• 14 年前
「正しい決断だと思う。成熟した国による外交問題の解決方法だ」(米国務省・クローリー次官補)

 その上で、クローリー次官補は「日中ともに、早期決着を求めていると我々は感じていた」と指摘し、今後、日中間の緊張状態が収まることに期待感を示しました。

 オバマ政権としては何より、問題長期化による緊張悪化に強い懸念を持っていただけに、今回の日本の対応を歓迎しています。ただ、中国との領有権をめぐるこうした問題は今後、尖閣諸島のみならず南シナ海などほかの地域でも起きえます。

 このため、アメリカの安全保障関係者からは「今回の対応は、超法規的措置とも受け取られかねない」とした上で、今後、同様の問題を解決する際の悪い前例になるのではと懸念する声も出ています。

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