Snow White with the Red Hair Season 2 [Episode 1 - 4] - video Dailymotion

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Snow White with the Red Hair Season 2 Episode 1 - Episode 4

Transcript

00:00:00サプリマシン

00:00:02- 放送中止など-

00:00:28さて...

00:00:29って、元気かね、赤髪は

00:01:00自分で

00:01:04抱きしめないで

00:01:09今だけ

00:01:12離れてゆく

00:01:15その背を

00:01:17焼き付ける

00:01:22伝う指の

00:01:24ぬくもりさえも

00:01:26同じ二人

00:01:29瞬く刹那

00:01:34君を想うよ

00:01:40見つけたいから

00:01:42走り出してく

00:01:46届いてるから

00:01:48心の奥に

00:01:52時を向かい

00:01:54風をすべて超えて

00:01:58その声が地図になる

00:02:17ごめんごめん、白雪君

00:02:21い、いえ…

00:02:23がらく薬師長は向こうで仕事の続きをしていてください

00:02:27薬師棟の片付けは俺たちでしますから

00:02:30そう?

00:02:31じゃあ、これ

00:02:34ん?

00:02:35薬草棚の整理するときの注意事項

00:02:38よろしくね、ヤツフさん

00:02:40またずいぶん細かい指示ですね

00:02:43さては書いているうちに自分でやるのが面倒になりましたね

00:02:47ん?

00:02:48鎮痛剤のアリシア素は状態を見て保存場所を変更

00:02:53疑熱のシマガエシは生と乾燥を分別

00:02:57じゃあ少しかじってみないとわからないな

00:03:00薬草棚整理してきます

00:03:04薬草の保管場所、もう覚えているんだな

00:03:08ここに来て一番に覚えたって

00:03:11うん、知識を得るために行動を起こす

00:03:15白雪君は面白い宮廷薬剤師よね

00:03:18龍ともいい指定関係を築いているみたいだし

00:03:22うかうかしていると追い抜かれるわよ、ヤツフさん

00:03:25望むところです

00:03:40この香り

00:03:46この患者さんに処方した時は刺激臭がした

00:03:49でも今は甘い

00:03:52これだけ茎が虫に食われてる

00:03:59咲いてる

00:04:15何してんだよリボン

00:04:18オビさん

00:04:20オーララ、引っかかったのか

00:04:23うん

00:04:25えっと、取らないの?

00:04:27気のぼりしたことない

00:04:29え、本当に?

00:04:31ああ、そりゃそうか

00:04:33あなたは何をしているのか

00:04:35あなたは何をしているのか

00:04:37あなたは何をしているのか

00:04:39あなたは何をしているのか

00:04:41あなたは何をしているのか

00:04:44ああ、そりゃ困ったね

00:04:46まあ、一丁登ってみたら?

00:04:49うん

00:04:59身動き取れない?

00:05:02わかったわかった

00:05:04気のぼりは後回しね

00:05:06よいしょっと

00:05:10届くでしょ?

00:05:14リボン、何歳だっけ?

00:05:16十二

00:05:17軽いな

00:05:19取れた?

00:05:20なんとか

00:05:22よし、このまま薬室まで送ってあげよう

00:05:25薬室は今片付けて

00:05:27うわっ

00:05:44どうしたんだ、ゼンは

00:05:46さっきこっそり白雪に会いに行ったら

00:05:49忙しくしてる姿を見たらしく

00:05:51俺も負けてられんって

00:05:53ゼンのやる気を引き出す天才だな、白雪は

00:05:57でもゼン、少しコン詰めすぎ

00:06:03何でもない、紙で切っただけだ

00:06:05いや、薬室に行って治療した方がいい

00:06:09いいよ、これくらい

00:06:11紙での切り傷をこれくらいと馬鹿にしていた者たちの末路を知っているか?

00:06:16何の話だ?

00:06:18傷口から入った紙の繊維が体中に広がり

00:06:22紙人間として

00:06:24わかったからそのくだらん話をやめろ

00:06:27じゃ、ちょっと行ってくれ

00:06:30兵士たちから剣の稽古をつけて欲しいと言われている

00:06:35遠慮なく厳しくしていいらしいよ

00:06:38そりゃまた

00:06:40ご愁傷様

00:06:42何とでも

00:06:46今度は罪悪感なく行けるね

00:06:48こんな小さな傷で行ったら笑われそうだけどな

00:06:52白雪は笑わないよ

00:06:54そうだな

00:06:56白雪はいつも真剣に受け止めてくれる

00:06:59だから俺も

00:07:01兄上?

00:07:05こっちに気づいておられた

00:07:07だろうな

00:07:09明らかにからかっているときの笑い方だったろ

00:07:12いつか兄上にも笑われん道を行くぞ俺は

00:07:18何だこれ

00:07:20何だこれ

00:07:22何だこれ

00:07:24何だこれ

00:07:26何だこれ

00:07:29何だこれ

00:07:31これは研究道具の日干し

00:07:33ああ、だから劉某外で仕事してたんだ

00:07:37お、新しい花

00:07:39何に聞くの

00:07:41薬じゃなくて鑑賞用

00:07:43白雪さんが今管理してて

00:07:47いいね

00:07:49この花は好きな感じだ

00:07:51よいしょ

00:07:57帯、劉も

00:07:59これこっちの空いてるとこ置けばいい?

00:08:02うん、ありがとう

00:08:04ちょうどよかった

00:08:07劉、これ薬草の点検票です

00:08:10まだあるの?

00:08:12手伝おうか

00:08:14大丈夫、倉庫の中結構知らない道具があったから

00:08:19倉庫の中結構知らない道具があって勉強になる

00:08:22白雪さん、このエネル草

00:08:25以前使用した時とは香りが違ってます

00:08:28刺激臭から甘い匂いに

00:08:30虫食いは?

00:08:32ありました

00:08:33エネルもどきが購入してたんだ

00:08:35気をつけていたはずだけど

00:08:37処分ですか?

00:08:39うん

00:08:40わかりました

00:08:42確か先日採取したのが保管されているので

00:08:45そっちも点検してみますね

00:08:47うん

00:08:48よし、じゃあ戻りますね

00:08:50あ、研究室の掃除はもう少しかかりそうです

00:08:56お掃除が勉強になるなんていうの

00:08:58お嬢さんくらいだよね

00:09:00実際学んでるしね

00:09:02今のエネルなんとかってやつの話?

00:09:05うん

00:09:06ふーん

00:09:10そんじゃね

00:09:11あ、待って

00:09:14ん?

00:09:17そのオルビアの種

00:09:19白雪さんのじゃなくて俺の

00:09:21くれるのか?

00:09:23書類取ってくれたから

00:09:31失礼する

00:09:33あ、あなたは?

00:09:35あ、あなたは?

00:09:37あ、あなたは?

00:09:39あ、あなたは?

00:09:41あ、あなたは?

00:09:43おや、禅殿下どうされました?

00:09:47いや、紙で指を切ってな

00:09:54半年に一度の片付け中です

00:09:56そうか

00:09:58白雪君なら倉庫の方ですよ

00:10:03こちらへどうぞ

00:10:04指から紙の繊維が入り込んだら紙人間に

00:10:07それは流行ってるのか?

00:10:09冗談です

00:10:12手術が終わったら別室で待たれてはどうです?

00:10:15ああ、そうさせてもらおう

00:10:21次

00:10:36ガラク薬室長、終わりましたよ全部

00:10:39助かった

00:10:40ありがとう

00:10:41八草と日向君はもう今日は上がっていいわ

00:10:45白雪君は仮眠室にお客よ

00:10:48お客?

00:10:50全然

00:10:55寝てる

00:11:00お前との出会いにかけて

00:11:02互いの望みを俺自身が守り抜く

00:11:09傷?

00:11:18白雪

00:11:26お前に話が

00:11:29これからのこと

00:11:34白雪、光秀です

00:11:36開けても?

00:11:38はい

00:11:41いつまで経っても戻ってこないと思ったら

00:11:44すまん、横になったら寝てた

00:11:47気にしないで、寝不足ならまとめて寝た方がいいよ

00:11:51また来る

00:11:58何か忘れた?

