• 3 months ago
Version 2.5
Finest Duel Under the Pristine Blue (II)
風起雲湧、相見える鋒鋩・後編

At Dawn, To War✔️
烽火の伝煙、弓枕き戦を待つ
>Trailblaze povJiaoqiu pov Lingsha povMarch 7th pov
Transcript
00:00さっきほども言いましたが僕は医師です ただ僕が得意とする医術は薬膳と組み合わせなければ効果を発揮しません
00:17薬膳のあるものを調理して患者に食べさせるのが食事療法の極意 どのような薬剤も食材も煮込んでしまえばたちまち美味しくなるのですよ
00:31ビーミー それは一つの味をただ別の味で誤魔化しているだけじゃないのか
00:39その表現も間違いではありません が
00:44一つ聞いてもいいでしょうか 今ここにどうしても甘唐辛子を食べたがらない子供がいたとしたら
00:52あなたはどうやって食べさせますか ガキの口いっぱいに甘唐辛子を詰めて鍋に放り込んで煮る
01:04あっはぁ お兄さんは本当に面白いですね
01:09そういえば聞いたことがあります オリジンは自己改造の過程で未来の多くを失い
01:17複雑な味を感じられなくなって血肉の塩味にしか食欲をそそられなくなったと ここに甘唐辛子があったら
01:28それで貴様の口を塞いで鍋に放り込んでいたぞ ただの冗談じゃありませんかそう怒らないでください
01:38肝心の答えですが甘唐辛子を細かく刻み 挽き肉と混ぜて肉団子にしてしまえばいいのです
01:47肉の味で甘唐辛子の味が誤魔化されるので好き嫌いの激しい子供でも食べてくれる ようになるのですよ
01:58この火鍋で貴様の舌を煮てしまえたらいいんだが 警竜がラフに帰ってきたと言ったな
02:09それは確かなようだが私は他の情報も手に入れた 奴が重罪を犯して別の選集に放送されたというものだ
02:23ふん くだらない小細工で風霊様の復讐心を刺激すれば我らの計画を妨害できると思ったか
02:34覚えておく オリジンは選集を知らない蛮族ではない
02:40貴様が持っている玉鳥も空を飛ぶ気候調も 我らを追跡するための手段はすべて把握している
02:53抱いた希望が大きければ大きいほど 死が訪れた時の苦痛は強烈になる
03:01私が貴様の喉を引きちぎる時さっきのように落ち着いた顔でいられるかどうか 見物だな
03:12その落ち着きは薬の効果で得たものに過ぎない だがそれも時期に切れる
03:20そうだろう 風霊様
03:25哀れな古賊だ 数千年もの間貴様らに文明を与え生かしてやっていたのは我らだというのに
03:36先週陣が約束した自由のために貴様らは裏切ることを選んだ だが問題はない
03:46主人の匂いさえ嗅げば貴様らはいつも大人しく戻ってくる どれだけ遠くへ逃げようとな
03:59逃げる 今逃げているのは僕ではありません
04:06堀仁が葛保する時代は終わりました 家に帰る希望を与える前に彼らはこの悲しい事実をあなたに伝えましたか
04:16風霊様 今の堀仁は妖精の天撃将軍
04:22一人の古賊によってバラバラにされてしまい銀河の片隅に隠れて震えている だから我し寸前の獣のように手を伸ばして藁を掴もうとした
04:34つまり あなたをね
04:37妖精の将軍が 古賊だと
04:42面白い モードゥ
04:46今の話は本当か
04:51嘘ではありませんが あれは両軍から逃げ出した千度ただの玉よけ泥棒です
04:59奴は我々の力を盗んだ挙句堀仁の知恵を頼りに戦であらゆる卑劣な手段を そいつは貴様らに勝ったのだろう
05:10モードゥ 不公平という言葉は死者と敗者の言い訳だ
05:17両軍が散り散りになったのなら俺が生きていることを教えたのは誰だ 誰が貴様らをよこした
05:29我々が絶望の淵にいた時 長生の主の預言者マングスが道を示してくれたのです
05:37彼女の導きによって私たちは少しずつ希望を見出せるようになりました 預言者マングス
05:48そいつは何がしたいんだ 彼女は言いました風霊様が帰還しなければ長い間バラバラになっている堀仁を再びまとめる
05:58こともかつての輝きを取り戻すこともできないと その時初めて貴様が生きておられることを知ったのです
06:07これは長生の主のご加護なのです さらには妖精の将軍が縁部天霊に際して風霊様を往走すること
06:17それが救出の絶好の機会であることも教えてくれました 全ては彼女の言う通りだった
06:25私たちは成し遂げたのです
06:39出だせたかもしれませんが逃げ切るのは不可能だと思いますよ 船ならすでに用意してある
06:46マングスの予言は必ず実現するんだ 優秀国の話が広まれば雲木軍がすべての港を封鎖するでしょう
