ウクライナ空軍によるストームシャドウミサイルの前例のない発射映像

初めて、公式動画でウクライナ空軍が巡航ミサイル「ストームシャドウ/SCALP」を発射する様子が明らかにされました。

この歴史的なマイルストーンは、8月4日に祝われたウクライナ軍空軍の20周年記念日に公開されました。動画では、国防のために使用されている先進的な武器や装備が紹介されています。

動画のハイライトは、前線のSu-24爆撃機がストームシャドウ/SCALPミサイルを発射する公式の初撮影です（動画の50秒地点）。映像には、対空機動やアフターバーナーを使用せずに、亜音速で高度約500メートルから発射される正確な瞬間が収められており、前線から安全な距離での発射を示しています。

ストームシャドウ/SCALPミサイルの使用映像は非常に少なく、MBDAの開発者による90年代末から2000年代初頭に撮影された古い映像を除いてほとんど存在しません。したがって、この新しい動画は前例がなく、ウクライナ空軍によるこれらのミサイルの戦闘使用を初めて公開したものです。

ストームシャドウ/SCALPは以前に2003年のイラク戦争、2011年のリビア、シリアのアサド政権やイラクのISISに対して使用されましたが、ロシアのウクライナ侵攻中にその最も効果的な使用が示されました。特に、ロシアの黒海艦隊本部のセバストポリでの破壊や、潜水艦の破壊といった前例のない成果が強調されています。

この動画は、ウクライナ空軍の記念日を祝うだけでなく、ストームシャドウ/SCALPの重要性と効果を国防およびウクライナの軍事作戦において強調しています。

出典とビデオ：Telegram @ComAFUA