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00:00Konkon to wakidasu gokujou no tennen onsen
00:06Soshite ima ga shun no Matsubagaji
00:11Sedai o towasu tanoshimeru Kansai kusshi no onsen gai Kinosaki onsen
00:18Chiganaoya no shouzu de Kinosaki ni ite tte iu no ga kyoukashou ni mo notte mashita shi
00:22Sono uchi wo ichido otozuretai
00:25TikTok de Kinosaki tabiwaruki tte iu no ga shirabeta detekurunde
00:30Kinosaki no ryokan wa oyoso hachijyukken
00:34Sono uchi no hachiwari hodo ga heya suu nijuuika no chuukibo ryokan desu ga
00:40Fui no Kinosaki wa kani de moriagarundesu keredo mo
00:44Kinosaki ni mo off-season ga arun de
00:46Ryokan keisha to shite wa
00:48Ika ni moriageru ka to
00:50Dakara koso uchi naradeba to iu kosei ga daiji ni natte kuru no ka na to omotte imasu
00:55Konkai wa Kinosaki no soto kara yatte kite
00:58Shimise no ryokan wo uriage up ni michibuita hanryo tachi ni semarimasu
01:11Masu otozureta no wa
01:13Kinosaki no onsen gai no chuushin de
01:16Soto-yu Ichinoyu no madonari ni tatazumu
01:20Ryokan Yamamotoya
01:23Takamiya Hiroyuki
01:27Irasshaimase
01:29Nagatabi otsukaresamade gozaimashita
01:34Shachou no Takamiya Hiroyuki-san to Okami no Mina-san
01:40Uchi wa Edo jidai ni soukyou itashimashite
01:43350 nen ijou tsudzuita ryokan ni natte orimasu
01:46Kono atari de onajimi no mokuzo san-gai date no atemono tsukatte orimashite
01:51Heya-kazu wa juu-go-shitsu de orimasu
01:53Ii desu ne, kojimbari shiteru
01:55Richi desu yo ne
01:56Okagesamade uraragi-namiki ga mae ni gozaimasu shi
01:59Dono soto-yuu mo aruite ikeru no de
02:01Hontou ni Kinosaki onsen no tobannaka to iu koto desu
02:06Sonna Takamiya shachou
02:08Katsute wa Tokyo no daikengyou de baribari hataraite ita
02:11Bijinesuman datta sou desu ga
02:15Ugyakusama muke ni
02:18Dekitara, kore wa omoshiroi mono ga dekirun ja nai ka na to omotte
02:24Aru meibutsu wo umidashita koto de
02:26Uriage ga ichi-ten-go-bai ni
02:29Takamiya-san ga fukikonda arata na kaze to wa
02:34Tokiba, sen-kyu-hyaku-hachi-juu-go-nen
02:36Showa-roku-juu-nen, Taigasu, Nippon-jiro-pochi
02:38U-turn, I-turn, daikankei
02:42Hai, dewa seishain to arubaito no boushuu-kiji wo ikagetsu keisai suru to iu koto de
02:49Kyoto ni umare, Osaka-daigaku wo setsugyou shita Hireiki wa
02:53Jinzai-jouhou-sabisuote, Rikuruto ni shuushaku
02:57Tokyo no Eiyou-bumon de hataraite ita
03:01Socchi wa dou? Genki de yatten no?
03:06Hotel no sekkyaku tte, monosugoku kiitsuka
03:10Kedo, keikin ya to omotte ganbaru wa
03:15Gakusei-jidai kara tsukiatte ita no ga
03:17Touji, Kyoto no hotel de hataraite ita
03:20Yamamoto-ya no musume, Mina datta
03:23Watashi wa san-shimai no choujo nandesu
03:26Yuku-yuku wa nantonaku ryokan wo tetsudai suru no ka na to omotteta no de
03:31Hotel de, shuushuku shimashita
03:34Watashi wa, mattaku, soumide wa ryokan to wa kankei no nai
03:38Beingとかトラバーとかいろんな会社に飛び込んで営業とかもやってました
03:45その後、社会人3年目で2人は結婚に至ったのだが
03:49結構早めの結婚ですか?
