• 2 年前
深層NEWS
#2305
米国防総省公表 中国軍の脅威明らかに 軍拡の実態を徹底分析
2022年12月07日(水)

アメリカ国防総省が先月末に公表した中国の軍事力に関する年次報告書で新たな脅威が明らかに。2035年には核弾頭を1500発保有する見通しのほか、核の運搬手段を多様化することで、核戦力の増強が際立つ中国。海外では補給拠点を画策。
さらに人工衛星の軍民利用で、宇宙を舞台に情報の支配をめざすなど、各方面で軍拡を進める姿勢は、アメリカを脅かす存在に。近代化・多様化・拡大が進む中国軍の戦略を徹底分析しました。

【ゲスト】
小原凡司(笹川平和財団上席研究員)
小谷哲男(明海大学教授)
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[読売新聞オンライン記事サイトへ] 中国軍の移動式発射台増強、小谷哲男氏「これまでの核戦略とは違う動き」

 笹川平和財団の小原凡司上席研究員と明海大の小谷哲男教授が7日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、中国の軍事力について議論した。小原氏は「南シナ海の中に米海軍の兵力を一切入れないようにしたいというのが(中国の)今の考え」と語った。小谷氏は、中国が大陸間弾道弾(ICBM)の移動式発射台を増やしていることなどについて「即時核攻撃ができる態勢をとろうとしていると言える。これまでの核戦略とは違う動きが見えてきており、米国はかなり警戒している」と分析した。

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