• 10 months ago
台湾のリーダーを決める4年に1度の総統選挙は13日が投票日。「中国との関係」などを巡って、3人の候補の間で大接戦となっています。

■“中国との関係”など争点3候補が大接戦

 4年に一度の台湾総統選挙の投票が始まり13日朝、各地の投票所には長い行列ができていました。立候補しているのは3人で最大の焦点となっているのは中国との関係です。

 与党・民進党からは中国と距離を置き、親米路線を継続するとみられている頼清徳候補(64)。対する最大野党・国民党の侯友宜候補(66)は中国との関係を重視しています。そして、中道路線を進む民衆党・柯文哲候補(64)。

 三つどもえの戦いは最後までもつれる歴史的接戦となっていて、若者の関心の高さもうかがえます。

初めて投票に訪れた大学生 林敬宜さん(20)
「ワクワクすると同時に慎重に選ばなければと思っています」

 こう語るのは20歳になり、選挙権を得て初めて投票に訪れたという林さん。一体、どの候補に投票するのでしょうか。

初めて投票に訪れた大学生 林敬宜さん
「平和についての考えやその候補者の経歴、物事への対応などを重視して決めました」

 一方、台湾では在外投票や期日前投票ができないため、海外にいた多くの人が帰省したとみられています。

青森県に住む 黄ショウブンさん(37)
「香港はイギリスのものになってて、中国に返還されたらその後どうなったか皆が知っていると思います。今は向こう(中国)は全然、平和にしますよ。変わらないですよと言いつつ、絶対そうではないと思います」

 その中国はこれまで総統選挙に揺さぶりをかけてきました。9日には衛星を載せたロケットが台湾上空を通過。その後も連日、中国の航空機と軍艦が台湾領域に進入するなどしました。

 今後の中国と台湾の関係を大きく左右する総統選挙。台湾の舵取りは誰が担うのでしょうか。今夜にも大勢が判明するとみられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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