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00:00It's not a power car, it's a failure!
00:11Holiger, this car is only the outside!
00:22It's easy, isn't it?
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00:49What's that? I don't have to ask for it.
00:51The other people's skulls make a mistake.
00:54You can't create a monster of Frankenstein, but you can't make a monster.
01:00You can't do it, isn't it?
01:02You're crazy.
01:03You're reading about Tahrhel Anatomia, right?
01:09Wait!
01:10Wait, Kiba-san!
01:12That's my father!
01:15No!
01:16Oh...
01:18Oh...
01:20Oh...
01:22Oh...
01:24This idiot...
01:26Let's do it!
01:28Oh...
01:36Ah... I finally met you.
01:38What are you doing?
01:40As you can see, I'm a lawyer.
01:42I'm here with my friends.
01:44What?
01:45For today's story,
01:47there's a man who will come here.
01:51That's my book.
02:04The陸軍第十二研究施設.
02:07It's like a monster's body.
02:10When are you coming?
02:13I'm...
02:14I'm...
02:15It's time for now, teacher.
02:17The陸軍...
02:19The陸軍...
02:21Are you moving?
02:23Who's this?
02:25I'm...
02:26It's...
02:27福本騎馬さんあっこの人は遅い峡谷さあさっさとやれ牙なんかに遠慮することはない君の親切はこのバカもちゃんと身に染みてる
02:44中禅寺何しに来た
02:54猛霊を退治に
02:57猛霊だとようやく役者が揃ったんですよ教授 あんたのせいでここにいる全員が猛霊に当たってしまった
03:05柚木陽子さん探偵絵の傷事件記者取口くん弁護士の増岡さんこの男が増岡か福本巡査東京警視庁の青木刑事牙刑事そしてもう一人もう一人
03:20もう一人とこの人のことかな
03:23関口くんのことも忘れていたが彼も小説家ですそれから警察は外にも待機しています
03:30わからんな中禅寺聞いていれば刑事探偵弁護士だと私は犯罪には無関係
03:39僕も犯罪なんかに興味はありませんよ教授僕の商売はつきもの落としだ
03:45相変わらず口の先で夜当たりをしているようだな中禅寺
03:49その口先のおかげであなたの首は皮一枚で繋がったんです
03:55ここが閉鎖されようとしていたあの日
04:00脳髄の話をしましょう
04:02人体の中で脳髄だけが特別視されるのはそこに意識の座があると考えられているからです
04:09早く本題に入りやがれ
04:12こうしている今も私たち一人一人が別々の意識を持ちそれぞれの視点で物を見考えている
04:20我々にとって現実とはそれぞれの意識が脳の中に紡ぎ上げる物語にほかならない
04:26しかしそれはあくまで自分という箱の中から覗き見た主観的世界に過ぎない
04:33今回の事件ではいろんな人物がそれぞれの物語を勝手に語り
04:38それが複雑に絡み合ったため薄気味悪い猛霊が湧いてしまった
04:43これを一つ一つ解きほぐしていってやらなければ この猛霊は落ちない
04:49まず一人の少女の物語から始めましょう
04:55その少女は友人のことが好きでした
04:58崇拝していたと言ってもいい
05:01彼女の世界ではその友人は完璧でなければならなかった
05:05ところが当の友人には友人なりの物語があることを彼女は知らなかった
05:11湯月かな子もまた母親の愛情に飢えたか弱き少女だったのです
05:17彼女は家出した夜武蔵小金駅のホームで電車を待っているとき突然泣き出した
05:24完璧なはずの友人の涙により子は戸惑ったことでしょう
05:29そして彼女のうなじの下にはニキビがあった
05:33その瞬間それは不意に訪れた
05:37通り者に当たったように
05:39強悪堂
05:41まさか
05:42柚木かな子を突き落としたのは楠本より子でしょう
05:47より子ちゃんが
05:48そんな忠禅寺さん
05:49それじゃあまりに簡単というか
05:52より子は手袋をした黒ずくめの男が突き落としたと言っていたはずだが
05:56あれは
05:57あれは僕だ
05:59は?
