• 5 months ago
専門家へ経済の“ぶっちゃけ話”を聞く番組「経済の話で困った時にみるやつ」。今回は「フランス総選挙で“欧州危機”再び? 日本への影響は」について深掘りしていきます。

右派を抑え、左派連合が最大勢力になるという想定外の結果となったフランス総選挙。

ただ、2番手に転落した中道の与党連合を含め、いずれの勢力も過半数の議席は獲得しておらず、今後、政局が混乱する恐れも…

かつての“欧州危機”のような事態に陥ることはあるのか? また、円安に喘ぐ日本にも影響が及ぶ可能性は?

◆トークテーマ◆
“想定外”のフランス総選挙 どうなるマーケット
“欧州危機”が再来? 日本への影響は

◆出演◆
田中 理(第一生命経済研究所 首席エコノミスト)
末廣 徹(大和証券 チーフエコノミスト)
赤荻 歩(TBSアナウンサー)

過去の配信
超円安の中「利上げ」に踏み切れない日銀の苦しい事情とは 国債の買い入れ減額を決定も… 具体策は“先送り”
https://www.youtube.com/watch?v=c36D4pfaeO0

新NISAで円安加速も…「新興国より深刻」な日本がとるべき円安抑止の“処方箋” 日米金利差だけでは語れない円安の“正体”
https://www.youtube.com/watch?v=6WlA14Nzoj4

再生リスト「経済の話で困った時にみるやつ」
https://youtube.com/playlist?list=PLhoNlZaJqDLaWXBdR2GDnCYKC1daFAcmT


