一つ言うと3つぐらい返してくる何か生意気な奴と思われたかよくわかりましたけど
22:01ただチャンスはいただいたことは確かだし一生懸命それに取り組ませていただきましたですね
22:08ああそうですかやがてそのオリックスがその関西エアポートの運営に手を挙げるということになるんですけども
22:16それはどう思われました当時?
22:19当時関西空港と伊丹空港のねトータルアセッツいわゆるコンセッションで引き継ぐのが2兆2000億あったので
22:28オリックスの営業資産が約10兆円ぐらいだったと思いますからね
22:32約20%くらいあるんですがこれはかなり大きい
22:37これで失敗するとオリックスのエアタイプでも揺るがすようなね
22:42そういうサイズなのでそこの部分にはものすごく躊躇してね
22:45僕自身としてはこれはもう検討できないというふうなことにはなってましたね
22:51僕自身ではね
22:53なるほど
22:53そこの社長を命じられるわけですよ
22:57そこからつくづく可愛がられてますよね
22:59そう思います
23:00いや無茶ぶりされるんか
23:02無茶ぶり
23:03まあ神一重な部分はありますけどもね
23:06じゃあ山屋お前行けやっていう
23:08そうだから結論を出せと
23:09だからやるにしてもやらないにしてもね
23:12そのきちんと検討して結論を出せと
23:14ここまで門倉さん聞いていかがですか
23:16チャレンジ精神というのがないとなかなかできないなんて
23:202兆円という資産を預かって
23:22それをうまく運用していくということを考えると
23:26私だったらもうビビって何もできなくなっちゃいますね
23:30そしてね
23:31羽野さんも記憶にあると思います
23:322018年の台風
23:34あの映像はクリック
23:36これは衝撃的でしたよね
23:40衝撃だった
23:41だってこの橋がないと
23:43そうそうそう
23:44いけないわけですからね
23:46いやこんなことが実際起こるんだということですよね
23:51だからやはり自然の脅威に対して
23:54我々も油断があったし
23:55おそらくあそこに停留してた
23:58このタンカーの船長も
24:00そういう油断があったんですかと
24:02怒り下ろしててもね
24:03聞かないと
24:04風に流されてしまうと
24:06思いっきりそのスクリュー逆回転しても
24:08ドーンと行ってしまったということでね
24:10本当にただ栽培のことにね
24:13橋の半分は通行不能になりましたけど
24:16残り半分は通行できたんです
24:18そうでしたか
24:19でもこれが2018年
24:21そしてまた新型コロナがあって
24:23そこは相当苦しいんだと思われますけれども
24:26山谷さんご自身の経営理念というか
24:30ポリシーみたいなのがあったら
24:31ぜひ聞かせていただきたいんですか
24:32常に前向きに考えると
24:34悲観的に考えたら
24:36やむほど悲観的にね
24:37考えることができます
24:39悲むことはやむほどあるんですけれど
24:41それで悲んで夜が寝れなかったとしても
24:44解決できないんですよね
24:45だったら前向きに考えた方が
24:47ずっといいじゃない
24:48というようなことでね
24:49悲観的なことはあんまり考えない
24:51夜も眠れない日々というのを
24:53きっと僕らは何度も経験していると思うんですけども
24:56それもそうなかったですか
24:57ないですね
24:58ない
24:59夜は寝る
25:00夜は寝る
25:02ポジティブ
25:03さあ関西国際空港第一ターミナルにやってきました
25:09ここは国際線の出発ロビーなんですが
25:12朝8時ですよ
25:14これだけ朝早くから
25:17ずらーっと大勢の人が列に並んでいます
25:21にぎわってますね
25:23見渡す限り大勢の利用者
25:271日におよそ8万人が利用する
25:32関西の空の玄関口だ
25:34去年国際線の外国人旅客数は
25:39前の年から45%増え
25:421892万人
25:44コロナ禍前を上回り
25:48過去最多を更新した
25:50外国人から見た
25:54関空の魅力とは
25:56この春
26:23大きな変化を遂げた
26:24その一つが
26:27実は関西国際空港を発着する便の数
26:32今年の3月から1時間あたり