06:00より子が黒ずくめの男のことを思いついた日
06:03本屋で本日発売の札のかかった雑誌を買って読んでいたというが
06:08それは毎月30日発売
06:10鬼炭社の月刊近代文芸じゃないかな
06:13凶悪堂 君はまさか
06:16そこには関口達美の最新作めまいが載っている
06:20閉じた館で永遠の追いかけっこをしている男女
06:24名作になりそうだったこの作品の結末に
06:27僕をモデルにした黒威の暗殺者が登場する
06:32さて仕事に取り掛かりましょう
06:40魂ひとつ
06:47恩恵を知った手末が
06:50あっ あれを読んで黒威の男を思いついたというのか
06:59より子は天人後帥 羽下当選 死海戦という言葉を知っていた
07:05あっ あれを読んで黒威の男を思いついたというのか
07:10より子は天人後帥 羽下当選 死海戦という言葉を知っていた
07:15近頃の中学校じゃそんなことも教えるのかと
07:20牙刑事を通じてこの福本巡査に調べてもらったが
07:25あっ あっ はい
07:27あの文字はそのために
07:30関口先生は当然知ってるだろう
07:33ああ 天人後帥は天女転生で詳しく述べた
07:37羽下当選も死海戦も武闘選挙の中に出てくる言葉だ
07:42どちらも僕の作品だ
07:45でもなぜより子はそんな嘘を
07:48あっ 自分が犯人だからか
07:50より子は牙刑事に犯人はカナコを突き飛ばし
07:54逃げる反動で自分も突き飛ばしたと証言したらしい
07:58そのためには二人の間が三四尺離れていないといけないが
08:02それではウナジの下のニキビは見えづらい
08:05ああ あの時エノさんが見たのは
08:08はっきりとニキビだったよ
08:10より子はもっとカナコに密着するように
08:13真後ろに近づいていったんだ
08:15そしてその瞬間が訪れた
08:18あの子は俺に何でもその瞬間のことを言っていたっけ
08:24結果として彼女のついた嘘が
08:27この一連の事件の全貌を覆い隠してしまった
08:31しかし事の発端はもっと前
08:33陽子さんがミナミキヌコになったときにさかのぼる
08:38陽子さんが突然スターになった天末はここでは語りません
08:42それは福本くんやミナミキヌコの熱烈なファンである
08:45牙刑事の方がよく知っている
08:48しかし有名になったことでミナミキヌコは
08:50ゆずき陽子だと気づいた男がいた
08:53それは鈴崎さんですね
08:55なんで鈴崎が出てくるんだ京国
08:59旦那から聞いた揺すり屋の要望のこともあるがね
09:02僕は昔の彼を知っているんだよ
09:04彼は陽子さんを揺するだけの秘密を知っていたはずだ
09:08ゆすりのネタは何だ?
09:10それは…
09:11中禅寺よぜ
09:13御間坂が動揺しているなぜだ?
09:16それはゆずきかな子が柴田博弥の子供ではないということに関係している
09:23何だと?そりゃ本当か?
09:27中禅寺貴様!そうかその手には乗らんぞ
09:30貴様私の口からあのことを…
09:31お父さん!
09:32お父さん!
09:33陽子さん!
09:34それじゃあんたは14年間も我々をたばかってきたのか?
09:37松岡さん…だからこの人は相続を拒否し続けたじゃないですか?
09:42ああ…
09:45広谷さんが私の境遇に同情して言い出したことなのです
09:49私はかな子を生みたい一心で
09:52柴田陽子氏は自分の血統が続いていると信じたまま亡くなった
09:57松岡さん…これまでの養育費はその夢の代償としては十分でしょう
10:03しかしそれならどうして今になって相続すると言い出したんだ?