03:52ただいま
03:53ご無沙汰しております
03:55おかえり
03:56ひろゆきさんもよくお休み取れたわね
03:59よかったです
04:00人生の天気は、山本屋へ帰省した時に訪れた
04:08来月ミサの結婚式よ
04:11バントーさんに引き継ぎお願いしますね
04:14はい、はい
04:16せやけど、あの子ら3人とも突入で行ってしまって
04:20寂しなるわ
04:22しゃあないやないか
04:24女の子は突入で行くもんや
04:27私らも60越えたし
04:30この先いつまでこの宿を経営していけるかやな
04:34つぶやつがおらんのやから、しゃあない
04:37石谷みたいにうちも締めるしかないわな
04:41石谷さん
04:42不意に耳にした両親の本音
04:46ひろゆきに巨大した思いが
04:49300年も続いてるこの旅行
04:52締めるんか
04:54なんてもったいない
04:58そしてある決断を下す
05:02あのさ
05:05俺、この旅館やってもええかな
05:08いやーもうなんて素敵なご主人
05:14山本家の歴史は絶やしたらあかんと思うね
05:18え、でもひろゆきさん旅館で働いたことないやん
05:22でも誰かがせんとあかんねやろ
05:26こんなら俺がやる
05:29えーもう素敵
05:31三百何十年通風旅館だっていうところは
05:35やっぱりすごく感じてたところがあるんですよね
05:40こうして旅館を継ぐ決意を固めたひろゆきとみなは
05:45それぞれの仕事を退職し木の崎へ移住
05:50しかしここで木の崎ならではの風習に衝撃を受ける
05:55えーなになに
05:57例えば町の人々への挨拶で
06:01今月から木の崎に越してきました
06:05山本家の高宮ひろゆきです
06:08いやこれ木の崎のあれイメージ悪いよ
06:11親さんが東京から来たとして
06:13やや誇張してますね
06:15東京もやっぱしゅっとしとんな
06:18東京方に言うても実家は京都です
06:22なもんどうでもいいんじゃ
06:26ところでひろゆきくん
06:29酒飲めるか
06:33そっかお酒か
06:40みなさん強そうですもんね
06:47どうやら木の崎のお地酒はうまやろ
06:49おいしいです
06:51かわいい
06:56この街閉鎖的かと思ったけど
06:59意外と外のもんも受け入れてくれるんや
07:03普通あのね旅館同士はライバル関係とか
07:07客の時だよな
07:09でも木の崎はライバルっていうよりは
07:11共存共栄っていうか
07:13仲間しくすごく強いんですよ
07:16プライバシーはその他一切ないんです
07:19あいつがどこで飯食っとったとかね
07:23誰々と一緒だったってみんな知ってるんで
07:26悪いことできないですね
07:28そうです街中ではね
07:31戸惑いながらも徐々に街に溶け込み
07:34旅館経営を学んでいたひろゆき
07:38しかしここで外から来た人間
07:41だからこその疑問が沸き上がる
07:44何々?
07:46地元の旅会をふんだんに使った
07:48解析料理に従い
07:51純和風の客室でゆっくりおくつろぎいただけます
07:56木の崎の旅館って
07:58どこも同じような料理で
08:00同じようなまどりやな
08:0393年当時は旅行代理店のツアーが旅の主流
08:08そのため各旅館は
08:10ツアー料金に見合った部屋と料理を
08:12提供すればよく
08:14どれもが似通ったものになっていた
08:19パンフレット作って
08:21お刺身があって天ぷらがあって
08:23茶碗蒸しがあってみたいな料理するわけじゃないですか
08:26部屋の作りも似たような部屋の作りしてたわけですよ
08:30不思議だしもったいないなと思って
08:33思ってました
08:36待てよ
08:38そもそもどこの宿もアピールできる特色が
08:41そんなにないってことか
08:45今後の旅館経営には
08:47アピールとなる個性が必要
08:49そうは言ってもね
08:51そんな時
08:53ある基地を見つけ
08:54もし真似ポイントが訪れる
08:56何?
09:00の規制感は?
09:04そうや
09:06うちでも木の先オリジナル作ろうやないか
09:13ここで問題
09:16当時のある規制感をきっかけに
09:19広行さんが開発したものとは何でしょう
09:23多分どの旅館さんも同じような
09:27お写真でメニューやったわけじゃないですか
09:30だからその旅館その旅館オリジナルの
09:33食べ物とか
09:36はい
09:38食べ物とか
09:40食べ物に反応しましたよね
09:42食べ物にくっついてくのは
09:44飲み物
09:46さあその飲み物できて
09:48温泉?