06:57監獄から抜け出せたと思っているようですがあなたたちは今も ラフという巨大な檻に閉じ込められたままだ
07:06風霊様殺しましょうこの口の減らない家畜を今すぐ殺しましょう あなた様に誓いますもうすぐ向かいの精算がやってくると
07:17いいか 狼は決して獲物にはならない
07:23これからは俺の命令に従え 昭久
07:29雲木軍が港を封鎖すると言ったなぁ ならば雲木軍が貴様の予想通りに動いているかどうか
07:39自ら港に行って確認してみろ そしてその目で見たものを俺に伝えるのだ
07:49何ですって
07:52風霊様それは もうどぅ
07:57狼の群れの狩猟が コローの命令を聞くと思うか
08:05まさかそのようなことは 私は命令したわけではありませんむしろあなた様には絶対の忠誠を誓っております
08:18と始める前のちょっとした余興だ なんだ
08:23貴様は逃げたくないのか 貴様は戻ってくる
08:29なぜなら 子族はいつも大人しく主人のもとへ帰ってくるからだ
08:37どれだけ遠くへ逃げようとなぁ 泣いているのやら
08:45こっそり外に警告を出してみましょうか いやもしかしたら自力で逃げ出せるかもしれない
08:54優秀国の異変には気づいているはず 秘匠は
08:59自ら風霊を捕らえに来るでしょうか
09:04とにかく今はあいつの言う通りにするとしましょう
09:11戻ったか 将棋
09:14見ろ こいつの顔は知っているよな
09:20こちらの運騎軍の方が公務に協力してくれというので
09:26するつもりですか彼らは関係ありません 関係ない
09:32はて 貴様には港の様子を見に行けとしか言っていないはずだが
09:39他の奴と無駄話をしてもいいと許可した覚えはないぞ 覚えておくんだな
09:47こいつは貴様のせいで死んだのだと
09:57ここにいるすべての人の命は 自分が握っていると
10:03そう言いたいのですか風霊 よくわかっているじゃないか
10:09それで 運騎軍は港を封鎖していたか
10:16していません 将棋
10:20平成を装っても無駄だ 俺の手にかかればその肉を切り裂き
10:28骨をあらわにすることなどたやすい この風霊の前では逃げ場はないと思う
10:37さて 貴様が使えている古賊の将軍について話そう
10:44そいつは俺のためにラフに来たとモードゥーが言っていた おそらく
10:50そいつは自ら俺を捉えに来る カーリーを始める前に相手のことを知っておきたい
11:00もちろん ことあって着替えを見せるのもいいが
11:06互いの時間を節約するために協力的になるのもいい そうは思わないか
11:15
11:19今でも覚えている 収容されたばかりの頃
11:25古賊が何度もやってきたことを 奴らは俺から血や髄を抜き取り
11:32月狩りの原因を解き明かそうとしていた 堀陣への恐怖を取り払い
11:40血の根底から身分をひっくり返そうと考えたのだろう
11:46はっはっは だが哀れなことにその秘密を突き止めることはできなかった
11:56ゆえに奴らは俺に思いつく限りの刑罰を与えたのだ ある者は旧敵を滅ぼすために力を求め
12:07またある者は旧敵になるために力を求める 将棋
12:14貴様はどちらだ
12:18もう分かったぞ妖精の意思 貴様は最も哀れなものだ
12:26その力を他人に分け与えその力で善行を成したいのだろう 古い伝説によると
12:36堀陣の師匠ルーランは限りある命と力に不満を抱いていたという ゆえに彼は天空を滑べ
12:49軍政の主になることを絶望した 己の願いを叶えるため
12:57彼は無数の堀陣と家族を生贄に その生命力を朝鮮の主より授かった泉に注ぎ込んだ
13:10その上で遺伝子腐術を触媒として水の中に一つの奇跡 胎動する月を生み出したのだ
13:22ルーランは月の産所に登り求めていたものを手に入れた それは赤い満月のような心臓だ
13:35そして己の胸を切り裂き その赤い月と心臓を入れ替えた
13:53お願い… 助けて…
13:59まだ… 死にたくない…
14:05将軍! 医療用機構であの子に注射を! 早く!
14:11わ、わかりました 前線の状況はどうなっていますか?
14:22堀陣の重艦が宝庫に上陸した ここも直に落とされるだろう
14:28月魚将軍は? 彼女は今どこに? 僕は彼女の医師です 彼女の側にいなければ
14:37将軍からは伝言を扱っている 自分は関羽卿を守らなければならないから もう戻らないだそうだ
14:48彼女はこの子を助けろと言っていた この子は私たちを連れ戻すために狂ったように戦っていたんだ
14:59あんな恐ろしい戦い方は見たことがない 体が…体が膨らんだようだった まるで…
15:11血圧が低すぎる! 将軍聞こえてる?