10:08事情が変わったのです
10:10ゆずきかな子は楠本頼子に突き落とされ瀕死のけがを負った
10:14そのけがは普通の病院では治療不可能なものだった
10:18陽子さんは長く連絡の耐えていた父親の病院へ
10:22須崎がいると知っていながらかな子を運ぶしかなかった
10:26須崎さんに連絡を取ってもらったんです
10:29柚木かな子は確かに延命した
10:32しかし陽子さんは知らなかったのでしょう
10:35ここ美増坂近代医学研究所では生きることの意味が違うのです
10:42この研究所は独自の内燃機関によって動いている
10:49ここを維持するには莫大な金がかかるのです
10:53燃料が尽きれば全ての機能が停止する
10:57もしこの建物が止まればこの処置室で生かされていたゆずきかな子は死ぬ
11:05それが事情が変わったということか
11:08柴田陽光氏の遺産くらい非常識な規模がなければ
11:1214歳の少女の残された人生分この箱を維持することはできない
11:17そこで発動してしまったのがゆずきかな子の偽装誘拐だ
11:21偽装誘拐ですって
11:23それじゃあの誘拐予告上は
11:25それについては旦那あんたにも責任がある
11:29この事件を始めたのはあんたみたいなものなんだ
11:33何?
11:34しかし忠禅寺君
11:36そんな回りくどいことをしなくても
11:39契約書にサインするだけでよかったのじゃないのかね
11:42その頃柴田陽光氏は回復しかけていたのですよ
11:45ああそうだ私がそれを伝えたのだった
11:48それにこの人は教授から最後通帳を突きつけられていた
11:53おそらく8月31日
11:56とても陽光氏が亡くなるのを待つ余裕はなかった
12:00カナコが消えた日か
12:02しかしやり方が分からない
12:04誘拐方法じゃなくて誰からどうやって金を差しする計画なのか
12:09計画なんてなかったのさ
12:11この人はただ空想の脅迫状を作っただけだ
12:14現実逃避の戯れにね
12:16あれはこの人が作ったのか
12:18それは一目見れば分かることだよ
12:21僕には分かりませんでした
12:24切り抜いた素材の経路も未だに分からない
12:27それはね青木くん 映画の台本だ
12:30台本?
12:31見てみたまえ
12:32命が惜しくは金
12:34それはたぶん 命が惜しくば金数を置いて池だ
12:39そうか
12:40俗娘同心の鉄面組トーモークのセリフだ
12:45あっ
12:46すみません
12:49本当にあんたが作ったのか
12:51でも作ってはみたもののどうしていいのか分からなかったし
12:56身の白金の期日も最初8月25日にしていたのですが
13:01それではおかしいので剥がしたり
13:03それで期日の指定がなかったのか
13:06それで封筒に戻そうとしていたところへ
13:10あれは出したところじゃなく入れるところだったのか
13:18それで俺のせいか
13:20雨宮さんがたぶん私をかばって
13:25それは戸口に挟まっていたと証言してしまったのです
13:29旦那には旦那の物語があるように
13:33雨宮さんには雨宮さんなりの物語が脳内にあったのです
13:37彼は陽子さんが自分で計画して警察を呼んだと思ったのでしょう
13:42こうして何の策も持たぬまま狂言誘拐は始まってしまった
13:46そしてそこから先は須崎さんが仕組んだ
13:50ここからが犯罪なのです
13:52今までのは勘違いだ
13:54仕組んだって何を?
13:55須崎さんは陽子さん、美増坂教授、そして雨宮さんを丸め込んで
14:00柚木かな子が死んでしまうことを前提とした遺産の差しを計画した
14:06でもかな子が死んでは遺産そうぞ
14:08かな子が8月31日に死ぬならば
14:11一旦生死を不明にして柴田陽子氏が亡くなるのを待つわけか
14:17なるほど
14:18現実にはそうなったが
14:20行方不明の状態が長く続けば死亡とみなすことになる
14:24不備だな
14:25おそらく生きている証が送られてくるはずだった
14:29須崎さんはかな子を生かす方法があるとそう言ったのです
14:34生かす方法?