09:50違う違う違う
09:52さっきやった日本酒
09:54お酒
09:56オリジナルの
09:58お酒を
10:00作った
10:02どうなんでしょうか
10:04多くの規制感をきっかけに開発したもの
10:07それが
10:11ビール醸造免許の規制感は
10:16小規模施設でもビールが作れるように
10:23そうや
10:26うちでも木の先オリジナルビール作ろうやないか
10:31ほぼ正解ですけどね
10:33そう
10:34自ビールの製造
10:36あっ見たわあそこ
10:38あのスラッと置いてあるところあったわ
10:4194年
10:43細川政権の規制緩和政策の
10:45目玉として注目されたのが
10:47主税法改正
10:49ビール醸造免許取得に必要な
10:52年間最低製造料が
10:54ググンと引き下げられた
10:56後に訪れる
10:58自ビールブームのきっかけである
11:02ここから旅館経営
11:04ビール醸造ともに
11:06素人の男が手掛ける
11:08自ビール開発が始まった
11:17お父さんお母さん
11:19ちょっとお話がありまして
11:22なんやひろゆくくんかしこまって
11:25実は山本屋として
11:28新しい事業を展開したいと考えてて
11:31銀行から少しばかり
11:34借り入れを考えてるんです
11:36なんやそんなことか
11:39別にかわねえよ
11:41ちなみに何ごらんや
11:44一億円なんです
11:47一億!?
11:50一億もかけて何をするんや
11:53ビールを作りたいんです
11:56ビールを建てたいんですじゃなくて
11:58ビールを作りたいんです
12:02義理の良心を説得したひろゆくくんは
12:05山本屋の信用を武器に
12:08合計一億円の借金をし
12:11すぐさまアメリカへ渡り
12:14ビール醸造設備を買い付け
12:17木の先温泉の入口に工場を建設した
12:22木の先は年間で
12:25宿泊と日帰りのお客様を合わせると
12:28あざっと100万人くらい来られる
12:31その意味で大きなマーケットがあったわけで
12:35ビールっていう意味ではチャンスだし
12:38これは面白いものはできるんじゃないかなと思って
12:41ビール作りってそう簡単じゃないですよ
12:46どうやってやったんだろう
12:49ちょっと深みが足りひんな
12:55もう少しフルーティーな感じ出されへんか
12:59ビールの職人はアメリカから来てもらったんです
13:03その彼と一緒にビールを作っていったんですけど
13:06濃いっていうかな強めのビールをどうしても作りたがるんですよ
13:10個性とある程度皆さんに喜んでもらえるっていうところのバランス
13:16パターンピックからすごく難しかったし
13:21中でもヒルエキが特にこだわったのが
13:25実はこの田島地方っていうのは水がすごく良くて
13:30お酒作りでも有名なんですけどね
13:33なるべく地元の食材に合うビールを作りたかった
13:38こうして試行錯誤を重ねること2年
13:432年かかったんだ
13:47コクとキレのバランスが最高や
13:50うまいや
13:55地元産のキノサキビールを完成させたのだ
14:01こだわりのビールは現在4種類
14:05このピルスナーっていうのは一番皆さんが飲まれている普通のビール近いですけど
14:10チェコのザーツホップっていうホップを使って
14:13普通のビールより香りとか強い
14:16こちらがスタウト黒ビールですね
14:20コクもありますし苦味もありますし
14:24しっかりとした味のビールです
14:26中でもキノサキならではのものが
14:30特にやっぱりカニビールっていうのは
14:33カニと一緒に飲んでカニの味がする
14:37ビールも美味しいっていうビールを作りたかったんで
14:39特にオリジナルのビールとしてこだわって作りました
14:42カニと合うビールってどういうことですか?
14:46カニに合うんでカニも用意したんで
14:48カニ食べてビール飲んで
14:51バクガとカニの甘みが
14:55どうですか?
14:58めっちゃ合う
15:01違う!カニ食べる前と食べた後の味違う!
