• 2 年前
「サンセット大通り」名匠ビリー・ワイルダー
往年の大女優“フェドーラ”の光と影--謎と哀しみに彩られた物語

今も昔も変わらぬ華麗で優美なハリウッドの表舞台
その裏に隠された残酷な現実を描いた秀作

「サンセット大通り」を手掛けた名匠ビリー・ワイルダー監督が、ハリウッド伝説の大女優“フェドーラ”をめぐって、彼女の復帰を画策する映画界の内幕と、虚栄にとらわれたスターの末路をミステリータッチで描いた秀作。秘密のヴェールに包まれた大女優フェドーラ役にマルト・ケラー、野心家のプロデューサーに扮するのは「サンセット大通り」で若き脚本家を演じたウィリアム・ホールデン。また、ヘンリー・フォンダとマイケル・ヨークが本人役でカメオ出演しているのも注目。そのほかホセ・ファーラーやフランシス・スターンハーゲン、マリオ・アドルフなど、名優たちが脇を固める。

STORY
映画プロデューサーのバリーは、伝説の女優フェドーラをスクリーンに復帰させる為にエーゲ海の美しい島にやって来た。フェドーラは、老伯爵夫人と孤島の豪邸ヴィラ・カリプソに住んでおり、バリーは面会を求めたが彼女の周辺は不自然なまでにガードが固く、なかなか近づくことすらできない。そんな中、偶然にフェドーラとの再会に果たしたダッチは、その姿を見て思わず息を呑む。かつての全盛期と変わらないフェドーラの美貌を保ち続けていたのだ。さらに驚いたのは、彼女は自分が軟禁されていると訴えるのだった。戸惑いつつも映画復帰の話を持ち掛けようとするダッチだったが…。

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