15:16聞こえています 長知さんを用意してください すぐに施術を始めます
15:23僕が… 彼女を救ってみせる!
15:29それが俺の秘密を探る理由か? 聞こえているか? 将軍
15:39ええ… はっきりと聞こえています
15:44三十年前 千州宝庫の大戦で 奴は貴様らを救った
15:52だが今はの際に 己の体に堀の血が流れていることに気がついた
16:00盲童が言うには 奴は植月領軍の先度だったそうだ
16:09俺と同じ集落の出身とは 何と奇妙な因果だろうな
16:17なるほど それなら奴が見せた力と残忍さにも納得がいく
16:23あれは堀の血のおかげだったのですね ああ 雑種 忌まわしき雑種将軍め
16:31風霊 医師にとって最も悲しいことは何だか 知っていますか
16:40死にゆく命を救うため 僕は己の人生を費やしてきました
16:47疲れ果てて座り込んでしまうこともありましたが
16:51震える両手を見るたびに やってきたこと全てに意味があると思えたのです
16:59しかし 彼らは再び戦場に向かった
17:05次に届いたのは 死の知らせでした
17:10堀の草芽の下で 墜落した聖砂の炎の中で
17:17低級の荒野の中で 彼らは死んでいった
17:22学習しない愚か者のように 僕は死という叶えから
17:29生命という名の魚を救い上げている
17:33しかし 何度繰り返しても その魚はもがきながら
17:40また煮えたぎる湯の中に飛び込んでしまうのです
17:44何度も自分に問いかけました
17:47なぜ彼らは命を拾った後に 再び死地に戻るのか
17:54どうして命を大切にできないのか
17:58僕に残されたのは 戸惑いと虚しさだけ
18:08貴様から骨の髄まで染みた 絶望の匂いがするぞ
18:15ですが最後に 別れにも価値はあると理解することができました
18:24その死は今日の礎となり 僕たちに力を与えてくれている
18:30彼らは己の死をもって 多くのものを取り返してくれたのです
18:37だから僕は お前の側を離れない
18:43風霊の死という結果を見届けるまで
18:48お前の死にも価値はある
18:52それは 縁部天霊の安全と 秘匠の病の完治を意味する
19:01その毒の血が流れる心にも 尊敬という感情が生まれるのですか?
19:09同類の匂いがしたからな
19:12だが貴様は所詮 脆弱な狐に過ぎない
19:18これも貴様を食わずに生かしている理由だ
19:23旧敵に対する堀人の 最大の敬意を見せてやろう
19:29風霊様! 快晴港の仕込みが 見つかってしまったとの報告が入りました
19:34今すぐ出発しましょう
19:37ふん 驚くようなことでもない
19:41モードゥ これは何の音だ?
19:46恐慌感… 縁部天霊が行われる船が出航するようです
19:51くそ! 天博士が航路の規制を始める
19:54これでは精査で逃げても 見つかってしまいます
19:58落ち着けモードゥ そのうろたえたざまは何だ?
20:03堀人の尊厳はどこへ行った?
20:07貴様の帰還を叶えるためなら 尊厳など必要ありません
20:11領軍に戻ることさえできれば まだ希望はあります
20:16希望だと? 今の堀人は 狼の虎君を忘れているようだ
20:24強者の庇護に希望を託すのは 軟弱な獣のすること
20:30真の強者は己の力で道を切り開く
20:36新たな主も決めずに 風霊を迎えようとしている貴様らこそが
20:42一族の没落を証明している
20:46そして貴様らを操り 俺を救出させた預言者は
20:51ルーランの末裔を利用しようとした 詐欺師にすぎん
20:56モードゥ
20:58こ、これにくれ トラブル 逃げた
21:02ああっ!
21:19モードゥ 我らこそ 植物連鎖の頂点に立つ 強者であると心得ろ
21:29狼として 我らは恐怖の奴隷ではなく 恐怖を創る者であるべきだ
21:37道が見えないのなら 俺が天高く架かる暁となり 貴様らを導いてやる
21:48全ての賊人に 我が血を分け与えよう
21:53それを孤族に感染させ 恐怖を創り出すのだ
21:59姿を隠した猿め 出て来い
22:10将軍
22:12モゼ 逃げてください
22:16奴も貴様も逃げられない
22:20妖精の猿 ちょうどいい所に来たな
22:27貴様らの将軍に伝えておけ
22:32ここより俺は 千秋楽に 生ける者を皆殺しにする
22:39我が狼血を与えられた者達が 街を駆け巡り 要求の信者を喰らうのだ
22:49聞け この宝星よ
22:59あの戦の記憶が蘇る
23:03俺の旗艦が 狼の黒雲を蘇らせる
23:09そして俺の手で堕落した群れを救い 栄光を取り戻させるのだ
23:18-end-

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