15:05そしてビールの完成と同時にオープンさせたのが
15:09アメリカンスタイルのレストラングビガブ
15:14これまでキノサキに無かったジャンルの店は注目を浴び
15:18観光客だけでなく地元住民らも駆けつけた
15:25またキノサキの酒店をはじめ
15:27土産物店や旅館に自ら営業
15:32徐々にその名を広めていったのだった
15:38しかし7年後
15:40思わぬピンチに陥ることとなる
15:53丸山川があずれたらしいわ
15:55川沿いの田んぼ見えもみんな水で浸かっとるぞ
16:022004年
16:05豊川市一帯を襲った台風23号
16:10これによりキノサキ入り口の川が氾濫
16:14周辺の1万8000棟が浸水被害を受ける事態に
16:21山本屋のビール工場も例外ではなく
16:32わー
16:39わー
16:42これはまずい
16:45遅くまでビールを製造していた社員が
16:48工場に取り残されてしまったのだ
16:53おかけになった番号は電波が届かない
16:57道が寸断され助けに向かうこともできない
17:18工場の中は1m以上浸水
17:22社員の命すらも危ぶまれる事態に
17:27もうビールなんかどうでもええ
17:30あいつだけが無事やったら
17:42おーい
17:47台風の影響でビール工場が浸水
17:53社員が取り残されるという緊急事態に
18:19おーい松永
18:23いやー
18:31生きとるすぐ助けたるからな
18:37幸い孤立した社員の命は助かった
18:42しかし水に浸かった設備は故障
18:46せっかく始めたビール事業は続けられなくなってしまった
18:53窓は割れてるし
18:55あれ放題の店の中も全部泥が入って
18:58絶対無理だわと思いました
19:01その時は
19:04もうビール事業は無理か
19:06と思った二人だったが
19:09山本屋さん
19:11あんたんところのビール
19:13絶対再開させてな
19:15あれこそ木の先の名物やで
19:17ゆっくりでええから
19:19また作ってくれや
19:22聞こえてきたのは
19:24木の先ビールの再開を
19:26待ちわびる人たちの声
19:30でも
19:31あれだけ損傷激しかったら
19:33金もかかるし
19:35しかも
19:36他にまた事故が起こると思うと
19:39社長
19:41何言ってるんですか
19:44これだけみんなが期待してくれてるんですから
19:49木の先ビール
19:50復活させましょう
19:55それは水害で取り残された
19:57町本人
19:58増長
20:04増長
20:09こうして
20:10追加で一千万円を投じて
20:12醸造タンクを修理
20:16木の先ビールの製造を再開させたのだった
20:20木の先ビールの工場
20:24あれから二十年
20:27木の先ビールの工場は
20:29今もフル稼働しています
20:34実は彼がね
20:35あの当日
20:36被害に遭った
20:38松永
20:42お元気でよかった
20:46あの時
20:47ビール工場で一夜を過ごしたという
20:49松永さん
20:53もうだいたい水が
20:55この辺りまで
20:56いやー怖かったやろ
20:58ハポシロの宝剤とかがあったので
21:00まあそれ体に入れて
21:02息袋代わりにして
21:04やってたですね
21:07まあブームだった地ビールが
21:09今はもうブームじゃなくなって
21:11もうクラフトビューという
21:12一つのジャンルとして確立されてきたことは
21:16自分もそれに貢献してきたのは
21:18よかったかなと思います
21:21そんな思いのこもった
21:23木の先ビールを出していたレストランは
21:25
21:26山本屋の三原となり
21:28より広いスペースに移転
21:33昨今では
21:34外で食事を取る
21:36白色分離スタイルの観光客が増えたことで
21:39より一層店の人気は高まっているそう
21:42お泊まりでレストランに行きます
21:44まあ今ではこうやって旅館の向き先でもね
21:46ビールを飲んでいただくようになりましたし
21:49それからロビーでもお召し上がりいただけますし
21:52あのお風呂上がりで飲んでいただいたり
21:56そして現在では
21:59何か観光協会長をやっている
22:02会長!