26:3545本から60本に増えたそうなんです
26:38めっちゃ増えてる
26:411分に1回ですか
26:42はぁ
26:44万博の開幕を見据え
26:47引き上げられた発着回数の上限
26:501時間あたり15回増えることで
26:54変換で計算すると
26:567万回近く発着数が増えることになる
27:00これだけじゃないんです
27:02第一ターミナル
27:04まだまだ進化が続いています
27:07変わる関空
27:09その裏側をこの後たっぷり紹介します
27:13大リノベーションの目玉が
27:20第一ターミナルのリニューアル
27:23検討開始から要した期間は9年
27:26なんと700億円を投じた大規模回収だ
27:31これまでは南北に分かれていた
27:35ターミナルを中央に集約し
27:37広さが60%大きくなった
27:40さらに保安検査場を大幅に拡張したことで
27:44待ち時間を減らすことができるという
27:47受け入れ旅客数は4000万人となり
27:52課題だった混雑解消につながる
27:55まずは30年ぶりの大リノベーションになるので
28:00今の需要を使用形態に合わせた形の
28:03リノベーションを心がけたということですね
28:05ベストなタイミングでお客さんも帰ってきていただき
28:08そして大阪関西万福を迎えると最高ですね
28:12大規模回収を行った一つが
28:16こちらの航空会社ラウンジ
28:18コトと都市をコンセプトに
28:22出発まで時間を快適に過ごせる空間が広がっていた
28:27グランドオープンを目前に控え
28:31山谷社長自ら最終確認を行っていた
28:34まずは入り口から
28:38早速ここで山谷社長が動いた
28:42ところでこれ何ですか
28:45素晴らしいんでこれ何なんでしょうというのは
28:52おそらくかなりの方が聞かれると思うんですよね
28:55大まかでも構わないから
28:57こういう方の作品ですということを
29:00説明してほしいなという風にして
29:03少し問いかけました
29:04細かいこだわりはこんなところに
29:08これ
29:12随分工夫をしていただいてありがとうございます
29:15受付を進んですぐの場所にある柵
29:20よーく目を凝らすと
29:24微妙に隙間の幅が違う
29:26これは一体
29:28微妙にピッチが違うんですよね
29:31この辺がものすごくおしゃれに仕上がったなと思って
29:35中がやっぱり見えないとね
29:38今のレストランでもそうですけど
29:40やっぱり中の様子が見えるようにできてますよね
29:42そういう意味で中がどういう風にできてるかをね
29:45やっぱり作るっていうのは非常に大事だと思います
29:47お客さんの目線を大切に
29:52長い月日をかけたリノベーションだからこそ
29:56思いもひとしおだ
29:58出来栄えとしては非常にいいんじゃないかなと
30:02僕自身も細かいところを見てますけれども
30:05細かいところも含めてね
30:06非常に素晴らしい出来上がりだという風に思ってます
30:09突然ですがここでクイズです
30:13万博のファーストパビリオンになる
30:20このターミナル1のリノベーションですが
30:23このリノベーションに私のある経験が生きています
30:26福沢さん分かりますか
30:2810秒でお答えください
30:29社長か
30:303択問題です
30:321.スタジアム
30:342.水族館
30:363.美術館
30:39一体どれでしょう
30:40正解はスタジオで
30:43僕はオリックスだからスタジアム関係かなと思わせておいて
30:49実は海に浮かぶ飛行場だけに水族館を作ったんですよ
30:56高級レストランみたいなね
30:58クイズの答えを置いておいて
31:00濱野さんどうご覧になりますか
31:01観空が新しくなって
31:02もうさあ私さっきの数でびっくりしたんですけど
31:06めちゃめちゃ儲かってますよ
31:08バリバリの大阪商人みたいな言い方
31:12だって1時間で45から61時間でですよ
31:19それだけねやっぱり世界から愛されてる大阪関西と
31:23必要とされてるってことですよね
31:25やはり関西にある国際空港なので
31:27関西の色女ね風景だとかね
31:30そういうようなカルチャーをできるだけ汎用していきたいというような形で作りましたね
31:36それは食文化においてもそうですか?