00:12:01顔が見られてよかった

00:12:04またね

00:12:08何か心臓が鳴りっぱなしだったような

00:12:17これからのこと

00:12:38白雪

00:12:54オビ、お前人の部屋でくつろぐなよ

00:12:57俺、クラリネ総国第二王子付き伝令役だから

00:13:01第二王子が仕事くれないと暇なんですよ

00:13:05あ?

00:13:07これ、白雪にもらったのか?

00:13:09え?いや、竜房に

00:13:11お前、誰とでもあっさり馴染むな

00:13:14危機以外

00:13:18それ、白雪が集めてるらしいぞ

00:13:21花の色に関係なく、種が何色もあるとかで

00:13:24全部揃えたいそうだ

00:13:28失礼します

00:13:31イザナ殿下、先ほどタンバルンより書状が届けられました

00:13:45ほう、これは

00:13:53竜房

00:13:57これさ、返すよ

00:13:59なんで?

00:14:01花の世話したことないし

00:14:03この城にいつまでいるか分かんない俺が

00:14:06何か残したりするのもね

00:14:10じゃあやっぱりそれ、オビさんにあげる

00:14:13え、じゃあって?

00:14:15それ、種のままでも綺麗だし

00:14:18蒔くだけで簡単に芽吹くから

00:14:21城を出てどこかで見たくなったら、花にしてあげて

00:14:25竜!

00:14:28竜!

00:14:30あ、よかった、ここにいた

00:14:33あ、あれ、一緒だったんだ

00:14:36ちょっとね

00:14:37研究室の片付け遅くなっちゃったし

00:14:40竜の姿が見えなくて探したんだけど

00:14:43オビがいたなら大丈夫だったね

00:14:48それ、花がなくなってる?

00:14:50うん、今年の種はもう収穫し終わったから

00:14:53さっき剪定した

00:14:55そうすると長生きするしね

00:14:57主に聞いたよ、種は全色揃ったのかい?

00:15:01まだ、青色のがない

00:15:04でも、また来年に咲くのを待つよ

00:15:09じゃあ揃ったら見せてね

00:15:11うん

00:15:18白雪!

00:15:22え、三早が?

00:15:25俺と白雪、お前に会いたいと訪ねてきている

00:15:29お前は見たくない顔だろうが

00:15:33そうだね

00:15:36そいつってお嬢さんさらった元貴族

00:15:39ろくでもない男だ!

00:15:41珍しく堂々と嫌ってるな

00:15:44じゃ、敵だな

00:15:46牢に入れられてたんだよね?

00:15:48何の用でここに?

00:15:50白雪、お前のことで話があるらしい

00:15:53私?

00:15:56どうする?

00:15:59会うよ

00:16:00よっ

00:16:02久しぶりだな、赤髪

00:16:06さあ話せ!

00:16:07要件は何だ、すぐ話せ!

00:16:10いきなりだけど、赤髪

00:16:12いや、白雪

00:16:14あんたさ、外見が十三四歳の薄茶色の髪下

00:16:18美少年の知り合いいる?

00:16:21美少年だって、お嬢さん、美少年

00:16:24心当たりない?

00:16:25じゃ、カズキって名前には?

00:16:27カズキ?

00:16:28何の話がしたいんだ、お前

00:16:31あ、いや、俺釈放されてから金が底をついたんで

00:16:35稼ぎに出ようととりあえず船に乗ったんだ

00:16:38そしたらそこに

00:16:41赤髪?

00:16:43ああ、リンゴみたいな赤い髪をした女だ

00:16:46知らねえな

00:16:48小僧、その姉ちゃんに気でもあんのか?

00:16:50ちげえし、小僧じゃねえし!

00:16:52おい、小僧

00:16:53小僧じゃねえ、カズキだ!

00:16:57んじゃ、カズキ、その赤髪なら知ってるぜ

00:17:03白雪のことを話したのか?

00:17:05ええ、昔赤髪の子が山で迷子になってたから

00:17:09こうしてやったらウィスタル城から迎えが来たって

00:17:13は?

00:17:14まあ、そいつあんたが実際城にいるならそのうち辿られたって

00:17:20それで殿下

00:17:22この情報の見返りと言ってはなんですが

00:17:25まとまった金か

00:17:27それが無理ならしばらくここで俺を雇ってください

00:17:32それが要件か!

00:17:34殿下、押さえて殿下!

00:17:36あ、交換条件で聞き出した相手の情報も持ってますよ

00:17:41今の話に乗っていただけるのでしたら申し上げます

00:17:45ま、待って!

00:17:47ちょっと待って

00:17:53お前は信用できない、情報が先だな

00:17:57白雪を探している理由です

00:18:01理由?

00:18:03その赤髪のお姫様には城なんかよりふさわしい場所があるんだよ

00:18:08ふさわしい場所?

00:18:11クラリヌスまで来た甲斐があった

00:18:15どういう意味?

00:18:18白雪、あんたまたその赤髪のせいでなんか巻き込まれてるんじゃねえの?

00:18:28失礼いたします

00:18:32どうした?

00:18:34すまないな、こんな時間に

00:18:37何の御用でしょうか、兄上

00:18:40厳密に言えばお前に用はないんだが、呼ばないと怒ると思ってな

00:18:45はっ

00:18:46白雪、久しぶりだね

00:18:49はい、イザナ王子

00:18:52煉獄タンバルンからあなたに夜会の招待状が届いた

00:18:56え?

00:18:58以前あちらの第一王子ラジ殿をクラリヌスに招いただろう

00:19:03その時白雪に世話になったレートのことだ

00:19:06ラジ王子?

00:19:08クラリヌスから戻って以来、一刻の王子としての意識に向上が見えると耳にしている

00:19:15白雪、あなたがラジ殿に向けた言葉、あれがいい薬になったんじゃないかな

00:19:25ラジ殿が故郷の王子でよかったと思わせてくれ

00:19:29タンバルンで生まれた者として

00:19:32タンバルンとしては一度あなたを見てみたいと言ったところだろう

00:19:38ではラジ殿の側において様子を見るのが目的か

00:19:42え?

00:19:43故郷が事実なら結構な話じゃないか

00:19:47信仰ある国の直国王だ

00:19:49切れ物でも考え物だが、ただの無能ではこちらが困るだろう、ゼン

00:19:59というわけで、もう一つカツを入れてきてくれるとありがたい

00:20:04滞在は7日間

00:20:06出国までは恥にならないよう、基本的な立ち位振る舞いの稽古に入ってもらう

00:20:12白雪、あなたに14日後のタンバルン行きを命じる

00:20:21返事をしないのは、この話が自分が何かを得られる機会になるかもしれないとは考えもしないからか?

00:20:32いいえ、誘おうし

00:20:37兄上、その命令、私から一つ条件を出させていただけますか?

00:20:44条件?

00:20:46白雪のつき人として、私が信頼を置く者を一名同行させたい

00:20:53これだけは譲るわけにはいきません

00:21:01いいだろう

00:21:02いいだろう

00:21:04では白雪、いいな?

00:21:07はい、承知しました

00:21:14そうか、白雪がタンバルンに

00:21:17そりゃまた、謎の美少年がお嬢さんをさらおうってしてる時に

00:21:23ミハヤは?

00:21:25城に留まらせてある、あの男しかカズキの顔を知らないからね

00:21:30光秀、タンバルンへの道具をお前に任せる

00:21:35はい

00:21:40タンバルン出発までの間、ここが白雪様のお部屋になりますので、ごゆっくりお休みください

00:21:47あ、はい

00:21:59明日から稽古、そしてタンバルン

00:22:05ミハヤやカズキって少年のことも、いろいろ

00:22:13これだけは譲るわけにはいきません

00:22:19せん

00:22:23こちらの部屋におられるのは

00:22:26こちらの部屋におられます

00:22:31失礼

00:22:35お嬢さん?

00:22:37オビ!

00:22:39なんだ、びっくりした、本人か

00:22:41よかった!オビ、練習相手になってくれない?

00:22:45はい

00:22:46だ、大丈夫ですよ

00:22:49白雪ともだいぶと慣れてきましたから

00:22:52武闘の先生?

