高野山金剛峰寺で「転衣式」 2016年03月12日

  • 8 年前
高野山金剛峰寺で「転衣式」
2016年03月12日 18時21分
高野山の金剛峯寺で、今後1年間の重要な行事を取りしきる「法印」と呼ばれる僧侶の就任を祝う「転衣式」が行われました。
「転衣式」は高野山の金剛峯寺で重要な行事を取りしきる「法印」と呼ばれる僧侶の就任を祝う儀式で、毎年この時期に行われています。
12日は寺の大広間で、僧侶や関係者などおよそ600人が見守る中、第517世の法印に就任した東山泰清大僧正が法印の象徴である緋色の衣を受け取りました。
このあと、緋色の衣に着替えた法印が大広間の中央に座ると、「松三宝」と呼ばれる儀式が行われ、米を盛って松の枝を立てた「松三宝」の中から取り出した縁起物の昆布を法印に渡し、就任を祝いました。
東山法印は今後1年間、弘法大師・空海の名代として高野山の重要な行事を取りしきります。
儀式に参加した人は「歴史の重みを感じる厳かな儀式で、すごくよかったです」と話していました。

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