22:04黒崎にね
22:05はい、黒崎温泉の観光協会長で
22:07カリフォルニア国家の国はありますので
22:10ありがとうございます
22:11何かもう
22:12よそから来たんですけど
22:14今ではもう一番
22:15昔からいるみたいな顔してやってます
22:21続いては
22:22大正15年創業の田島屋
22:27いらっしゃいませ
22:28いらっしゃいませ
22:29若いね
22:30ようこそお待ちしておりました
22:32奥にちょっと入りたかったですね
22:34切り盛りするのは
22:35社長の柴田涼麻さんと
22:38妻で若オカミの浅見さん
22:4013歳したね
22:42私が4代目になりまして
22:45柴田家がこの宿をさせていただいております
22:48私はもともと
22:49全然関係ない仕事をしていたんですけれども
22:515年前にこちらの旅館に
22:53届いてまいりました
22:55実際どうですかこの仕事
22:57今ですね
22:582歳の子供がおりまして
23:00その子の子育てをしながらなので
23:02自分の時間は全然取れないです
23:06しかし
23:07そんな若オカミが
23:08とついできたことで
23:10旅館の売り上げが大幅アップ
23:1520代の裏若き女性が
23:17しびせに吹き込んだ
23:18新たな風とは
23:221993年
23:24大阪八尾のプラスチック工場に生まれた
23:27浅見
23:29大学在学中
23:31父親のすすめで挑んだのが
23:34木の先で
23:35ミス浴衣コンテストというものがございまして
23:38そちらでですね
23:392015年にジュングランプリをいただきまして
23:411年間木の先のPR活動をするという
23:44木の先の観光大使をしておりました
23:48週末を中心に木の先をPRするため
23:51各地を点々とする日々を送っていた
23:55そこで出会ったのが
23:58舞台上でから登場して
24:003人であのセリフ
24:02いけますか
24:04じゃ行きましょう
24:05せーの
24:06日本一浴衣の似合う街
24:09木の先温泉へ
24:10スタッフサイドと
24:11お待ちしてます
24:14いいですね
24:15それで行きましょう
24:17この時
24:18観光大使のまとめ役だったのが
24:20龍馬だった
24:23龍馬さんの印象ってどんな感じでした
24:25でもなんか
24:26全然目が合わなくて
24:27どこ見てるんだろうとか
24:29何考えてるんだろうっていう感じですね
24:31やっぱ運営側だったんで
24:33どっかで意図的にっていうのもあったと思う
24:35やっぱ距離は多くっていう
24:36そうか
24:37東京に行ってた時ですかね
24:39私が大きいキャリーバッグ持って
24:42でちょっと満員電車から降りようとしてたら
24:44ドアが閉まりかけて
24:46あっ挟まるってなった時に
24:48パッと来て
24:49スカッと
24:50助けてくださったことがあって
24:52その時初めて
24:53そうですね
24:54ちょっとなんかキュって感じですかね
24:57何を言うてんの
25:00何を言うてんのこれ
25:05今日はイベントお疲れ様でした
25:07客さんも喜んでもらえてよかったね
25:10ありがとう
25:11あのリョーマさん
25:15私木之崎出身でもないし
25:18木之崎についての知識がなくて
25:20どうPRしていったらいいのか悩んでて
25:24もっと教えてくれませんか
25:26木之崎のこと
25:28いいよいいよいいよ
25:31えーけど
25:32マンザラボーイ
25:35何を教えるの
25:38何を教えることがあるの
25:40リョーマは休日
25:42朝見だけのために
25:44木之崎の街巡りツアーを観光
25:48急接近する二人
25:51しかし思わぬ事態が
25:54クリアー
25:57おー
25:58余裕だ
25:59余裕だ
26:03もっと教えてくれませんか
26:04木之崎のこと
26:07観光大使の朝見に
26:09木之崎をより深く知ってもらうため
26:12マンツーマンレッスンを行っていたリョーマ
26:17熱心な子というか真面目な子
26:19出会ったことがない
26:20今まで観光大使やってきた中でも
26:22一番そんなやる気のある子っていなかったんで
26:25じゃあこの子にも色々木之崎のことを
26:27教えてあげないとと思って
26:29お店だとか有名な観光地だとかに
26:32連れて行っていただいたりとか
26:34それでちょっと木之崎のことは
26:36詳しくなったと思います
26:37木之崎浴衣ガードですからね
26:39自然と急接近する二人
26:42しかし当然
26:47おいリョーマ
26:49お前何イチャイチャしとんねん
26:53運営側の人間が
26:55観光大使の大学生に手を出すなんて
26:59ありえへんやろ
27:01確かに正論ですよこれは
27:06僕は相談に乗ってただけで
27:10二人はあくまで
27:11木之崎の公式プロジェクトの
27:13スタッフと出演者
27:16噂はすぐに広まり
27:18運営の幹部は激怒
27:21こういうもんはな
27:24噂を立てられる時点であかんねん
27:27なるほど
27:28お前は観光大使の担当
27:33クリアー
27:38ハニートラップにかけられたんちゃうかと思って
27:40なんかハメられたなみたいな
27:44私もですね本当に
27:45イベントの終わった後に
27:48ちょっと山本さん来てくれるみたいなので
27:50急に呼ばれて
27:51リョーマだよねんけどみたいな
27:53付き合ってないみたいな
27:56いろいろ質問責めにはあいました
28:00その後
28:01リョーマは運営担当から外れ
28:03二人は疎演に
28:06どうやって再会すんの?