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Transcript
00:00上をフランス国民ならで巻き起こす恐れがあるので出てこれない 逆に理由だ当然リーダーシップを発揮することが難しくなっていくということになります
00:11マクロン大統領って今もうそこまでの状況になってたんですよね 今回のでまぁあの2017年にフランスを強くする
00:21地盤沈下が進むフランスを立て直すと入って大統領になったわけですね 過去のフランスの大統領ってそういう理想を持って大統領になってもいざ改革をし
00:30ようとすると まあフランスですからでもモストもあってなかなかできないと
00:35マクロンさんは当時すごい人気があってでかつ まあ政治家としてはいずれの生徒にも属さなかった人新しく新党を立ち上げて
00:46だからひがらみもない改革をできるで今なら改革を進める で
00:54結果がついてきてくれれば国民もついてきてくれるだろうと思ってたわけです ところが結果の方はコロナもあって
01:03エネルギー機もあって結果が吹っ飛んじゃったんですよね で残ったのは国民の不満だけ強引に改革を進めた
01:12彼は我々の声が届かない大統領だ 金持ちの大統領傲慢な大統領だと
01:18そういう不満だけが残ってしまって今のフランスの政治混乱を招いてしまったと このフランスをはじめとするまあ eu の正常不安これがまあアメリカ大統領選に
01:27よって各国のパワーバランスが変わってくる となるとさあ日本はどう振る舞っていくのか
01:35どうすればいいんでしょう あの
01:38日本ってさっき少し申し上げた通りやっぱりヨーロッパとはいろいろな面で協力できる 相手だったわけです
01:47でその中でじゃあ実際に日本政府がですね ヨーロッパと何かを決めようヨーロッパって結局
01:56まあ27カ国 eu あるわけですね全員部の国にですね 交渉するわけにもいかないので eu に対して eu が窓口になってるんですがそれに
02:06加えてやっぱり中核的な国との関係を強化する 当然フランスっていうのは重要な国なんですよね
02:13だからまあそういった国との間の関係まあ今はまだですね 8局政権が誕生は阻止できましたし極左政権が誕生しているわけでもないので
02:24そこまで不安をする必要はないんですけれども 8
02:29まあ仮に今後のフランスの政局投稿次第ではですね そういったまあ重要な
02:36仲間重要なパートナーをですね日本としては失う恐れがある 失ってしまっては日本どうすればいいんですか
02:45非常にやからアメリカヨーロッパ中国日本の4つで単純に考えると まあトラントランプになればです特にはいヨーロッパはアメリカちょっと離れます
02:56中国と経済的なことを考えてはやっぱり近づく必要が出てきますと ヨーロッパ中国が近づいていくと
03:05日本はっていうとアメリカからすると日本はこっちでしょってプレッシャーがかかる そうすると中国経済
03:14のところに関して日本も依存度は高いわけなので経済的にはちょっとこう うまく日本が真ん中でアメリカと中国の真ん中でやるのは多分中国日本経済と一番いい
03:24はずなのでそこがヨーロッパのスタンスが変わることによってやりにくくなるって言うと まあ
03:31日本経済であんま良くないのかなと思いますね よく良くないまま終わっちゃう
03:38どう前向きに断られているのか 新しくヨーロッパでマクロンが厳しくなっていく中でどこを抑えていったらいいのかなって
03:47思っていて例えばイタリアのメローニさんなんかちょっとコスタンタと狙ってるじゃないですか 新しくリーダーとしてそこはそういう流れもあるのかっていうところは一つと
03:57あともう一個今後の話として ネックスとフランスじゃないですけれどもこういったリスクがどこの国で次に出そうか
04:05みたいなのがあればちょっと教えてもらえますか いやあの欧州議会選挙の結果がそうだったわけですけれども確かに局が
04:13まあ躍進をしたと ただ議会の構成を見れば親友派が過半数占めている
04:20で まあ次の eu の執行部も基本的にはですね親友派が
04:26まあ
04:29かなりポストを独占しているという状況なので eu がねあの一気に変わるっていうことではないとですね だからまあ eu が一気に変わるわけではなく
04:39eu の基本的な価値観もですね変わらないんですけれども ただ
04:43様々な国でいろんな政権も誕生してはいるので eu の意思決定が難しくなっていくっていうのは やっぱり出てくるんだと思います
04:53でまああの後次のフランスというところではですね まあこれあのちょっと小さい国なんであのマーケットだとか経済のインパクトはそこまで
05:05ではないと思いますけれども次に9月にですねオーストリア まあドイツの隣にある国ですね
05:12あそこで議会選挙あるんですけれどもそこではおそらく極右がまた第一党 極右指導の連立政権が誕生するのかなというふうに思っています
05:24で 秋にちょうどドイツで衆議会選挙があるんですけどこれは衆議会レベルなんでドイツの国政が変わる
05:31わけではないんですがこちらでも曲がおそらく第一党さん えっと3つの州で選挙があるんですけどいずれも多分
05:41曲が台とまあ呼吸東ドイツ地域の州でして曲の支持の高い地域なんですが まあこれ来年ドイツは連邦議会選挙国政選挙も控えていますのでその前哨戦と
05:55これ何言ったいのかというとドイツがすぐに極右政権誕生するとは全然思ってないんです けれどもどこの国もそうなんですけど
06:03極右とか極左とか極端な政党が支持集める割合が徐々に徐々に増えていってこれまではそういった 政党とは手を組まないという形で連立のパートナーから除外していたんですけども
06:17そうも言ってられなくなってきているっていう現実があって まあそれがもうすでにオランダでは起きた次にオーストリアでも起きそうだと
06:26ドイツどうなのいつまでそんなこと続けられるのといったことなのでまぁ少し長い 目で見るとそういった不安は広がってきているのかなと思います
06:35不安だらけなんですよ 本当にあの不安だらけはモストラもそうですしそのEUの今の状況も影響を受けている
06:43そしてタイ中国もいろんなところで板挟みに日本がなってて なんかこうポジティブな見え方というかポジティブな捉え方ってないですか
06:54今回のフランスについてもリスクを指摘するのが我々のある意味仕事なんですよね ですからもちろんリスクは何ですかと言われればリスクをお答えしているわけですけれども
07:05そのリスクの確率発生確率を考えた時に果たしてじゃあフランスが財政破綻財政危機みたいなことになるんですか
07:15その確率はものすごい小さいと思います なんかちょっと一歩引いた目で見ると例えば
07:22欧州産業危機で一番揉めてたギリシャも まあとはイタリアム一時まあの極って呼ばれているような
07:29政党が本当にもう第一となって 実際にギリシャなんかもその欧州委員会とかと戦ったりもしたんだけど
07:37結局今ギリシャ心配している人いないっていう なんだらもう全然財政健全化みたいな感じになっちゃってるっていうことは
07:45要するに不満が高まってやるぞって人は出てくるんだけど 現実的になんかそのウルトラシーみたいなのっていうのは多分ないんだと思うんですよ
07:54日本人はそういうと結構わかりやすいかなと思っていて 日本も政権交代したけど
08:00まあそう簡単にこううまくいかないよねっていうのを学んだから 逆に言うと今ちょっと停滞しているっていう
08:08選挙近そうだけどあんまり話題にならないみたいな感じになっていて だからそこを徐々にこう理解が広がっていけば
08:14ある種なるようにしかならないっていう感じで 田中さんもその最悪のリスクっていうのは低いんですよっていう話で
08:23右翼を駆折しながらもなるようにしかならないのかなと個人的には思いますけどね ただ途中でボタンを掛け違えることっていうのはそうなんですよ
08:33やっぱりリスクは指摘しておかないといけないので ボタン掛け違えそうだぞと思ったらちゃんと見ておく必要があるってことだと思うんですよね
08:41そうなんですよね 今はリスク低いかもしれないけれどももちろんそのリスクは考えなきゃいけないし
08:45途中で掛け違えたらそのリスクがぐんと上がることもありますし そこで誤った選択をしないように
08:51そこで日本がどうなっていくのか いろんな狭間で揺れてるからこそ見ていかなきゃいけない問題ということですね
08:58そしてマクロン大統領大変だったんだなってことに すごい感じました
09:01タイミングも そうですね
09:07ご本人も多分こういう形になるとは思っていなかったでしょうね とてもよくわかりました
09:14ここまで田中治さんそして水浦徹さんにお話を伺いました ありがとうございました

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