大学生が戦争犠牲者の遺骨収集 2017年02月11日

  • 7 年前
大学生が戦争犠牲者の遺骨収集

72年前の沖縄戦で犠牲になった人たちの遺骨を探そうと、関東や関西などの大学生のボランティアグループが、11日から沖縄本島南部の南城市で遺骨の収集を行っています。
遺骨収集を行っているのは、関東や関西などから集まった大学生のボランティアグループのメンバーおよそ90人で、沖縄戦で近くの集落の住民が避難していた際に犠牲になった南城市の山林に集まりました。
急な斜面を登り、手分けをしながら、岩陰などの土をていねいに掘り返して、遺骨を探していました。
72年前の沖縄戦では、県民の4人に1人が犠牲となり今も、およそ3000人といわれる犠牲者の遺骨が、自然洞くつのガマや山林の地中に埋もれたままとなっています。
遺骨の収集は、遺族の団体などが50年以上続けてきましたが、高齢化で山林での活動が難しくなったとして、活動を中止しています。
遺骨収集に参加した広島出身の男子大学生は「沖縄に来て初めて、戦争が実際に起きたことだと実感しました。遺骨が見つからない遺族にとってはまだ、戦争が終わっていないと聞いたので、
少しでも役に立ちたいです」と話していました。
この遺骨収集は、今月20日まで行われます。
2017年02月11日 12時23分

沖縄県 戦死 日本人

戦争

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