14:36と言ってもうまくいく保証はなかったのです
14:39可能性はある それに賭けてみないかと
14:42奴の研究は成功率も低ければ科学的意義も低かった
14:47ただコストが安い それだけだ
14:50なるほど これでさっぱりした
14:53何がさっぱりしたのだ
14:55死ぬことを前提と言ったのは撤回しましょう
14:58須崎さんは彼独自の生命維持法を持っていたわけだ
15:02陽子さんと雨宮さんはそれに乗せられたが
15:05須崎さんの目的はやはり金だったのでしょう
15:08でも密室から人がかけ消えるなんて
15:11そのトリックを作るだけでも大変じゃないですか
15:13須崎って人はそんな短期間にどうやって
15:16トリックなんかなかったんだよ
15:19え?
15:20須崎はほとんど頭を使っていない
15:22何?
15:23誰にも見られずかな子ちゃんを外に連れ出すことなど
15:26簡単にできた
15:27彼女がここに運ばれてきたとき
15:30彼女の体は普通の方法では助からない状態だった
15:34そこでこの美増坂教授は天才的なある方法で彼女を救ったんだ
15:39体の壊れた部分を捨て丸々そっくり取り替えたんだよ
15:44どういうことだ京国
15:47そうか分かったぞ 機械人間だな
15:50例の死なない研究家
15:52カナコの体はすでに持ち運びできるほど小さかったんだ
15:56須崎とかいう男はその機械の体を折りたたむかどうかして外に持ち出した
16:02そうだろ
16:03まあ当たらずとも遠からずだがね
16:06残念ながら人間の体をそんな小さなサイズに作り変えることはできない
16:11むしろ機械の体は通常の人体より大きくなってしまうんだよ
16:16なんだハズレか
16:17どういうことだ
16:19機械の臓器を体に埋め込むという発想には限界がある
16:24例えば腎臓はたった2つで老廃物・過剰物質のろ過をこなす
16:29肝臓は人体の総合化学工場と呼べるほど多くの機能を持ち
16:34血中の有害物質の除去だけでも機械に代用させるにはかなりの大きさになる
16:40そうやって人体の機能を一つ一つ外に出していったら
16:443階建てのビルディングぐらいの大きさになってしまう
16:47ちょうどこのくらいのね
16:50人体の機械化といえば普通なら小型の補助臓器的発想しか持たないところだが
16:56この天才科学者は発想の転換をして
17:00人体という閉じた箱の蓋を開き大きな箱を作った
17:04意識の座であるノズイに新たな巨大な箱を提供したのです
17:10ま、まさか、峡谷と
17:12峡谷と
17:13だからその時、かな子ちゃんの機械でない部分は
17:17そう、ちょうどあの箱にぴったり収まるくらいの大きさしか残っていなかった
17:22須崎はチューブやら何やらを外すと持ってきた箱にかな子ちゃんを詰め
17:28大声を出して騒ぎを起こした隙に堂々とそれを持って部屋を出たんです
17:33あっ
17:35まさか、あの箱が…
17:40待ってくれ、峡谷、今の話が本当なら
17:43この箱館は研究所なんかじゃなく、人間の…
17:47もういいだろう、中禅師。 8月31日、かな子は死ぬはずだった
17:53それを1分1秒でも伸ばそうとすれば、ああするより他なかった
17:58私が行ったことは正当な医療行為にすぎない
18:02警察を連れて帰れ
18:04そうはいかない
18:06確かにあなたは法律に抵触することは大して行っちゃいない
18:11しかしあなたの今の患者は殺人犯です
18:14この青木君はその人を逮捕するためにここに来た
18:18ええ、そう言われてついてきたのですが
18:21あっ、まさか、中禅師さん!
18:24峡谷道、久保が…
18:27久保がここにいるというのか!
18:29久保がここにいるというのか!
18:31関口君
18:33さっきからずっと久保はここにいるんだ
18:40いや、ここは…
18:43久保の中なんだよ
18:45久保の中でも…
18:47久保の中でも…
18:48久保の中でも…
18:58きっと…
18:59久保はそれが約1月に赤いに行く
19:00時間を見ると…
19:01久保の中でも…
19:03すごく見られる!
19:05久保の中でも…