• 5 年前
映画『good people』予告編
2014年に日本映画として初めて「HOLLYWOOD FILM FESTIVAL」にて上映され話題となった『pancakes』が、5年の月日を経て『good people』というタイトルに生まれ変わり緊急公開することが決定された。

本作は、シェフになる夢を諦め無力になっているビリー、自分に自信がないという恐怖心から夢を諦めたミキ。そして、理想の彼女を追い求める矛盾だらけの男・ケイレブという国も性別も違う3人が、現代の東京を舞台に、無力感に包まれながらももがき続ける若者たちのアンビバレントな感情を代弁した作品となっている。

ジャパンプレミアとなる完成披露舞台挨拶が実施され、舞台挨拶では惹かれ会うビリーと、ミキという二人の距離感の演出として渋谷靖監督は二人に仲良くすることを禁じていたという。しかし、それを聞いていなかったジェイ・ウェストは「今宿さん冷たいな」と思っていたなど、当時のエピソードを話した。今宿は、「今という時代に上映できたことがとても良かったなと思います。そういうタイミングだったのかなと」と振り返る。ダンテは、「本当に感無量。5年間ずっと待っていてすごく緊張しています」と喜びを爆発させた。

監督は、「何とか実現したというのがまだ信じられない、公開に向けてご協力いただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。」と5年という月日を経ての公開にキャスト・監督・そして観客が、それぞれが喜びを炸裂させた暖かな舞台挨拶となった。
2019年12月7日公開