【介護に悩むアナタに! 驚きの24時間 訪問介護】
親に介護が必要になった時、仕事を続けられるのか。
私たち現役世代にとって、切実な問題です。
今、介護が原因で仕事を辞める介護離職は、年間10万人。
介護のために仕事を辞めざるを得ない、または、転職を迫られているという離職予備軍は42万人にも上っています。
視聴者の皆さんから、およそ700件の多くのご意見が寄せられていまして、「通勤時間とデイサービスの送迎の時間が合わず、仕事を辞めざるを得なかった」「深夜でも、トイレに起こされ、睡眠がとれず、会社で仕事にならなかった」などといった声です。
そうした中、介護離職を防ぐと期待を集める、驚きの介護サービスがあります。
◎自動車製造工場で働く、石川良二さん。
自宅で寝たきりの母親、セキさんの介護をしています。
要介護度は、最も重い5です。
石川良二さん
「行くっけ。」
石川セキさん
「気をつけて行きんしゃい。」
本来は、付きっきりの介護が必要なはずですが、良二さんは、毎朝6時半には仕事に出かけます。
職場は、自宅から車で1時間の所にあり、自宅にすぐ戻る事はできません。寝たきりの母親を置いたままで大丈夫なのでしょうか?
石川良二さん
「留守にして、おふくろ一人になりますよね。
でも、安心できる。」
そんな良二さんが利用しているのが、24時間の訪問介護サービスです。
出勤直後の朝7時。
自宅にヘルパーが訪ねてきました。
ヘルパー
「おはようございます。お願いします。」
洗顔、排せつの確認、食事の介助、服薬まで、およそ30分間、ケアを行います。ここまでは従来の訪問介護と違いはありません。
このサービスの特徴は、ヘルパーが一日に何度も自宅を訪れ、ケアを行う点です。
この日も、午前10時に2度目の訪問がありました。
ヘルパー
「体の向きを少し、1回変えましょうか。」
床擦れを防ぐための体位変換や、排せつチェックを15分ほどでこなしてゆきます。
更に昼の12時。
食事の準備と介助を行いました。
ヘルパー
「石川さん、出来ましたよ。」
仕事に出かけた息子の代わりに、ヘルパーが母親の介護を担っていたのです。
従来の訪問介護では通常、ヘルパーの訪問は1日1回程度です。決まった時間に訪問し、最短でも原則30分以上という縛りがありました。
これに対し、24時間の訪問介護では、ヘルパーが毎日、何度も自宅を訪問します。短ければ15分程度の短時間のケアを繰り返すのです。
24時間の訪問介護に辿り着く以前セキさんは、有料老人ホームに入所していました。
月27万円の負担が重荷になり、退所しました。
安く入れる施設を探しましたが、待機者が多く、入所まで半年以上かかると言われました。
八方塞がりの状態に陥ったのが、息子の良二さんでした。
今の仕事を辞めるしかないのか。
しかし、仕事を辞めれば、生活は成り立たなくなります。
石川良二さん
「ずっとみて、でもその間、収入がないと、生活費もあるし生活が出来ないですよね。
もうパニックですよね、頭の中。
頭がぐるぐるです。」
良二さんは、このサービスを利用した事で、職場の大事な戦力として活躍しています。
石川さんが勤める会社の社長
「(介護で)一人二人減るのは非常に厳しいです。
石川くんは非常に立派だと思っています。
仕事と介護を両立させているので。」
ヘルパーの対応は、夜間も行われています。
24時間体制が整えられ、緊急時には駆けつけます。
しかし、このサービス、途方もなく高くなるのでは?
実は、利用回数に限らず、同じ料金に設定されています。
要介護5のセキさんの場合、食費を除き、自己負担の割合は1割。月に2万8,000円ほどです。
母親のセキさんにとっても、ペットのいる自宅での暮らしは掛けがえのないものだと言います。
石川セキさん
「やっぱり家のほうがいい、楽です。
気を遣わんでもいいから。
(チビが)いないと寂しいしね。」
夕方6時すぎ、石川さんが仕事から帰ってきました。
石川良二さん
「ただいま。
笑顔になってるから大丈夫です。」
石川セキさん
「大変だったね。」
夜10時。
この日、最後の6回目のケアを受け石川さん親子は、無事一日を終える事ができました。
石川良二さん
「今はこんな介護があるのか。
ここまでみてもらえるのかと、実際に、ほんますごいですよ。ほんとに楽しく介護させてもらっている。」
◎24時間の訪問介護を利用して、育児と介護のダブルケアを乗り越えようとする家族がいます。
専業主婦の橋本芳美さんです。
芳美さんは、サラリーマンの夫と10か月の娘、そして、77歳になる義理の母親と暮らしています。
母親は、アルツハイマー型の認知症を患い、去年(2015年)6月から24時間の訪問介護を利用しています。
訪問は、一日3回。
ヘルパーが、食事の準備や服薬の確認をします。
芳美さんが育児に手を取られていても、ヘルパーが母親の介護を担ってくれるため、症状は落ち着くようになりました。
このサービスを利用する前は、芳美さんが母親の介護を担っていました。
しかし妊娠して、出産の里帰りをする事になり、介護が難しくなります。
芳美さんは、母親を一時的に施設に預ける事を考えましたが、強く抵抗されたのです。・・・
以下、全編の文字おこし
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3834/2.html
親に介護が必要になった時、仕事を続けられるのか。
私たち現役世代にとって、切実な問題です。
今、介護が原因で仕事を辞める介護離職は、年間10万人。
介護のために仕事を辞めざるを得ない、または、転職を迫られているという離職予備軍は42万人にも上っています。
視聴者の皆さんから、およそ700件の多くのご意見が寄せられていまして、「通勤時間とデイサービスの送迎の時間が合わず、仕事を辞めざるを得なかった」「深夜でも、トイレに起こされ、睡眠がとれず、会社で仕事にならなかった」などといった声です。
そうした中、介護離職を防ぐと期待を集める、驚きの介護サービスがあります。
◎自動車製造工場で働く、石川良二さん。
自宅で寝たきりの母親、セキさんの介護をしています。
要介護度は、最も重い5です。
石川良二さん
「行くっけ。」
石川セキさん
「気をつけて行きんしゃい。」
本来は、付きっきりの介護が必要なはずですが、良二さんは、毎朝6時半には仕事に出かけます。
職場は、自宅から車で1時間の所にあり、自宅にすぐ戻る事はできません。寝たきりの母親を置いたままで大丈夫なのでしょうか?