00:22:54私が足を何回も踏んで、申し訳なくて

00:22:58それで俺?

00:23:00頼めないかな

00:23:01そりゃもったいないお誘いだけど、俺これからまたミハヤ殿のお守りだからさ

00:23:07そっか、私も時間ができたら港の方に情報を探しに行きたいんだけど

00:23:13たくましいね、主もお嬢さんも

00:23:16けど、あんたはタンバルンの剣で手一杯でしょうが

00:23:20屋外での立ち居振る舞いに食事作法までやることたくさんあるでしょうに

00:23:27美少年の方は俺と主に預けておきな

00:23:31ほら、この本、薬室長から

00:23:34流坊からは足の疲れに効く薬草だってさ

00:23:38オビ!

00:23:39じゃ、頑張ってね

00:23:42オビはもう出たか?

00:23:44ああ、何日も山猿のお守りさせられて、相当参ってるようだぞ

00:23:50今日こそ何か手がかりがあるといいね

00:23:53そうだな

00:23:57カズキと言うか

00:23:59カズキと言うか

00:24:00カズキと言うか

00:24:01カズキと言うか

00:24:02カズキと言うか

00:24:03カズキと言うか

00:24:04カズキと言うか

00:24:05カズキと言うか

00:24:06カズキと言うか

00:24:07そうだな

00:24:10カズキという名の少年か

00:24:16神を言った美少年?

00:24:18いや、カズキっていううちの一座の機体の若手なんだけど

00:24:22俺はいずれ騎士になる男だ!つって一座の金くすめて飛び出しちゃってね

00:24:27そりゃ大変だな

00:24:29もし入隊したいだの、城に使いたいだの言ってくる子供が現れたら

00:24:34それとなく引き留めておいてくれるかな

00:24:37ああ、気に留めておくよ

00:24:42次は片っ端から船を当たる

00:24:45兵士相手なら王子の指示だって言った方が早いんじゃ

00:24:49俺はそういう手段は慣れないんでね

00:24:53おい、慣れないって

00:24:55そちら前王子の側近なんですよね

00:24:59さあ

00:25:00さあって

00:25:01それよりちゃんと周りを見てろよ

00:25:04カズキの顔知ってんのはあんただけなんだ

00:25:07その人相と口の悪さじゃ城の人間だって言っても信じちゃあもらえないか

00:25:13おまけにエリマキヤマザルが一緒じゃね

00:25:16エリマキって

00:25:18自分物くせにうるせえな

00:25:20この野良猫顔

00:25:22言っとくが

00:25:23俺はお前と違って貴族の生まれなんだ

00:25:26どんな手を使ってでも必ずあいやがってあいつ

00:25:28俺の立場やあんたの目的が何であれ関係ない

00:25:33もし主やお嬢さんにちょっかい出したら

00:25:36そのエリマキ締め上げて山に返してやるよ

00:25:42行くぞ

00:25:58今やれること

00:26:03私のやるべきこと

00:26:20俺は

00:26:29白雪

00:26:32白雪

00:26:46帯のやつ

00:26:48いつの間に

00:26:58収穫なしか

00:27:01明日出発だってのに

00:27:11参ったな

00:27:14秘書

00:27:15光秀さん

00:27:18どこ行くんですかこんな時間に

00:27:20二人して

00:27:22はっ

00:27:23何がはっだ

00:27:24禅の迎えだよ戻ってこないから

00:27:29主が

00:27:38禅そろそろ戻れ

00:27:41稽古中

00:27:42主一人で

00:27:44白雪がどっかの輩に目をつけられてるのと

00:27:47タンバルン行きとが重なってから夜時間が空くとね

00:27:52やっぱり方針で行かせたくないんですよね

00:27:55そうだな

00:27:56というより自分で守りたくてしょうがないんだろう

00:28:07帯

00:28:08いたのか

00:28:10主勝負しましょう

00:28:12あ

00:28:13俺が勝ったらタンバルンへのお嬢さんの付き人

00:28:17俺にしてください

00:28:20あんたが守れないときは

00:28:22俺があんたの代わりに守る

00:28:24俺をお嬢さんの護衛役にしたのは主ですよ

00:28:45本当に身軽だな

00:28:46お前は

00:28:54いえ

00:29:04勝負あったな

00:29:07帯

00:29:08お前の勝ちだ

00:29:10え

00:29:11剣ならわからんが

00:29:13お前と素手でやりあうのは武が悪い

00:29:17いいんですか

00:29:18兄上には俺が信頼を置く者をと言ったからな

00:29:22お前に任せたって約束違反にはならん

00:29:26ただ白雪が抗議してきても

00:29:28俺は責任は取らないぞ

00:29:32そこは助けてくださいよ主

00:29:37じゃあちょっと報告してくるか

00:29:52白雪

00:29:59遅くにすまん

00:30:00少し話せるか

00:30:02えっと

00:30:05どうぞ

00:30:06いやここは今一応お前の部屋だからな

00:30:13この先に話せる場所がある

00:30:15できればそこで

00:30:18ご、ごめん

00:30:20明日は出発日だから時間がないかと思ってきたが

00:30:23もしかして起こしたか

00:30:25ううん

00:30:26薬学書読んでた

00:30:28薬室長が差し入れてくれて

00:30:31その方がなんかよく眠れるんだ

00:30:34薬学書で

00:30:36うんぐっすり

00:30:40俺はさっきまで帯と一線交えていたぞ

00:30:44え

00:30:46お前の付き人

00:30:48あいつに任せることにした

00:30:50帯?

00:30:51それとタンバルンのおまわくのことも

00:30:54お前を探してる輩のことも

00:30:57白雪

00:30:58お前に色々と言っておきたいと思ってるはずなんだが

00:31:02難しいな

00:31:06私は

00:31:08ゼンと話してるだけで不安がなくなるから

00:31:11平気

00:31:13それに今日の最終稽古で

00:31:16先生の足を踏むことも

00:31:18裾踏んでこけることもなく終えたので

00:31:21少なくともタンバルンの厄介は何とかやってくるよ

00:31:25言われてみれば

00:31:27その手は転んだかすり傷か

00:31:30そ、そう

00:31:32実は膝もすりむいたよ

00:31:34見事に

00:31:35気をつけろよ

00:31:43それじゃあ

00:31:44おやすみ

00:31:45あ

00:32:13おやすみ

00:32:14うん

00:32:15また明日

00:32:24お疲れ様です

00:32:26あれ?

00:32:27星陰の門の方に馬車が出て

00:32:30あ、白雪だの

00:32:32なに?

00:32:33白雪の馬車が

00:32:35白雪の馬車が

00:32:37白雪の馬車が

00:32:39白雪の馬車が

00:32:41なに?

00:32:42白雪殿の身分だと

00:32:44あの門は開けてはもらえんはずだが

00:32:47殿下と外出じゃないすか

00:32:51移動は身軽が心情だってのに

00:32:53こんな着替え持たされるとは

00:32:56帯、馬車は?

00:32:58いや、俺は馬でついてくよ

00:33:00そうか

00:33:01でも一緒にタンバルンへ行くのが帯だって

00:33:04昨夜まで知らなかったよ

00:33:06あ、そう?

00:33:08まあよろしくね

00:33:09こちらこそ

00:33:10一緒に行ってくれてありがとう

00:33:13いや、まあ

00:33:16お嬢さんさ

00:33:17ん?

00:33:18それ、俺にどう決まったかは聞いたのかい?

00:33:21どうって?

