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02:22¿Qué es eso?
02:52Ah, ah, ah, ah.
02:55¡No, no te preocupes! ¡No te preocupes!
02:59Ah, así de pronto. No hay nada en cuenta conmigo.
03:06Ah, ah…
03:14¿Es un beso de la magia de Higegnino?
03:20¡Ah! ¡Ah! ¡Ah! ¡Ah! ¡Ah! ¡Ah!
03:50勇気を持って子供たちに声をかける
03:52そしてヒゲ猫団を結成して冒険に出かける
03:58まさか
04:02本の中ではカモメは島から離れた小島に家を借りて住んでいた
04:10人が住んでる小島か
04:13わかった調べてみよう
04:16ありがとう
04:17高原がたどり着いたという入江の近くに小島がある
04:23その島は私有地なんだ
04:26あのー
04:53誰ですか
04:58あ、え、えっと
05:00すみません、俺は
05:02それ
05:04え
05:05そのスーツケースを届けに来てくれたんですか
05:09え
05:09あの
05:11それは
05:12私のものです
05:14え
05:15それじゃ
05:19あなたはカモメの
05:20カモメを知ってるんですか
05:23え
05:23あの
05:25高原入りと言います
05:28私は
05:30福島詐欺と申します
05:32カモメは
05:35私の娘です
05:37フィンランド
05:41はい
05:422年前からカモメはずっとそこに
05:45あなたの知るカモメが
05:47あなたにどこまで話したのかは知りません
05:50でも
05:51あなたはカモメに会うために
05:54こんなところまで来てくれた
05:56だったら
05:58お話ししてもいいような気がします
06:00母として
06:0310年前
06:06あの子の父親は
06:08大学で動植物の生態を
06:10研究する学者でした
06:11ある会社からフィールドワークの依頼を受けて
06:14この島に滞在したことがありました
06:17あの子は小さな頃から体が弱くて
06:21友達もいませんでした
06:22ほとんどの時間
06:24本を読んで過ごしていたんです
06:26本当はいろんなところを探検したかったのに
06:30出歩くことはできません
06:32よくこのスーツケースの上に座って
06:35本を読んでいました
06:37これは
06:38元は父親のスーツケースでしたが
06:40世界中を旅したスーツケースだから
06:43それでカモメも気に入ったのでしょう
06:46私は小説家で
06:48ある時
06:49あの子をモデルにした女の子を主人公にして
06:52小説を書いたんです
06:54それがヒゲ猫団の冒険
06:57きっかけは
06:59カモメの言葉だったんですよ
07:02この島には海賊船があって
07:05財宝が眠ってるんだよ
07:07もちろん子供の空想ですが
07:10聞いてるうちに私も楽しくなって
07:12本を書くことにしたんです
07:14あの本に出てくる場所のモデルが
07:17鳥城島だったんですね
07:19ええ
07:20そしてあの本が発刊されて
07:23翌年の夏のことです
07:26ママ
07:27私船が欲しいの
07:29それじゃ
07:30あの船は
07:32カモメが私に頼んで取り寄せたものです
07:35あの子は海賊船にしたかったんです
07:38あの子の中には壮大な計画があったんです
07:44それは小説家の私でもかなわないくらい
07:48途方もない物語です
07:50あのねママ
07:51あの本の冒険を再現するんだよ
07:54冒険を再現?
07:55うん
07:56本の中じゃなくて
07:58実際に地図を持って海賊船を見つけるの
08:02高原さん
08:08はい
08:08船の船長室を覗いてみましたか
08:12いえ
08:13鍵がかかっていたので
08:14あそこには
08:16あの子の一番の宝物が隠されています
08:2510年前
08:32私に小説の着想を与えてくれた
08:35あの洞窟と入江を
08:37私有地として買い取りました
08:39そして今年
08:41全てが完成して
08:42あの子が元気なら
08:44みんなを招待する予定だったんです
08:47ん?
