• 5 年前
神奈川県の精神科病院でニュージーランド人男性ケリー・サベジさんが10日間にわたる身体拘束を受けた後に心肺停止となり搬送先の病院で亡くなった事件から2年が経過した。

当時、国内外で大きく報じられたことから日本の精神科病院での身体拘束のあり方に注目が集まり、「不適切な身体拘束を受けた」として患者や家族が裁判を起こすケースが今も相次いでいる。しかし医療関係者の間では「急性期の患者には身体拘束をして治療を施したほうが効果がある」という声も根強くあり、身体拘束を減らす動きは進んでいない。

一方、ケリーさんの故郷であるニュージーランドでは、精神科病院で身体拘束をすることは「治療としての失敗」と位置づけられ、2020年までにあらゆる身体的な拘束や隔離をゼロにしようという動きが国をあげて行われている。急性期の患者に対して身体拘束を回避するためにスタッフが行うプログラムや、精神疾患の経験を持つ当事者がスタッフとして働く地域のケアサポート施設などを取材。さらに、100年前から続く身体拘束をなくすための取り組みの歴史を関係者の証言から紐解いていく。

身体拘束のない国へー。そのヒントを探る。

署名【息子の死を無駄にしないために日本の精神科医療の身体拘束を見直してください】
http://bit.ly/2L1sTed

【【会見録】 #身体拘束 後に弟ケリーさんが死亡した件に関する兄パトリック・サベジさんの記者会見】厚労省記者クラブ(2017.07.19) #NoRestraints
https://forbesjapan.com/articles/detail/27909


【ホームページ 精神科医療の身体拘束を考える会】https://www.norestraint.org

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