00:33:24主が話してないなら内緒

00:33:26えっ、自分で言っておいて

00:33:31一番あんたについてたいと思ってるのは主だってだけ

00:33:35教えておくよ

00:33:40白雪が城を開けている間に

00:33:42せめてカズキが見つかるといいんだがな

00:33:45そうだな

00:33:46タンバルン滞在と

00:33:48行き帰りの行程で不在はひと月

00:33:52帰りはどこかまで迎えに行けるよう

00:33:54計らおうか

00:33:58その前に行きで少し揉めるかもしれん

00:34:05私がどうこうすること

00:34:07私がどうこうすることに何か言いたいことがある顔だな

00:34:12い、いえ

00:34:13そんなことは

00:34:14お嬢さん

00:34:15どうかしっと

00:34:18お前

00:34:19はっ

00:34:20これは失礼いたしました

00:34:22遥公爵殿

00:34:24前殿下の伝令役をしているそうだな

00:34:27ご、ご存知で

00:34:29殿下から聞いている

00:34:31タンバルンへは殿下の側近が一人つくそうだが

00:34:34まさかお前か

00:34:36そうですが

00:34:37ああ揃ってるな

00:34:38見送りに来たぞ

00:34:40前殿下

00:34:41少々お時間よろしいか

00:34:43よ、よろしいな

00:34:46公爵も国境近くまで同行してくださるそうです

00:34:53前殿下

00:34:54馬車の用意が整いました

00:34:56こちらです

00:34:58では

00:34:59道中よろしく頼む遥公

00:35:01はっ

00:35:02しっかりやれよ

00:35:04ええ

00:35:05あの前王子

00:35:07何か今持っているもので

00:35:09タンバルンに借りていいというものはないですか

00:35:12タンバルンに

00:35:13はい

00:35:14ピンとかボタンとか

00:35:18時計でもいいのか

00:35:21はい

00:35:23帰ってきたらお返しします

00:35:28それでは

00:35:32兄上

00:35:35気にするな

00:35:36ただの見送りだ

00:35:50では前王子

00:35:52喜喜さん

00:35:53水枝さん

00:35:55行って参ります

00:36:05兄上

00:36:08おいでになるとは思いませんでした

00:36:11お前のしょぼくれている姿を見ようと思ったんだが

00:36:14それほどでもなかったな

00:36:17それほどとは

00:36:19前王子

00:36:20はい

00:36:22あの娘のことで一つ

00:36:24俺が覚えたものを教えてやろうか

00:36:26覚えたもの?

00:36:28目の色

00:36:32この城に戻ったとき

00:36:34曇っていなければいいがな

00:36:42タンバルンは7日間なんて言ってるけど

00:36:44本当にそれで帰って来られるのかね

00:36:47分からない

00:36:49でも

00:36:50お前は

00:36:51お前は

00:36:52お前は

00:36:53お前は

00:36:54お前は

00:36:55お前は

00:36:56お前は

00:36:58な

00:37:05なに

00:37:06なに

00:37:11しかし

00:37:12帯には禅と司令器のこと

00:37:14どう思うか聞いておくべきかと思っ

00:37:16思うか聞いておくべきかと思ったが

00:37:18あんたが守れないときは

00:37:20俺があんたの代わりに守り

00:37:23野暮になるか

00:37:25そもそも聞かれて

00:37:26これで温信を口にするかどうか

00:37:35クラリネスとタンバルンは

00:37:37それぞれの国で発達してきた土地や技術

00:37:40知識を互いに有益として付き合いが続いている

00:37:44とはいえ

00:37:45城の事情など干渉しあってはいない

00:37:48タンバルンで何をするか

00:37:50何をしないかは自分の目で見て決めることだな

00:37:53はい

00:37:56私がタンバルンでできること

00:38:12白雪さん

00:38:13タルツギ草を一束取ってくれる?

00:38:20新しい調合の薬?

00:38:23うん

00:38:26今頃タンバルンに着く頃かしらね

00:38:30うん

00:38:33ありがとうございました

00:38:35ハルカ公爵

00:38:36ウィスタルまでお気を付けて

00:38:38君も招待を受け

00:38:40イザナ殿下のご命令があった以上

00:38:42無様な思いをして帰ってくるだけにならぬようにしろ

00:38:47お前もどうぞ

00:38:48はっ

00:38:53片仏

00:38:54さあ俺たちも行こうか

00:38:57うん

00:38:58入ろうタンバルンへ

00:39:02ひとまずここまでつけられたりはしなかったか

00:39:12お嬢さん

00:39:16ああ

00:39:18俺の馬に乗ってく?

00:39:20え、城まで?

00:39:22ああ、いや

00:39:44故郷そのものは嬉しいか

00:39:48とはいえ今回は

00:39:50とはいえ今回は

00:40:08遠いところよく来てくれた

00:40:11再び会えて嬉しく思う白雪殿

00:40:14ありがとうございます

00:40:16お招きいただきまして光栄です王子

00:40:21あ

00:40:26さあ、こちらへ

00:40:33なんか違う

00:40:38聞いていた通り

00:40:40王子として心を入れ替えたのかな

00:40:51それで白雪殿

00:40:53はい

00:40:59なぜ来た

00:41:01え

00:41:03あなたがお呼びになられたのですよラジオ王子

00:41:06分かっている

00:41:08夜会に招待していただいたと聞いています

00:41:11そうだ、礼をしようと思い呼んだのだ

00:41:15クラリネスの城で君に

00:41:17世話になったという気になった

00:41:20なぜかはよく分からん

00:41:22とこのようにどうもラジオ王子は煮え切らない様子でしたので

00:41:26煮え切らないとは何だ

00:41:28私どもが気を利かせて

00:41:30白雪殿を招いて何かお礼をされたら如何かと申し上げたのです

00:41:34わ、私は考えてるところだったのだ

00:41:40ところでそのものは

00:41:42初めて見るが

00:41:44はい、クラリネスから共に参りました

00:41:48お初にお目にかかります王子

00:41:51オビと申します

00:41:53この度、白雪殿の道中護衛役兼つき人を

00:41:57我が主、禅殿下より任されております

00:42:02白雪殿、禅殿は

00:42:05今回の招致に何か言っておられたか

00:42:08いえ、特に

00:42:10そ、そうか

00:42:11そうですラジオ王子

00:42:13白雪殿の滞在中はできる限り一緒におられては

00:42:19何を驚いておられるのです

00:42:21あなたが呼び出したのですから

00:42:23あなたがもてなさなければ

00:42:31なぜ何も言わないのだ

00:42:34君にとっていい話か、これは

00:42:37わかりません

00:42:39私はラジオ王子と長く一緒にいたことがありませんので

00:42:43ですが、二度とない機会だとも思います

00:42:47そうだが

00:42:53ではラジオ王子

00:42:55一緒にいてみませんか

00:42:57え?

00:43:06白雪殿がどうしてもと言うならば仕方がない

00:43:13私も歓迎するとしよう

00:43:17ラジオ王子と白雪殿

00:43:19ご親睦を深めるために

00:43:21今日はご一緒に過ごされるらしいですわ

00:43:24坂木様が喜んでいらっしゃいました

00:43:27白雪殿と親しくなられて

00:43:29ラジ様がより良い方に変わられたと

00:43:32私、白雪殿を一目見ましたけれど

00:43:35本当にリンゴのような赤い髪でいらっしゃいましたわ

00:43:39うん

00:43:41兄様を変えたという人

00:43:43それも女の方

00:43:46あ、姫様

00:43:48行きましょう、ユジナ

00:43:50え、どこに行くの、ロナ

00:43:52決まってるでしょ

00:43:53様子を見に行くの

00:43:55赤髪の白雪さんがどんな方か

00:43:58私たちが見極めるのよ

00:44:06あなたは?