08:50これは
08:50面白かったです
08:52読んでる間ずっとワクワクしました
08:55忘れられない思い出になりました
08:57僕もこんな仲間が欲しいです
08:59この本の舞台はどこなんですか
09:01私もカモメちゃんたちと冒険したいです
09:04この本の続きが見たいです
09:06僕は一生待ってます
09:08タカ君が好きです
09:10結婚したいです
09:11カモメちゃん
09:12僕もひげ猫団に入れてください
09:14カモメちゃんは勇敢な子ですごいと思いました
09:23こんな子はクラスにいません
09:25こんな女の子なら
09:26僕は友達になってもいいと思いました
09:29ああ
09:38即達で頼む
09:41母さん
09:43ありがとう
09:44高原さん
09:49お家に電話したんですか
09:51帰るんですか
09:55帰らないよ
10:00そうですか
10:01荷物を届けてくれって頼んだんだ
10:04荷物
10:05あった
10:12お手紙ありがとうございます
10:20最後にカモメたちはいつか再会して
10:24再び海賊船を見つける約束をします
10:27今度はもっとすごい冒険に出ようって
10:30もしあなたが思い出を大切に覚えていてくれるなら
10:3510年後
10:36とっておきの冒険に招待します
10:38その時
10:40会えたら嬉しいです
10:4310年後
10:46とっておきの冒険に招待するって
10:49カモメは
10:50本当にそれを叶えようとしていた
10:52でも
10:54カモメが
10:55倒れた
10:57もともと体の弱い子でした
11:00あの子の父親も早くに亡くなりました
11:04同じ病気です
11:06高原さんはこのスーツケースを洞窟で見つけたんですね
11:11ええ
11:12どうしてそんなところに
11:15このスーツケースは私が持ってきたんです
11:19ただこの島に着いた時になくしてしまいました
11:23なくしたんですか
11:25ええ
11:26この島に着いた時
11:28不思議な体験をしました
11:30その後
11:32一瞬目を話しているうちに
11:34スーツケースが消えていたんです
11:36一体何が
11:38あの蝶は
11:40以前にも見たことがありました
11:43今思えば
11:45あの蝶とカモメには
11:47何か関係があったのでしょうか
11:50もしも
11:53カモメが思い描いた通り
11:56洞窟を抜けて
11:57本当に海賊船があったとしたら
12:00カモメが思い描いた通りの仕掛けが完成していたとしたら
12:04あいつに感心する
12:06すごいことを考えるやつだ
12:09でも時間が足りなかった
12:12カモメがもう一夏ここで過ごせたら
12:15完成させられたはずなのに
12:17なんか海賊船っていうより幽霊船ね
12:21とりあえず
12:22上から色を塗り直すか
12:23こりゃ慎重しないと
12:25資材が安く手に入らないか当たってみよう
12:28ああ
12:29頼む
12:30カモメ
12:53やっ
12:56起きた?
12:57そのはずだけど
12:59むしろ眠ってるんじゃないだろうな
13:02夢の中かもしれないね
13:04お前どこに行ってたんだ
13:07どこにも
13:08ここで見ていたよ
13:10ずっと見てた
13:13そうか
13:15まったく
13:17鍵も船もお前が用意したものだったんだな
13:21ごめん
13:22でも私も忘れてたんだよ
13:25全部忘れてた
13:28私は外国の病院で
13:31一日のほとんどを寝て過ごしてたの
13:33だんだん
13:36自分が眠っているのか起きているのか
13:38分からなくなっていって
13:39そうしたら
13:41何が本当で嘘なのかも
13:43曖昧になっていくの
13:45不思議だね
13:47ベッドの中で
13:49小説の中にしかなかった思い出は
13:52いつの間にか本物の思い出になって
13:55みんな元気かな
13:58私のこと覚えてくれてるかな
14:03元気になって
14:05みんなとまた会うの
14:0810年前
14:10私たちが見つけた
14:12あの海賊船で
14:14この夏
14:16私は島にやってきた
14:19お母さんが持ってきた
14:21あのスーツケースと一緒に夢を追いかけて
14:24私自身が
14:26夢の一部になって
14:28本当に
14:30小説のヒロインのかもめになっていた
14:33でも
14:34アイリーとこの船に着いた時
14:37思い出したよ
14:39全部
14:40小説のお話だった
14:44アイリー
14:46あなたのおかげで
14:48夢が叶ったんだよ
14:50そっか
14:55今
14:56こうしてあなたの前にいるのは
14:59最後にどうしても
15:01会いたかったから
15:03最後
15:04あのね
15:07お別れに来たんだ
15:09行かないといけないんだ
15:12どこに
15:13かもめは外国にいるはずなんだよな
15:16そこに帰るのか
15:18ううん
15:19もっと
15:23遠いところ
15:25遠いところって
15:27アイリー
15:32ありがとう
15:33私の夢を叶えてくれて
15:36それに
15:38友達になってくれて
15:40私の夢を叶えてくれるんだよ
15:42私の夢を叶えてくれるんだよ
15:45無合法の意味