28:10そうして浅見は大学も卒業し
28:13実家の工場を手伝っていた
28:15そんな中
28:18しばらくして連絡をもらったんですよ
28:21その中にちょっと好意を寄せてくれてるような
28:24文面もあったり
28:26言葉ももらったので
28:28男の店じゃないですけど
28:31僕の方から結婚前提に付き合ってくれ
28:34っていう風にはお願いしました
28:37結構先走りすぎ
28:39そうですね
28:40僕も当時A35-6とかであって
28:44やっぱ旅館っていう職務用柄
28:47その先は結婚
28:48その先には若女神
28:50女神っていうのが見えてくるけど
28:52それを受け止めてくれる方じゃないと
28:55なかなかお付き合いはできないな
28:57っていうのも思ってたので
28:58しっかりと伝えて
29:00もちろんですっていう形で
29:02お受けしたと思います
29:05こうして疎演になってから2年後
29:08堂々と交際をスタートさせた二人は
29:11さらに2年後にゴールイン
29:1413歳差という歳の差婚だった
29:19田島や4代目の妻として
29:21木の先の町へ移り住んだ浅見
29:24しかしそこには
29:26幸せな日常だけではなく
29:28苦労の日々が待ち受けていた
29:34若女神
29:35本日のご予約の確認いいですか?
29:38はい
29:39もう怖いな
29:401番のお部屋ですが
29:42A茶目からB茶目に変更になったのは間違いないですか?
29:45何それA茶目って
29:47あと
29:485番は
29:49時計になりましたよね
29:51時計って何?
29:52A茶目
29:53時計って何ですか?
29:58そんなんも知らんの
30:00もういいです
30:02木の先に聞いたのが間違いでしたわ
30:05A茶目とか教えてよ
30:07すみません
30:09茶目は子供料理
30:10チャイルドメニューのこと
30:12あと時計は取り消しの略語
30:15キャンセルのことやから
30:17わかった?
30:18ありがとうございます
30:21本日もよろしくお願いします
30:24古くから働くベテランの仲良いからの当たりは強く
30:31あの
30:34さっきチェックインされた常連様
30:36フードのままお金持ってこられて
30:38渡せばわかるって
30:40受け取った時中身確認した?
30:43いいえ
30:44そのまま受け取りました
30:48なんであの
30:50その場で確認せんと
30:52金額間違ってたらどないすんだよ
30:54入れたのに
30:55すみません
30:56もういいです
30:58時間の無駄やわ
31:04すみません鈴木様
31:06うちの若男神が失礼しました
31:10お客さんの前ではもうあの
31:12もうかわいいかわいいあの
31:13まあ嬉しいですみたいな感じの
31:15おばあちゃんだったんですけど
31:16裏で私と二人の時とかは
31:19いけずっぽい発言は
31:22何度かあったかなと思います
31:26戸惑いながらも前向きに
31:28若男神修行を積んでいった浅見
31:32しかし2020年
31:34日本を揺るがすあの事件が
31:41コロナ
31:43感染拡大防止のため
31:46木の先温泉も5月末まで一斉休業やって
31:51えっ
31:52強制的に休まなあかんってこと
31:56そんなあ
31:59なんと浅見が入ってこれからというタイミングで
32:03緊急事態宣言が発令
32:06木の先の旅館すべてが休業に追い込まれた
32:10後に数えた休業日数は
32:13脅威の75連休
32:24そんな危機的状況を
32:27外から来た浅見が救うこととなる
32:35この状況がいつまで続くかわからんけど
32:38経営立て直すには
32:41今後価格分けなやってられへんなあ
32:44そうですね
32:48幸い宿泊事業者のための補助金を活用して
32:52なんとか生活はできていたものの
32:55以後は客単価を上げないと
32:58経営が立ち行かない状況に追い込まれていた
33:03それにしても
33:05ただ値段上げるのは
33:07お客さんの満足度を下げることになりませんか?
33:10まあね
33:11それはそうなんやけど
33:16そこで浅見が持ってきたのが
33:21ほらこれ見て
33:23これがお客様の声
33:25なにこれ?