00:44:08お嬢さん

00:44:10どうぞ

00:44:12やったね、便利だ

00:44:14続き部屋だよ

00:44:16何かあったら呼んでね、お嬢さん

00:44:19うん、アビも

00:44:21了解

00:44:23一応聞いとく

00:44:25ラジオ王子とのこと、無理はしてないよね

00:44:28もちろん、これは自分で決めたことだから

00:44:32では参りますか

00:44:35あ、美味しいお茶ですね、ラジオ王子

00:44:39ふん、当然だ

00:44:41私の口に合うように最高級の茶葉を使っているのだからな

00:44:46そ、そうですか

00:44:49うん

00:44:51す、素敵なお花ですね、ラジオ王子

00:44:54どうぞ

00:44:56ありがとう

00:44:58どうぞ

00:45:01す、素敵なお花ですね、ラジオ王子

00:45:05今日は少し地味だな

00:45:07もっと華やかでなければこの部屋には相応しくない

00:45:12そ、そうですか

00:45:18あの、ラジオ王子

00:45:20何だ

00:45:22少し外の空気を吸ってきます

00:45:25うん、よかろう

00:45:31どうぞ

00:45:44いかがなさいました、ラジオ王子

00:45:47私にはわからん

00:45:49ではラジオ王子、一緒にいてみませんか

00:45:54私といることで、あの娘にとっていいことがあるとは思えん

00:45:59何を考えている

00:46:01白雪殿はラジオ王子に歩み寄ろうとなさっておられるのです

00:46:05深く考えずに楽しく過ごされてはいかがでしょう

00:46:08何を話せばいいかもわからん

00:46:10これ以上どうしろというのだ

00:46:12それはご自分でお考えください

00:46:19苦戦してますね、お嬢さん

00:46:21うん、そうだね

00:46:25懐かしいな、この景色

00:46:29俺としては城下に行きたいね、酒場とかさ

00:46:33あ、私の家、昔酒場だったよ

00:46:36そうなの

00:46:38亡くなった祖母がやってたんだ

00:46:40勝手に薬屋か何かかと思ってたよ

00:46:43薬草は私が育ててたけど

00:46:46そういえば前に山生まれだって話してたよね

00:46:50うん、小さい頃にね

00:46:52でもあんまり覚えていないんだ

00:46:54すぐに祖父母に引き取られたから

00:46:57え、そうなんだ

00:46:59お世話になった人たちには会いたいけど

00:47:02今はここで私にできることをするよ

00:47:05お、前向きだね

00:47:07今は厄介なことでもいいことにつながっているかもしれない

00:47:12前から教わった言葉なんだ

00:47:15ま、今度この国に来た時は

00:47:18下町にも山にも好きに行けるでしょ

00:47:21うん

00:47:26白雪殿

00:47:30せっかく城へ来たのだ

00:47:32部屋にいるより城内を案内しようと思うのだが

00:47:36ラジオ寺が?

00:47:38はい、ぜひ

00:47:41兵の数を増やし捜索を続けているが

00:47:44和樹という少年に関して有益な情報はまだ何も

00:47:49何が目的で白雪を付け狙っているのか

00:47:53見栄はどうしている?

00:47:55兵の突き沿いの下、町での捜索に当たらせている

00:48:00今頃白雪はタンバルンで務めを果たしている

00:48:04俺たちはここでできる限りのことをしよう

00:48:10シェナザード城内には

00:48:12壁を琥珀で装飾した部屋や風鈴を飾った街廊

00:48:16珍しい植物を有した温室などがある

00:48:19どこが見たい?

00:48:21では温室がいいです

00:48:23温室か、まあいいな

00:48:26失礼

00:48:27行かれるのはよろしいですが

00:48:29影から見物されているようですよ

00:48:31何?

00:48:35そういえば、いつもより兵たちが多い気がするが

00:48:39皆見物か!

00:48:47ついて来たまえ

00:48:49あ、はい

00:48:54ここは?

00:48:56地下通路への入り口だ

00:49:02普段は使わぬが、ここなら誰もおらぬし

00:49:05温室へも通じている

00:49:07なんだか迷いそうですね

00:49:09非常時のために作られた道だ

00:49:12内部をよく知らぬ者が入ると厄介ではあるな

00:49:15ラジオ寺は大丈夫なんですか?

00:49:17しっけえな!

00:49:18私は道を覚えるために何度か来ている

00:49:21それは失礼しました

00:49:32ここですか?

00:49:35いや、もう少し先だな

00:49:45うん

00:49:50あの、あとどれくらいで目的地に

00:49:53もうじきだ!黙ってついてくればよい!

00:49:56でもこの道先ほども通りましたが

00:49:59王子、もしかして迷って

00:50:01違う!迷ってなどいない!

00:50:03出口はこの先だ!

00:50:09なぜ行き止まりなのだ!

00:50:11なぜって

00:50:12それはこちらが聞きたいですね

00:50:15どうにかして扉を開けることはできないんですか?

00:50:20おお、これか!

00:50:22この左右の鎖を同時に引けば柵が上がる

00:50:25なるほど、では一つは私が

00:50:30さあ、行くぞ

00:50:31いつでも

00:50:323、2、1

00:50:37壁が!

00:50:38壁が!

00:50:44矢、矢が!どうして!

00:50:47お怪我はありませんか?

00:50:51思い出したぞ

00:50:53ここは侵入者や追跡者用の仕掛けがあちこちにある道だ

00:50:57え、じゃあ引き返した方が

00:51:00まったく、なぜこんなことに

00:51:09前に進むしかないようですね

00:51:12一体何だというのだ!

00:51:14だからこっちが聞きたいんですがね

00:51:16私のせいではないぞ

00:51:18こんなところに仕掛けがあるのが悪いのだ

00:51:21やっぱりこのまま進むより救助を待った方がいいんじゃないかな

00:51:27ちなみに教えておこう

00:51:29この地下通路は非常時と毎朝の見回りの時しか人は来ない

00:51:35つまり今日は誰も来ない

00:51:38もうだいぶ歩いたな

00:51:45大丈夫ですか王子

00:51:47馬車でもなければこれ以上は進めん

00:51:50私にかまわず先に行け

00:51:52いやいや、なし王子がいないと何にもわからないので

00:51:55俺たちの命もかかってるんです

00:51:58こんな目に遭うとは

00:52:00やはり私としらゆきさんは

00:52:03いえ、それとこれとは別問題です

00:52:06なし王子、行きましょう

00:52:08王子の記憶が頼りです

00:52:11た、頼り?

00:52:13上に出ましょう

00:52:16言われなくてもわかっている!

00:52:23あなたは?

00:52:25あなたは?

00:52:27あなたは?

00:52:29あなたは?

00:52:32あなたは?

00:52:44ねえ、引き返そうよ

00:52:46いえ、様子を見るいい機会ですもの

00:52:49それにしても、あの兄様からやる気を引き出すなんて

00:52:53噂通りすごい方かもしれないわ、しらゆきさん

00:53:02ゼンは?

00:53:03外に出てる、例の取り使いの部隊の件で

00:53:07しらゆきが頑張っているから、負けていられないって

00:53:11そうか、サインをもらいに来たんだが

00:53:14少し見てくれ

00:53:23相変わらず見事だ

00:53:25その笛の音を聞くのも久しぶりだな、木原殿

00:53:28はい、お久しぶりです、殿下

00:53:31あの、しらゆきは勤務中でしょうか?

00:53:34ああ、今出張で城を開けているんだ

00:53:37ああ、そうでしたか

00:53:39土産があったのにな、木原

00:53:41土産?

00:53:42はい、お世話になったお礼に

00:53:44島のくるみ石で、すぐのアクセサリーを作ったんです

00:53:48くるみ石か、良ければ預かるが

00:53:51では、お願いします

00:53:54きっと喜ぶ

00:53:57取り使いの部隊の件だが

00:53:59やはり、あなた方に城に入ってもらうより

00:54:02まず平和が島に行った方がいいか

00:54:04はい、島での訓練と同じ方法の方が入りやすいかと

00:54:13分かった、そのように取り計らう

00:54:15こちらも、受け入れ体制は整っております

00:54:18ああ、よろしく頼む

00:54:22伊沢様は?

00:54:24様子を見ていただけだ

00:54:26ちゃんとやっているようだな

00:54:28はい

00:54:32何だ?

00:54:33一つお聞きしたいのです

00:54:35伊沢様は、善様と白雪を試しておられるのですか?

00:54:42ああ、何を面倒った顔をしている?

00:54:46あいえ、かわされるかと

00:54:49別にお前に隠しておきたいことじゃない

00:54:52このままあの子たちが折れようが

00:54:54退屈な見せ物だったと思うだけで片付く

00:54:57善様は白雪と出会い、強くなられています

00:55:02そして、おそらく白雪も

00:55:06この先どう転ぶか

00:55:08いや、どう動くかだと面白いな

00:55:14光秀、ここに立て

00:55:16はい

00:55:23おっと、あいびきがばれてしまったようだな

00:55:27伊沢様!

00:55:28主人のところへ行け

00:55:32こういうところは善とそっくりだな

00:55:39大丈夫?