石川良二さん
「留守にして、おふくろ一人になりますよね。
でも、安心できる。」
そんな良二さんが利用しているのが、24時間の訪問介護サービスです。
出勤直後の朝7時。
自宅にヘルパーが訪ねてきました。
ヘルパー
「おはようございます。お願いします。」
洗顔、排せつの確認、食事の介助、服薬まで、およそ30分間、ケアを行います。ここまでは従来の訪問介護と違いはありません。
このサービスの特徴は、ヘルパーが一日に何度も自宅を訪れ、ケアを行う点です。
この日も、午前10時に2度目の訪問がありました。
ヘルパー
「体の向きを少し、1回変えましょうか。」
床擦れを防ぐための体位変換や、排せつチェックを15分ほどでこなしてゆきます。
更に昼の12時。
食事の準備と介助を行いました。
ヘルパー
「石川さん、出来ましたよ。」
仕事に出かけた息子の代わりに、ヘルパーが母親の介護を担っていたのです。
従来の訪問介護では通常、ヘルパーの訪問は1日1回程度です。決まった時間に訪問し、最短でも原則30分以上という縛りがありました。
これに対し、24時間の訪問介護では、ヘルパーが毎日、何度も自宅を訪問します。短ければ15分程度の短時間のケアを繰り返すのです。
24時間の訪問介護に辿り着く以前セキさんは、有料老人ホームに入所していました。
月27万円の負担が重荷になり、退所しました。
安く入れる施設を探しましたが、待機者が多く、入所まで半年以上かかると言われました。
八方塞がりの状態に陥ったのが、息子の良二さんでした。
今の仕事を辞めるしかないのか。
しかし、仕事を辞めれば、生活は成り立たなくなります。
石川良二さん
「ずっとみて、でもその間、収入がないと、生活費もあるし生活が出来ないですよね。
もうパニックですよね、頭の中。
頭がぐるぐるです。」
良二さんは、このサービスを利用した事で、職場の大事な戦力として活躍しています。
石川さんが勤める会社の社長
「(介護で)一人二人減るのは非常に厳しいです。
石川くんは非常に立派だと思っています。
仕事と介護を両立させているので。」
ヘルパーの対応は、夜間も行われています。
24時間体制が整えられ、緊急時には駆けつけます。
しかし、このサービス、途方もなく高くなるのでは?
実は、利用回数に限らず、同じ料金に設定されています。
要介護5のセキさんの場合、食費を除き、自己負担の割合は1割。月に2万8,000円ほどです。
母親のセキさんにとっても、ペットのいる自宅での暮らしは掛けがえのないものだと言います。
石川セキさん
「やっぱり家のほうがいい、楽です。
気を遣わんでもいいから。
(チビが)いないと寂しいしね。」
夕方6時すぎ、石川さんが仕事から帰ってきました。
石川良二さん
「ただいま。
笑顔になってるから大丈夫です。」
石川セキさん
「大変だったね。」
夜10時。
この日、最後の6回目のケアを受け石川さん親子は、無事一日を終える事ができました。
石川良二さん
「今はこんな介護があるのか。
ここまでみてもらえるのかと、実際に、ほんますごいですよ。ほんとに楽しく介護させてもらっている。」
◎24時間の訪問介護を利用して、育児と介護のダブルケアを乗り越えようとする家族がいます。
専業主婦の橋本芳美さんです。
芳美さんは、サラリーマンの夫と10か月の娘、そして、77歳になる義理の母親と暮らしています。
母親は、アルツハイマー型の認知症を患い、去年(2015年)6月から24時間の訪問介護を利用しています。
訪問は、一日3回。
ヘルパーが、食事の準備や服薬の確認をします。
芳美さんが育児に手を取られていても、ヘルパーが母親の介護を担ってくれるため、症状は落ち着くようになりました。
このサービスを利用する前は、芳美さんが母親の介護を担っていました。
しかし妊娠して、出産の里帰りをする事になり、介護が難しくなります。
芳美さんは、母親を一時的に施設に預ける事を考えましたが、強く抵抗されたのです。・・・
以下、全編の文字おこし
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3834/2.html
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