33:27それは旅館の改善点を知るため
33:30浅見が入ってからより詳しく取り始めた
33:33詳しく取り始めた宿泊者アンケート
33:37趣ある大好きな旅館ですが
33:40冬はそこびえするから寝つきにくい
33:44洗面台が狭くて使いにくい
33:48旅館全体の雰囲気が暗く怖かった
33:53言いたい放題やな
33:55こういう率直な意見で結構ね
33:57でもそうか
33:59空間をもっと魅力的にすれば
34:01価格を上げてもお客様も納得してくれるってことか
34:06それなら一層
34:09大改装してみたら
34:13こうして田島屋は
34:1595年の歴史で最大の全面リニューアルに踏み切った
34:21こちらが新しくリニューアルしたお部屋でございます
34:25客室は12室すべてが趣の異なる
34:28雰囲気の異なる和モダンテイストに変更
34:32結構コンパクトですけど
34:34コンパクトだけどオシャレ
34:36この畳部分は大体6畳ちょっとぐらいしかないお部屋なんですけれども
34:40こちらはもともと従業用の控室だったところがくっつけて
34:44段差ができたけどこの段差を生かして
34:47こういったちょっと高低差のあるお部屋にした方が
34:49動きがあって面白いんじゃないかなっていう話にはなったんですけれども
34:53僕は直接設計師とやり取りするよりは
34:55若狼がこういう風にしてほしいとか言うと
34:57なかなか僕が言いにくいことも若狼の柔らかい感じで
35:01うまく設計師といい話ができて
35:03結果本当に素敵な部屋に仕上がったんじゃないかなとは思ってます
35:09和紙や土壁、梁など日本古来の素材は要所に残しながら
35:14オシャレな雰囲気に進化
35:19さらに宿泊客の要望を取り入れ
35:22畳部分にも床段棒を投入
35:26中でも若狼の肝入りは洗面台だそうで
35:31こちらがですね職人さんに頑張って作っていただいたタイルです
35:37既存のタイルでも良かったんですけれども
35:39そこをちょっとアレンジしてオリジナルで作ってたんですけれども
35:43既存のタイルペタって貼るだけよりも何倍も時間がかかってしまうので
35:48最初は本当に機能良いタイル屋のおじちゃんで
35:51任せてや!みたいな感じの方だったんですけど
35:54一部屋やり終えた段階で
35:56うーんみたいなちょっと思ったより時間かかるな
35:59でもすごく素敵って言いながら建てて建てて頑張ってお願いしてました
36:07また貸切風呂の一部もリニューアルし
36:10より幻想的な空間へと変貌を遂げました
36:14大きい!
36:17若狼のおかげで本当に良い内装というか良いお部屋が誕生したんですけれども
36:22あとはその魅力をどうやってお客様にお伝えするかっていうのが
36:25これからの課題というかポイントでしたね
36:30そう、あとはいかに旅行客に見つけてもらえるか
36:35そこでもアサミが躍動する
36:37アサミ躍動
36:39うちの旅館は12室だけだし
36:42狭い客室は8畳1枚や
36:46広くて綺麗な旅館は他にももっとあるわけやし
36:50もっと若い人にさせる打ち出し方を考えんだな
36:59何?それやったら
37:04っていうキャッチフレーズはどう?
37:05長い長い長い何何何?
37:08それええやん
37:12ここで問題
37:15狭い部屋に価値を感じてもらうため
37:18アサミさんが考えたキャッチフレーズとは何でしょう?