00:55:40重い

00:55:42どこかに水が引くか足場ができるかの装置があったはずだが

00:55:47い、いえ、何も触らないで済むならその方が

00:55:52ぎゃっ

00:55:55うん、ご苦労だった

00:55:57はい

00:56:07オビ?

00:56:08お嬢さん、ちょっとここで待っててもらえますか?

00:56:11えっ、危ないよ一人で

00:56:14すぐ戻ります

00:56:17行ってしまったが大丈夫なのか?あの者は

00:56:21はい

00:56:32足場ができてる

00:56:37これは渡る邪魔をしちゃったかな

00:56:41大丈夫かなあの人

00:56:43あれくらい平気よ

00:56:45さ、様子を見ていきましょう

00:56:47あ、オーナー!

00:56:49今頃に動き取れなくて静かにして

00:56:53驚いたな、まさか子供とはね

00:56:59さっきの音は何だ?

00:57:01私、よくわからなかった

00:57:03何だ?

00:57:04何だ?

00:57:05何だ?

00:57:06何だ?

00:57:07何だ?

00:57:09私、様子を見てきます

00:57:11待て!任せておけばいいだろう

00:57:14何かあって一人じゃ動けないのかも

00:57:16君がそうなったらどうする

00:57:18君が怪我でもしたら

00:57:20禅殿が何を言うか分からんではないか

00:57:27ラシ王子

00:57:28な、なんだ?

00:57:30私の言動が王子にとって脅しのように思えるなら

00:57:35すぐにでもクラリネスに帰ります

00:57:39きっと王子にとっても私にとっても何にもなりません

00:57:44そうは言っていない

00:57:46ならばなぜ白雪殿は私と一緒にいようなどと言ったのだ

00:57:50やはり無理だと言ってさっさと帰るためか

00:57:53馬鹿ですか!

00:57:54王子との関係を変えたいと思ったからです

00:57:59私は

00:58:02私は人と出会い

00:58:04人といることで多くのことを教わってきました

00:58:08この国にいた時もクラリネスに行ってからもです

00:58:12ラシ王子と出会ったことも無駄なこととは思いません

00:58:16出会い方はいいものだったとは言えませんけど

00:58:19関係は変えていけると思うんです

00:58:24放せ!

00:58:25放しなさい!

00:58:26やっと捕まえましたよ

00:58:29放しなさい!

00:58:30お前たち何をやっているのだ!

00:58:32兄様!

00:58:39私、アンバルンの王女、ロナです

00:58:42こっちは双子の弟の

00:58:44第二王子、ユジノです

00:58:46お、お姫様

00:58:49お初にお目にかかります

00:58:51白雪と申します

00:58:52ええ、聞いているわ

00:58:54というか、お前たちついてきていたのか

00:58:57ロナ姫、ユジノ王子

00:58:58出口までの道順はご存知ですか?

00:59:01いいえ、私たちも迷いながら来たのよ

00:59:04僕は分かる

00:59:05どこの出口がいいですか?

00:59:07どうして行っちゃうのよ!

00:59:08もっと様子を見ていたかったわ!

00:59:10だって早く外に出たいよ!

00:59:12いいからさっさと案内しろ!

00:59:29とんだ回り道をしてしまったな

00:59:32はい、それでも得るものはありました

00:59:36初めて私の目を見て話をしてくれましたから

00:59:58珍しい花がこんなに

01:00:00薬草もあるんですね

01:00:02好きに見たまえ

01:00:04私は少し休む

01:00:06あ、はい

01:00:18兄様

01:00:20今明らかに白雪さんを見つめて

01:00:23もしや恋はずないよ

01:00:26恐ろしいことを言うな!

01:00:28そんな気はない!

01:00:29ですけど

01:00:31サカキに聞きましたわ

01:00:35どうしたのです、ラジオ寺

01:00:37考え事ばかりしてあなたらしくもない

01:00:41答えが出ぬのだが

01:00:43答え?

01:00:44ああ

01:00:45お前たち

01:00:47もし私に

01:00:48王子として至らぬところがあれば言ってみたまえ

01:00:57落ちたぞ

01:00:59少なくとも

01:01:00クラリネス白雪さんとお会いしたから

01:01:02兄様はお自分を見直そうとなさっているのでしょう

01:01:07大げさだな

01:01:09見直すのではなく

01:01:11より完璧になろうとしているだけだ

01:01:16それに白雪殿がいつまで城にいるかもわからんのだ

01:01:20やけがさしてすぐに帰ってしまうかもしれん

01:01:24兄様

01:01:25お

01:01:32オビ殿

01:01:33少々いいか

01:01:34はい

01:01:37迷惑をかけた

01:01:40白雪殿にもそう言っておいてくれ

01:01:45承知いたしました

01:01:47聞いた?

01:01:49声は小さかったけど

01:01:51あの兄様がご自分の火を詫びるなんて

01:01:55これは大きな一歩よ

01:02:01お室を見せていただいてありがとうございました

01:02:04ああ

01:02:05また時間があれば好きに見るといい

01:02:11ラジオ寺

01:02:15あの

01:02:17また明日

01:02:21ああ

01:02:27光秀

01:02:28はい

01:02:29昼間兄上とは何を

01:02:32いや少し話をしていただけだ

01:02:38長いな

01:02:41兄上が何を考えているのかは知らんが

01:02:44俺も白雪もこれしきのことで折れはしないぞ

01:02:48そう言っておいた

01:02:52ゼン

01:02:53例のカズキという少年の目撃情報が入ったよ

01:02:57本当か

01:02:59それともう一つ

01:03:01ミハヤが城内から姿を消した

01:03:12探したぜ美少年

01:03:16ああ

01:03:17あんた前に

01:03:18兄

01:03:19何

01:03:20俺になんかよ

01:03:21いや

01:03:22俺あの後白い人稼ぎしようと思ったんだけど

01:03:26うまいこといかなくてさ

01:03:29だから赤髪を狙う目の前の悪党を捕まえて

01:03:33手柄にすることにした

01:03:43じゃあお兄さん

01:03:44俺に協力してよ

01:03:46いい稼ぎになるよう頼んであげるからさ

01:03:49頼む

01:03:50誰に

01:03:51お兄さんの言う悪党

01:03:53俺の仲間にだよ

01:03:55協力って

01:03:57赤髪を城よりふさわしい場所に連れて行くっての

01:04:01もうね

01:04:03嫌だね

01:04:04赤髪は可愛げがねえし

01:04:06おまけに怖いナイトがいるんだっての

01:04:10ナイトが守る姫は

01:04:12かっさらうのが定石だよ

01:04:17白雪がタンバルンへ行ってる間に

01:04:20カズキを取っ捕まえ話を聞く

01:04:23そのつもりだったんだがな

01:04:28お早い夜月で

01:04:30禅殿か

01:04:32たく

01:04:33なんでお前を探しに来なきゃならんのだ

01:04:37よく勝手に動いてくれた

01:04:39お前は

01:04:40お前は

01:04:41お前は

01:04:42お前は

01:04:43お前は

01:04:44よく勝手に動いてくれた

01:04:46お前と一緒に情報収集してもらった兵士に

01:04:49お前と一緒に情報収集してもらった兵士に

01:04:50縄を渡しておくんだったな

01:04:52縄なら俺も持って行くべきでしたよ

01:04:55そしたら今頃

01:04:56あの生意気な小僧

01:04:58殿下への土産になってたのに

01:05:00全くだな

01:05:01で、どう逃げられた

01:05:03それが

01:05:04カズキと話してる時に仲間がもう一人現れまして

01:05:09白雪は今

01:05:10タンバルンの城にいるからここをすぐに立つと

01:05:14白雪がタンバルンの城にいると知っていたのか

01:05:17え、ええ

01:05:20白雪

01:05:23ナイトが守る姫は

01:05:25カッサラオノが定石だよ

01:05:27そう簡単に行くとは思えねえけどな

01:05:30どうする?協力する?しない?