31:38食文化においてもそうですよね
31:40そろそろ先ほどのクイズの正解を教えていただきたいと思うんですが
31:46お願いしてよろしいでしょうか
31:47正解です水族館
31:49新しいラウンジには山谷社長がかつて手がけた水族館の経験が生きているんだとか
32:08オリックス不動産でちょうど僕が社長をしてる時に京都水族館と墨田水族館の2つの水族館を作らせていただいたんですご縁がありましてね非常に写真映えするような水族館を作ったんですよ風景がきれいとみんな写真を撮っていただいてそしてSNSに出していただけると
32:31PR効果抜群としてね
32:33なるほどそういうことですね
32:35空港のラウンジもねこれと同じく新しい感じのねやはり関西的なラウンジを作りたいなという風に
32:45水族館があるわけではないんですよね
32:47いやでも逆に水族館作ってほしいないいよね
32:50いいと思います
32:51そこで大阪湾の魚とかをいっぱい育ててもらうよね
32:54さあそれではそんな山谷社長の万博にかけるその思いに
32:594月13日待ちに待った大阪関西万博が開幕
33:06連日長蛇の列ができるなど盛り上がりを見せている
33:13万博の盛り上がりは関空の至るところでも
33:19ここにも
33:21ここにも
33:25こんなところにミャクミャクが
33:30一見お祭りムードかと思いきや万博開幕の2週間前カメラが入ったのはメディア初公開の超極秘会議
33:44当日前日にもいろいろなイレギュラー起こると思いますし
33:50初公開万博対応の裏側
33:55大変だなこれな
33:58万博ムードが高まる関空
34:06一見お祭りムードかと思いきや
34:12万博開幕の2週間前カメラが入ったのはメディア初公開の超極秘会議
34:20まず今後のスケジュールといったところで今現在各国からの視察対応は相次いでいるような状態です
34:27万博の対応はかつて経験したことのないほど長期間にわたる
34:33関西エアポートでは組織横断型のチームを結成
34:38セキュリティや動線の確認が入念に行われていた
34:44この通りの予定してルート通りに行くかどうかっていうのはまだ 確定できないと思うんですね
34:51当日前日にもいろいろなイレギュラー起こると思いますし変化もあると思うので
34:58指揮を取るのは関空を開港前から知る石川浩二さん 関空一筋の大ベテランだ
35:07今までもG20サミット短期間に集中して来られたと 今度は長い期間で
35:14たくさんの方が来られると ちょっとちょっと違うというところがありますね
35:18いずれにしても目の前に来てますので 万人を尽くしてやっていくと
35:24中でも避けて通れないのが VIPへの対応
35:28不特定の方々と接触する場所を避ける
35:33警備上の問題が出てきますから 見たことないような人とか
35:38そういう方々と接触するということが なるべく避けるということじゃないですかね
35:43実際に動線を歩くことで いかに安全に そして速やかに運用することができるか
35:51細部まで確認を進めていた
35:56日本経済新聞の谷本記者は 万博効果をどう見る?
36:03関西エアポートにとっては 多くの外国人を中心とした利用者が増えることによって
36:09免税店収入であったり あとは飛行機の着陸料であったり
36:14停留料っていうところの 売り上げの増加が期待できます
36:18万博を契機に大阪を訪れる観光客の方っていうのは これから増えていくと思います
36:23リピーターとして大阪にこれから来ることによって 関西国際空港にとっても利用者が増加していくっていうところが見込めます
36:34リピーターというとかつて万博少年だった山さんが30回も行かれている何回ぐらい行きます今回何回ぐらい行きましょうかね今回は20回ぐらいにしときましょうかあれあれずいぶん遠慮気味ですねそれね本当に日本の方だけじゃなくいろんな国の方に本当に来てほしいですとなると大変なのがそのVIP対応警備ということでその辺はもう抜かりなくやってらっしゃるんですね
37:02警察やその他の機関の皆さんと連携をして 借りなくということを日々1度2度3度言いながら対応していきたいなというふうに思っています
37:16だから何かあってからじゃ遅いわけですからね
37:20何かあってもねその時にベストをつくしかないんですけれどもできることならない方がいいと
37:25さあ続いてのビデオにはとあるものが登場します
37:29とあるものこちらなんですがSAFと書かれているわけなんですが何だと思われますかサザンオールスターズファンじゃないですもんねこれがひょっとしたら今後の関西エアと非常に重要なね非常に重要な航空業界によってそうなんですよこれがこの無色透明なそうですはあ
37:51大勢の報道陣が集まったこの日
37:552、1、どうぞ
37:58先月6日大阪堺市内に完成した巨大な施設
38:09この場所で先ほどの液体が生み出されるという
38:16ところ変わってこちらは関空の地下通路
38:221人の男性の姿があった
38:26台車を下ろしどこかへ向かっていく
38:32やってきたのは大勢の利用客でにぎわうテナントエリア
38:42551ホーライヤー
38:46とんかつ箱など人気店が並ぶ
38:50こちら2巻で
38:52おはようございます
38:54おはようございますありがとうございます
38:56店の厨房から取り出したのは使い終わった油
39:00お店の店舗様の方々も自分のところで出た油が
39:04飛行機の燃料になるのであれば
39:06ぜひお願いしますということで
39:08よくご声かけはいただいてます
39:12使い終わった油が飛行機の燃料に
39:16これは一体どういうことなのか
39:20必見!捨てる油で空を飛ぶ
39:24所変わってこちらは関空の地下通路
39:301人の男性の姿があった
39:36台車を下ろしどこかへ向かっていく
39:40やってきたのは大勢の利用客でにぎわうテナントエリア
39:46こちら2巻で
39:48おはようございます
39:50店の厨房から取り出したのは使い終わった油
39:56お店の店舗様の方々も
39:59自分のところで出た油が
40:01飛行機の燃料になるのであれば
40:03ぜひお願いしますということで
40:05よくご声かけはいただいてます
40:08使い終わった油が飛行機の燃料に?
40:12これは一体どういうことなのか?
