ベルリン市民77%が賛成するベーシックインカム6-2

  • 4 年前
ベルリン地域の公共放送rbbの視聴者投票シリーズ番組「私たちは議論しなくてはならない・・・ベーシックインカム」の第2回では、パン工房の見習制度がベーシックインカム(BI)導入で存続できるかの視点で議論されている。
パン職人のライナーは、パン工房では深夜作業開始で、見習の初めは620ユーロという低賃金であり、1000ユーロのBIが貰えれば、存続できないのではないかとの危惧からネガティブである。
これに対して市民寄付で自ら600人以上のBIを実践しているボーマイヤーは、BI導入で見習の人たちは生活が安定することで、お金に縛られることなくやりたい仕事が選べるようになるとポジティブである。
与党CDU議員のグラフは、人々が一生懸命働き、税を払うことは尊いことであり、BI導入はそうした勤勉さを損なうと考えており、BIより減税であると持論を主張し、踏み込んで議論に加わろうとせず、あくまでもネガティブである。
また仕立洋裁工房を営むメルツも、BI導入で手工業の職人たちは安心して好む仕事に打ち込め、働くことに幸せが感じられようになるとポジティブである。
しかし現在のドイツの職人たちはコロナ禍で浮き彫りにされるように、低賃金で過酷な労働が強いられる見習の存続は難しく、マイスターによる伝統さえ失われようとしていることも確かである。
詳しくはドイツから学ぼう参照

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