01:05:33だから言ってんだろ

01:05:35俺は悪党になる気はないんでね

01:05:39分かってないね、お兄さん

01:05:41おい、何をしている

01:05:43すぐにここを出るぞ

01:05:45出るってどこへ

01:05:47タンバルンだ

01:05:48白雪は今シェナザード城にいるらしい

01:05:51え、なに、なんでさ、こっちの王城にいるんじゃ

01:05:55理由までは知らん

01:05:56なんだよ、無駄足じゃん

01:05:59そういうな、急げば迎えに行きやすくなったぞ

01:06:03で、その男は情報屋か

01:06:06そうじゃないけど

01:06:08クラリネスの王子様に何か喋るかもね

01:06:11連れてく?

01:06:13冗談じゃない、そっちが勝手に人の前で喋ったんだろ

01:06:22というわけで、つまり逃げたのは俺なんですけど

01:06:26カズキに仲間が

01:06:28想像より話がでかいな

01:06:30こちらの情報もどこまで伝わっているのか

01:06:38ここから一番近い駐屯地で兵を手配し

01:06:42帯にこれを

01:06:43分かった

01:06:44待て、これも一緒に頼む

01:06:48白雪にだ

01:06:51ミハヤ、起きて動けるのか

01:06:54ええ、まあ

01:06:55お前しか相手の顔を知らん

01:06:57付き合ってもらうぞ

01:06:59え、まさか、今からタンバルね

01:07:04いいや、一度城に戻ってからだ

01:07:08殿下、失礼いたします

01:07:10イザナ殿下

01:07:12どうした

01:07:14それが

01:07:17何の用だ、こんな時間に

01:07:20禅

01:07:27変わる

01:07:29変わらない

01:07:31変わる

01:07:33変わらない

01:07:35変わらない

01:07:37変わる

01:07:39変わらない

01:07:41関係は変えていけると思うんです

01:07:47今日はお早いですね

01:07:50眠れませんでしたか

01:07:52何かを考えることでも

01:07:56ラジオ王子

01:07:58サカキ

01:08:00今日の予定だが

01:08:03まさか

01:08:04信じられない

01:08:05信じられない

01:08:06あの王子が

01:08:07本当に

01:08:13どうしたのかな

01:08:14さあ

01:08:17こちらで王子がお待ちです

01:08:19ありがとうございます

01:08:22この部屋って

01:08:32すごい

01:08:34本当に立派だね

01:08:36けど、なんでここ

01:08:37王子

01:08:39ラジオ王子

01:08:40ここだ、白雪殿

01:08:46兄様が国政の勉強を始めたって本当

01:08:50どこで聞かれたんです

01:08:52みんな話しているわ

01:08:54僕は兵が話しているのを聞いた

01:08:56立ち行きははしたないですよ

01:09:00それでどうなの、サカキ

01:09:03はい、今朝になり突然

01:09:06ご自分から言い出されたのは初めてかと

01:09:09兄様に何か心境の変化があったのね

01:09:12そうに違いないわよね

01:09:14さて、お聞きしても

01:09:16眉間にシワを寄せているばかりで

01:09:18やっぱり白雪さんを招いたことが

01:09:21良い方に働いているのかな

01:09:23そうね

01:09:24兄様は落ちてしまったのよ

01:09:26落ちた

01:09:27そう

01:09:28恋に

01:09:29白雪さんに

01:09:31それはそれは

01:09:32けど兄様は否定したって

01:09:35確かに昨日ははぐらかしていたけど

01:09:37きっと自分の家に生まれた初めての思いに

01:09:40戸惑っていらっしゃったんだわ

01:09:42これは大変なことよ

01:09:44今までなかったことだもの

01:09:46ローナ、また何かするの?

01:09:52白雪殿がこうもあっさりと

01:09:54書庫で過ごしても構わんと言うとはな

01:09:58退屈ではないのか

01:09:59はい、興味のある文献がたくさんありますので

01:10:03俺は三欠になりそう

01:10:06意外な場所ではありましたけど

01:10:09羅志王子は何か調べ物ですか

01:10:13私は一国の王子なのだぞ

01:10:15色々とやらねばならんことがあるのだ

01:10:22茶を運んだ女中が話していましたよ

01:10:25お二人はご友人のような良い雰囲気だった

01:10:29友人?

01:10:31よろしいのですか

01:10:32そんな司令機殿をクラリネスに返して

01:10:36何?

01:10:37ここに残りたいと思うようにくどかれては

01:10:41得意でしょ

01:10:43恐ろしいことを言うな!

01:10:45私は疲れているのだ、もう寝る!

01:10:48好き勝手言いよって

01:10:50どこその王子の恐ろしさを知らんから

01:10:52そんなことが言えるのだ

01:10:53兄さんも

01:10:55白雪さんを逃がしちゃダメよ

01:10:59親困りましたね

01:11:01白雪殿の部屋をお教えしましょうか

01:11:05お前さっき友人と言っていただろ

01:11:08信頼など他にいくらでもあるわ

01:11:12たく、私と白雪殿はそんな

01:11:15今日もここかい

01:11:18お茶をお持ちしました

01:11:20ありがとうございます

01:11:22白雪殿

01:11:24はい

01:11:27な、なにか?

01:11:43クリス!)

01:11:46クリス!

01:11:48あ、クリス!

01:11:51先日、君が言っていた私たちの関係を変えたいということについて、ずっと考えていたのだが

01:11:59はい

01:12:00そもそも、私と白雪殿の関係とはなんだ

01:12:04な、何と聞かれると

01:12:07よくわからんであろう

01:12:10わからん

01:12:12だがな、私はこのタンバルンの王子が私でよかったと、君に言わせてやりたいのだ

01:12:21今、言えるか

01:12:31まあいい、私が今持っているものでは足りぬのだろう

01:12:38ならば、得るしかないではないか

01:12:42では、この次

01:12:51この国に来たときに、城下の人たちが拉致王子のことを誇らしそうに話しているのを楽しみにしてます

01:13:02相手が増えているぞ

01:13:04王子

01:13:06ユジナ、聞いたでしょ

01:13:08うん

01:13:10白雪さんは返すべきじゃないわ

01:13:12そばに置くよう兄様をその気にさせないと

01:13:15失礼

01:13:17あの人はダメですよ、姫君

01:13:21あれ

01:13:23どうかしたか

01:13:25なぜ、兄様のところに迎えられるよりいいお話でもあるのかしら

01:13:32どうなの

01:13:33お前たち、またか

01:13:36そこで何をしているのだ

01:13:38兄様、いらしたの

01:13:40読書とは珍しいですね

01:13:42珍しいだと

01:13:44お前たちは知らんだろうがな

01:13:47私が自室で常日頃寝るままをしんでやっていることを

01:13:51今日はあえてこの場所で公開してやっている

01:13:53いつの間に

01:13:54ついさっきですよ

01:13:56そうだったんだ、よく気がついたね

01:13:59お嬢さんこそ

01:14:01まさか

01:14:04だから決して珍しくなどない

01:14:06そう、美人もこれこっちもだ

01:14:20まあ、ごめんなさい

01:14:22足がもつれてしまって

01:14:24い、いえ

01:14:26ありがとう、オービー

01:14:28いえいえ、お嬢さん

01:14:32なかなか手強いかもしれないわ

01:14:35もうやめとこうよ、ロナ

01:14:37まだまだこれからでしょ

01:14:39しっかりしてちょうだい、ユシナ

01:14:43お前たち

01:14:46何をしに来たのか知らんが

01:14:48すぐさま部屋に戻れ、もったく

01:14:50言われずとも戻ります

01:14:54二人とも元気だね

01:14:56ほんと

01:15:02おはようございます

01:15:06ラジオ氏?