40:16昔の考え方としては
40:18配食用油は
40:20廃棄物っていう考え方だったんですけども
40:22今私たちは
40:23資源として扱えるように
40:25全国でお声かけさせていただいてます
40:28実はこれ
40:30使い終わった油
40:31配食用油を再利用し
40:33次世代の航空燃料
40:35サフを生み出すというもの
40:39サフは従来の航空燃料と比べ
40:42二酸化炭素の排出量を
40:44大幅に削減するエネルギー源として
40:47注目されている
40:48この新しい燃料
40:50サフがですね
40:52観光立国を目指しながら
40:54同時にカーボンニュートラルを達成するという上で
40:58大きな役割を果たしていくというふうに
41:01堺市に完成した施設はサフを製造する国内初の大規模プラントだという政府も2030年には国内の航空燃料の1割をサフにする目標を掲げていて来月1日にはサフを使った旅客便が関空から初めて運行するサステナーブル持続可能なと言われています。
41:29サステナーブル持続可能なというわけですからじゃあ全世界的にこのサフの方向に向かっていくんですかそうですね世界的にねかなり研究も開発も進み出しましたですね
41:41やっぱり交通機関の中でも航空機がやっぱり一番温室効果ガスの排出が多いのでカーボンニュートラル2050年目指すにはですねサフっていうのはどんどん使っていく必要があるのかなと思いますけれどもやっぱり価格の方も今高いですけどどんどん使っていくようになれば大量生産の効果でコストが削減されていくっていうところがあるのでそうですよね。
42:07さあ大阪関西万博が始まって直後のこの放送になりましたけども半年後どうなってますかね。
42:16万博は成功させましょう。やはりねやるからには成功させるということはものすごく大事なんですね。それは万博協会の方だけが成功させようと思ってもダメでやはり経済人もねあるいは地域の住民もね自分たちの街で行われる重要な万博なんだっていう意識を持っていただきましてね。やっぱりみんなで成功させましょう。そうですよね。
42:43必ず素晴らしい万博になると私は思ってます。
42:47そこにかつての山谷少年みたいに30回通う子どもたちがいたら嬉しいですよね。
42:53嬉しいですね。
42:54ねぇ。そんな子どもの頃に思いを馳せながら万博の成功を記念するばかりですが。では最後の質問です。山谷社長が考えるリーダーにとって必要なこととは何ですか。
43:06こういうことかなぁと。
43:13ボーイズビーアンビシャス。
43:20英語できましたか。
43:22常に若くあってそして前向きに考えてそして自ら動きやってみると。で成果が出せたら最高と。まあこういうふうな趣旨で僕はボーイズビーアンビシャスということを選びました。なるほど。これはもう社員の皆さんにも。
43:37常々使われる言葉ですか。
43:39いやあんまり使ってないですね。
43:40あんまり使ってないですか。
43:41あんまり使ってないですか。
43:42あっそうなんですか。
43:43社員の皆さんには普段何ておっしゃってるんですか。
43:46何回か使ったことあるんですけれども。
43:49社員の皆さんにはまだあんまり大きなメッセージは言ってないんですよ。
43:58だからいろんなヒントを与えて皆さんがやっぱりさっき農学部というテーマありまして育ってくるのを発つというそのタイミングでね。
44:04もっとやれともっとリスクを取れてもっといけるぞということを示していきたいと思いますけれど、まだボーイズになったかな、もうちょっと、もうちょっとじゃないかなと。
44:19まだ少年になりつつある家庭ってことですね。
44:24家庭ってことですね。
44:33家庭ってことですね。
44:34葉野さんいかがでしたか。
44:35いや本当、私今回も番組に参加していただいて、もう関西万博もそうですけど、関空に行くのもすごく楽しみになったので、新しくなったところを隅々まで見たいなと思いました。
44:49という方も多分視聴者なんか増えてますよ。
44:55関空で遊びたいっていう。
44:57あんまり細かく見すぎてね、できてないじゃないか。
45:00何だよ何だよ。
45:02困るけど。
45:04次回の関西リーダーレスデンはMC福沢が万博に行くぞスペシャル。
45:10登場するリーダーは太陽工業、野村裕樹社長。
45:15東京ドームの屋根をはじめ、国際空港や大使館など、膜を使った大型構造物の世界シェアトップクラス。
45:24膜のことを誰よりも愛してる。全てをそこにかけてるんで。
45:27飛躍のきっかけは1970年の大阪万博。
45:32テントの概念を一変させるパビリオンを手掛け、世界を驚かせた。
45:37そんな太陽工業が今回仕掛けるのが。
45:41光を通すというところを最大限活用したサウナになってます。
45:46さらに会場の至る所にも膜の技術が使われている。
45:51新しい未来を描くっていうのが卵白の基本的なテーマですので育ててくれたそういった挑戦の場。世界を変えた魔空技術の最前線。この番組をもう一度ご覧になりたい方はTVerでYouTubeチャンネル大阪ニュースでは全ての放送回を見ることができます。