37:23昔からよく言った言葉があって
37:25昭和の僕なんか
37:26狭いながらも楽しい我が家っていう
37:29ありましたねありましたありました
37:31それに引っ掛けて
37:33狭いながらもモダンな部屋よとか
37:38ああいいですね
37:39狭いながらもモダンな部屋よ
37:41狭いながらもモダンな部屋よ
37:42ああいいと思いますね
37:43どうですかサマさん
37:44分かった
37:45レートで来たらやっぱり
37:46広い部屋より狭い方がいいじゃないか
37:48こうくっつけるから
37:49だからそういうキャッチフレーズなんかないです
37:51いやいいですね
37:52きっつかないしゃあない
37:54ああそれも関西風でいいですね
37:56いいですね
37:57さあどうなんでしょう
38:02コロナ禍による休業日数が75連休にも及んだ
38:06木の先の老舗旅館
38:08田島屋
38:1175連休もしあったら何したいですか
38:15僕飴が好きなんですよ
38:17
38:18だから太平洋の周りの国を
38:22海を目指してずっと旅をしたい
38:24ああ面白い
38:26なんで飴好きなんですか
38:28なんかねワクワクするんですよ
38:31特に紅葉植物ですか葉っぱが大きいじゃないですか
38:35そこにそのものすごい甘つぶのザーって音
38:39あれがもう異常になんか浮き浮きする
38:43あのそういうことは言わないで
38:46あなたのそういう心のない答えが
38:48俺が一番腹立つ
38:51狭い客室に価値を感じてもらうためのキャッチフレーズ
38:56それが
39:02それやったら
39:04大切な人との距離がぐっと縮まるお部屋
39:08っていうキャッチフレーズはどう
39:10ほぼ正解ですよ
39:12素晴らしい
39:15そうパートナーや家族とピッタリ一緒に過ごせるという
39:20客室が狭いことを逆手に取ったキャッチフレーズを考えたのだ
39:24これが良かったんでしょうね
39:26東海オンエアは基本的にお部屋がちょっとコンパクトで
39:29狭いお部屋は8畳1間のお部屋ですので
39:32やっぱり部屋を広くすることはどうしても難しくて
39:36その狭いお部屋の中でどういった魅力を感じていただけるか
39:39っていうのを考えておりまして
39:41お風呂は貸切風呂しかありませんし
39:43お食事もお部屋でお召し上がりいただけるので
39:46旅行に来られた方は本当にチェックインからチェックアウトまで
39:50ずっと一緒に近い距離でいただけるっていうことから
39:54このコンセプトを考えました
39:58夫婦が力を合わせ宿泊者1人当たりの平均単価は
40:03リニューアル前と比べて1万円アップ
40:07さらに年間客室稼働率は
40:10過去最高の98%に
40:27マネー賢者によると
40:29他にもコロナ禍にあえて大胆な手法を取って
40:32生き残った宿泊施設があるそうで
40:36大正2年創業の
40:38伊豆長岡温泉八農坊
40:40立派ですね
40:41この旅館なんですが
40:42このお宿もやっぱりコロナで影響を受けて
40:44大胆なリニューアルをして注目を集めました
40:47どんなリニューアルをしたかといいますと
40:50ワンちゃんファースト
40:53行きたい!
40:55人よりも犬をむしろ優先させたお宿
40:58ワンちゃんファースト
40:59元々は約30年前に
41:01愛犬館の社長さんが
41:03犬連れ客の受け入れというのは開始してた
41:05ただ受け入れるのみだったということで
41:07特別なサービスはしてなかったんですよね
41:09それが25年経って
41:11あと次の5代目の方が
41:13ペットの家族化とか進む状況を見て
41:15ワンちゃんファーストの旅館にシフトする
41:17ということを考えてらっしゃったそうなんですが
41:20そんな矢先
41:22新型コロナウイルスが蔓延
41:245代目はここがタイミングだと
41:27コロナ関連の補助金など
41:29およそ8000万円を活用し
41:31愛犬家向けの旅館に大リニューアルしたんです
41:35一体どんなリニューアルをしたかというと
41:39例えばまず屋上にドッグランを設置してですね
41:43さらに犬専用の源泉掛け流し
41:45いやーもう素敵!
41:47源泉掛け流しですもんね
41:49そうそう
41:50これはいつものお湯とちゃうわって
41:53絶対言いますよ
41:56ロビーも犬が歩けるように床をリニューアルして
41:59保護犬の譲渡会が開催できるように
42:04さらに部屋は犬のひっかき傷や
42:07疎走に対応できる壁材や床材にして
42:10家具も変更
42:12オプションで犬用の食事も
42:14用意することができるそうです
42:17さらに特別室には
42:20いやー素敵!
42:25特別室が必要ありまして
42:27犬と一緒に入れる露天風呂
42:29犬専用の露天風呂
42:31手も落ちちゃいますからね
42:33専用にしないといけない
42:35いやー素敵!
42:37売り上げもものすごく伸びているそうで
42:41客室数はリニューアル前よりも減らしたんですね
42:44ところが平均的に
42:46リニューアル前よりも増えてきて
42:48リニューアル前よりも増えてきて
42:50リニューアル前よりも増えてきて
42:52リニューアル前よりも減らしたんですね
42:54ところが平均の客単価は
42:56回送前の1万2000円から3万円に
42:59思い切って上げました
43:012024年の売り上げは
43:03コロナ前と比べて1.5倍
43:05だいぶ増えたんですね

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