01:15:16今日は薬草園を見てまわるそうです

01:15:19作業でしたか

01:15:25すごい、ふうらげ草だ

01:15:28山でしかうまくさせない

01:15:30山でしかうまく育たないのに

01:15:32そうなのか

01:15:34はい、仕事が休みの日には

01:15:36よく山へとりに行っていました

01:15:38山か

01:15:40確かそこら一帯には

01:15:42賊退治をなりわいとする

01:15:44集団がいるんだったな

01:15:46城の英兵の人たちですか

01:15:49いや

01:15:51彼らは国の正式な組織ではないが

01:15:53賊から民衆を守ろうと

01:15:55自らの意志で集まっているそうだ

01:15:58よほど正義感の強い者たちなのだろう

01:16:01そんな人たちが

01:16:04よくご存知ですね、ラジオ氏

01:16:08他にもあるぞ、聞くか

01:16:10はい、お願いします

01:16:12幼い頃よりわがまま放題のラジオ氏は

01:16:16道を踏み外し続けた結果

01:16:19白雪殿に多大なご迷惑をおかけしました

01:16:22ですが

01:16:24王子は白雪殿と出会い変わられた

01:16:27ような気がします

01:16:29いつか王子にも気の合う方がいらっしゃればと思っていましたが

01:16:34白雪殿は不思議な熱をお持ちです

01:16:38人を動かす何かとても熱い

01:16:42ですのでいかがでしょう

01:16:44もう少し滞在を伸ばされては

01:16:49それはどうですかね

01:16:58疲れてないかい

01:16:59うん、今日は色々見ることができたし

01:17:02白雪殿、明日の夜会だが

01:17:06舞曲で好きなものがあれば演奏させるが

01:17:09あ、あ、私は

01:17:12ここに来る前に練習をしてようやくなので

01:17:15練習?

01:17:16はい、何か四拍子のゆっくりした曲があれば

01:17:21踊れなかったのか

01:17:23はい、踊りといえば

01:17:25街のお祭りでくるくる回ってたくらいですね

01:17:28そういうものか

01:17:30ならば

01:17:37バ、バイオリン

01:17:39ええ

01:17:53ありがとうございます

01:17:54これなら踊れそうです

01:17:56そうか

01:18:00白雪殿は夜会の翌日に帰るのだったな

01:18:04はい、明日の夜会は

01:18:06お昼にお昼に

01:18:08お昼にお昼に

01:18:10お昼にお昼に

01:18:12お昼にお昼に

01:18:14お昼にお昼に

01:18:16お昼にお昼に

01:18:18お昼にお昼に

01:18:20お昼にお昼に

01:18:22明日の夜会をしっかりと終えて

01:18:24クラリネスに帰って

01:18:26そうしたら

01:18:27禅王子にラシ王子の話ができます

01:18:31わ、私の?

01:18:34ラシ王子に負けないように

01:18:36私もやってみます

01:18:41あと二日か

01:18:53オ、オービー

01:18:54起きてたんだ

01:18:55おお

01:18:56お嬢さんも?

01:18:58うん

01:18:59禅たち今頃どうしてるかなと思って

01:19:04俺も同じことを考えてたよ

01:19:07静かな部屋に一人でいると

01:19:09主が恋しくってね

01:19:12しばらく怒られてないもんだから

01:19:14どうも調子狂っちゃってさ

01:19:16そうか

01:19:17そうか

01:19:18しばらく怒られてないもんだから

01:19:20どうも調子狂っちゃってさ

01:19:22禅も寂しがってるかもね

01:19:25お嬢さん

01:19:26そこは私も禅が恋しいわ

01:19:29とか言わないと

01:19:30え?

01:19:31そ、そう?

01:19:33そうそう

01:19:34星見ながら

01:19:35星?

01:19:37でも今日はもう夜遅いし

01:19:39寝ないと駄目ですよ

01:19:41そうだね

01:19:44おやすみなさいませ

01:19:46うん、おやすみ

01:19:52恋しい

01:19:56おやすみ

01:19:57おやすみ

01:19:58おやすみ

01:19:59おやすみ

01:20:00おやすみ

01:20:01おやすみ

01:20:02おやすみ

01:20:03おやすみ

01:20:04おやすみ

01:20:06あ、あ

01:20:09あーびっくりした

01:20:11お嬢さんも起きてたとは

01:20:22いや、前にも似たようなことあったし

01:20:25なんてことないんだけどね

01:20:36おやすみ

01:20:50見えたぞ!

01:20:52久しぶりの丘だ!

01:20:55今頃あいつは城か

01:20:57何も知らずにご苦労なこったな

01:21:00成し切れねえな

01:21:01いいか!

01:21:02絶対抜かるんじゃねえぞ!

01:21:04そうはやるな

01:21:06おかしら

01:21:07少しくらい

01:21:09あれにも夢見せてやりゃいいじゃねえか

01:21:12希望に胸膨らませたところを

01:21:15パーンと弾いてやる

01:21:23その方がさ

01:21:25ずっといい顔見せてくれるんだ

01:21:35白雪さんを呼び出す?

01:21:37そうよ

01:21:38私たちで兄様と白雪さんを二人きりにしなくっちゃ

01:21:42とにかく

01:21:43オビさんの目の届かないところで手を打つわよ

01:21:46なんでそこまでして

01:21:48だって

01:21:49兄様には幸せになってほしいんだもの

01:21:52ロナ

01:21:53さあ

01:21:54おやすみ

01:21:55おやすみ

01:21:56おやすみ

01:21:57おやすみ

01:21:58おやすみ

01:21:59おやすみ

01:22:00おやすみ

01:22:01おやすみ

01:22:02おやすみ

01:22:03さあ

01:22:04そうと決まれば

01:22:06行くわよ

01:22:07今から

01:22:09いいゆずな

01:22:11今宵の夜会が勝負なんだよ

01:22:13ちょっと待ってよロナ

01:22:15あいつらまた

01:22:17あなたも素直になられては

01:22:20何に対してだ

01:22:22ったく

01:22:23さっさと行くぞ

01:22:28入るよ

01:22:29次々と人が来てるよ

01:22:31きらびやかなもんだよねお嬢さん

01:22:33えっと

01:22:35お嬢様

01:22:41さすがに今日は女中さん達に囲まれてましたね

01:22:44うん

01:22:45こんなに緊張するとは思わなかった

01:22:48まあ王子の客人だからね

01:22:52大丈夫か

01:22:53夜会の最中は王子と一緒にいてもいいし

01:22:57席用意してるから座っててもいいってさ

01:23:00本当?

01:23:01うん

01:23:03でも

01:23:05座ってるだけじゃ何にもならないもんね

01:23:07だね

01:23:09よし

01:23:10私の言動がおかしかったら席払いよろしく

01:23:14かしこまりました

01:23:15お嬢様

01:23:20失礼いたします

01:23:22帯様

01:23:23クラリネス王国禅王子より

01:23:25所長が届いております

01:23:27禅から?

01:23:31白雪を狙う者達か

01:23:34話は分かった

01:23:36だが禅

01:23:37お前がタンバルンへ行くことは許可しない

01:23:40でしょうね

01:23:42ですが行きます

01:23:43許可を

01:23:44兄上

01:23:45俺の許しなど得ずに

01:23:47勝手に行けばよかったんじゃないか

01:23:49兄上

01:23:50あの娘へのタンバルンからの招待を受けたのは俺だ

01:23:54知らせと護衛の兵は出す

01:23:57タンバルンの領事を待っていたのでは

01:23:59時間がかかりすぎます

01:24:01だからといった

01:24:02王子であるお前が行く必要はない

01:24:07お嬢様

01:24:08夜間に出るのはまずい

01:24:11見栄が情報を得たらしい

01:24:13お嬢様を探している少年と

01:24:15その仲間らしい男が

01:24:17お嬢様を狙ってこの城へ

01:24:24行きます

01:24:30白雪は

01:24:31私が妻に望む娘です

01:24:47白雪

01:24:48見っけ

01:24:53なるほど

01:24:54そこまで言うなら行けばいい

01:24:57ただし

01:25:00お前の身に何かあって

01:25:03俺が動かねばならないようなことになったら

01:25:06あの娘を城に戻すことはないと思える

01:25:29握る手綱

01:25:33熱くなる

01:25:37迷いを打ち消して

01:25:40心動かすのは

01:25:43いつでも君なんだ

01:25:49信じてみたくなる

01:25:52出会いがまた一つ

01:25:55明日を変えていく

01:26:02願い溢れる度に

01:26:08つまり風が吹いて

01:26:13新しいステージ巡るから

01:26:20誰も知らないのなら

01:26:26一緒に見つけたいよ

01:26:31君が描く

01:26:34未来を

Snow White with the Red Hair Season 2 [Episode 1 - 4]

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