• 8 年前
去年秋、大手介護事業者の老人ホームで入居高齢者の転落死・虐待などが表面化した。施設という「密室」内での高齢者虐待は、過去3年間で1500か所以上に上っているという。いま、介護施設の『第三者評価』の取り組みが始まっている。外部の調査機関が、スタッフのケア技術から経営内容まで100項目以上を客観的にチェック、「密室」を透明化し介護の質向上を目指すものだ。また、虐待の背景にある人員不足・育成の問題には、ケアのノウハウを情報学の手法を駆使して標準化するプロジェクトも始まっている。静岡大学ではベテランスタッフのケアを映像で可視化し、話しかけるタイミングやアイコンタクトの位置などを解析、「経験と勘」だけでない技術の伝授方法を探っている。その結果、丁寧なケアは時間がかかるが高齢者の問題行動が激減することで、かえって現場に余裕を生むこともわかってきた。見える化がもたらそうとしている「介護革命」の最前線を紹介する。

自分や家族が、お世話になるかもしれない高齢者施設。 あなたなら、どんな介護を望みますか。 介護の技能を見極める、最新の映像分析システム。 介護スタッフの視線を可視化できる、センサー付き眼鏡。 今後、質の高い介護サービスに対するニーズが高まる中、最新技術を取り入れる試みが始まっています。 研究者 「“見える化”というのが、大きく介護現場を改善することができる。」 一方、閉ざされがちな介護施設を評価機関が、第三者の目でチェックして、リスクを摘み取る動きも広がろうとしています。 介護の現場に光を当てる新たな取り組み。 その最前線からの報告です。

詳細:文字おこし
・介護施設の虐待 見えにくい実態
・“密室”に外部の目を 介護の質は変わるか
・追い詰められる現場 “密室”に外部の目を
・介護の常識が変わる ハイテクと実践の効果!
・介護の質を高めるには 何が必要か

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3764/5.html

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