16:13分かった
16:14え
16:15むっちゃかわいいって言いかけて
16:17咳き込んでいたんだね
16:19あ
16:21えへへ
16:22あ
16:26あ
16:27あ
16:27かもめ
16:28あ
16:35この夏のことが
16:37夢でも幻でも
16:39俺は
16:40俺の信じたもののために
16:43残りの時間を使おう
16:45高原さん
16:49お昼ご飯できましたよ
16:51あ
16:52うん
16:52何を書いてるんですか
16:54手紙
16:55すごい
16:57たくさん書くんですね
16:58うん
16:59海賊船で
17:00ヒゲネコ団の仲間たちと
17:02もう一度会う
17:03あいつの願いを
17:04叶えてやるんだ
17:05なんで10年後だったんですか
17:13ファンレターをもらった時に
17:15ここにいるよって
17:16返事をすればよかったのに
17:17それは私も提案したんです
17:20でも
17:21かもめが嫌がったので
17:22自分は小説のかもめのモデルだから
17:26もし自分を見たら
17:28がっかりするんじゃないかって
17:30私ね
17:31いつか元気になって
17:33かもめみたいに
17:35みんなを引っ張れるような
17:36女の子になって
17:37その時に会えたらいいな
17:40内気な子だったんです
17:42けど
17:43頑張ったんです
17:44少しずつですが元気になって
17:48普通の子と変わらないくらい
17:51動けるようになっていたんです
17:54すみません
18:01実はあなたに黙っていたことがあります
18:08この夏が始まる前
18:11かもめは二度と覚めない眠りにつきました
18:15ありがとうございます
18:19高原さん
18:21あなたに会えただけでも
18:23この島に来てよかった
18:25俺も黙っていたことがあります
18:37そうですか
18:41かもめとこの島で冒険を
18:44俺の方こそ
18:46ありがとうって
18:47あいつに伝えたくて
18:51船を完成させたくて
18:55あいつに見てもらいたかったから
18:57俺は
18:59俺はきっと
19:02あいつのことが
19:07好きでした
19:09大きな布
19:15はい
19:15さすがのおばあちゃんも
19:18保管はしてないみたいだね
19:20そうですか
19:21そういえば
19:23海ちゃんを見かけませんね
19:25昨日帰ったよ
19:27え
19:27何も言わず
19:30寂しいですね
19:32でも
19:33ハイリ君のこと気にしてたよ
19:35なんですかそれ
19:37ここまでどうにか準備できたが
19:43本当に来てくれるのか
19:46もし誰も来なかったら
19:48いや信じるんだ
19:50カモメの思いを
19:52シロハ
19:54な、なに
19:56大きな布ないかな
19:58え、何に使うの
20:01旗
20:01そうだ
20:03シロハ
20:04絵は得意か
20:05え
20:06しっかし
20:18すごい人数だな
20:20お前が呼んだのか
20:21違う
20:22呼んだのは
20:24俺じゃないよ
20:25じゃあ誰
20:26カモメ
20:28なに
20:29この人たち
20:31シロハ
20:31頼んでいたものは
20:33できた
20:34ケイト
20:36ん?
20:37見ていいか
20:38どうぞ
20:39も、文句があるなら
20:45嫌がりとお願いします
20:46これは
20:47素晴らしい
20:49ん?
20:50素晴らしい
20:52すごいよ
20:53どうも
20:55ありがとう
20:56いや
20:57俺を言うのは俺だけど
20:59なあカモメ
21:10もし
21:12今も遠い国のどこかで
21:14眠りながらこの光景を見ているなら
21:16これは夢じゃない
21:18お前が叶えた現実だ
21:21本当の思い出だ
21:24見ていいよ
21:26あ
21:27重い
21:29にゃ
21:30まったく
21:32ずっといたんだな
21:34やっぱり見たかったから
21:36この船が完成するところ
21:38当然だ
21:39でもね
21:41私はもう本当は
21:43ここにいちゃいけないの
21:46そっか
21:48あのね
21:49私
21:50まだまだたくさん冒険したかった
21:53この夏
21:54ハイリと島を冒険したみたいに
21:57もっと
21:59もっと
22:00じゃあ
22:01冒険しようぜ
22:03えっ
22:04約束だろ
22:0510年後に再会して
22:08この船で次の冒険に出発するって
22:11うん
22:13私
22:14旅に出るよ
22:15この船に乗って
22:17海を越えて
22:19それで
22:20それで
22:21いつか会おう
22:22うん
22:23それじゃ
22:28ちょうどいい風が吹いてるし
22:30号令だ
22:31私も?
22:32もちろん
22:33リーダーだろ
22:35えへへ
22:36そうだね
22:37じゃあ
22:38ひげ猫団
22:39出発!
22:43晴れた空から
22:45雨が降る
22:48おう
22:53不思議だね
22:58もう
23:02また
23:03夏が終わるんだ
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