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00:00京都 秋に染まりはじめる京都 心ゆるがす日本の美しさと出会える場所
00:13そんなことを旅するのは芸能界切手の京都2 羽田美智子さん
00:21実はこの町を好きになったのは
00:26京都で生まれたわけでもないのに
00:29京都に来るとなんか自分のDNAが喜ぶというか
00:34日本人の血が騒ぐというか
00:37なんかここに自分のルーツがあるような気がして
00:41あと日本文化をやっぱりもう一度見つめ直して
00:45これからの自分の人生の糧にしたいなっていう思いがあって
00:48今回京都に来させてもらいました
00:52今回は京都が育んだ文化の源を探す旅
01:01古から続くみやびな技 京縫い
01:05そのルーツは聖徳太子?
01:12そして羽田さんと世界的に有名な職人一家が久しぶりに再会
01:22400年以上の歴史を刻む佐渡家元 八室内家
01:28世界に誇るおもてなしの心
01:33著名人が愛した憧れの宿 ヒーラニア
01:37後世に残したい旅館文化とは
01:44日本に生まれてよかった 今こそ触れたい都の文化
01:52京都旅 1200年の物語
02:05古から続く刺繍の技 京縫い
02:10ルーツは聖徳太子?
02:14私京都に来るとどうしてもお会いしたくなる 美しいご家族がいらっしゃるんですね
02:21そのご家族に会うのが楽しみなんですけども ちょっとご案内したいと思います
02:29わあ久しぶり
02:32こちらです
02:36やってきたのは京都西陣の伝統工芸
02:40京縫いの長草縫い工房
02:58京縫いを手掛ける職人 長草俊明さんとそのご家族です
03:05久しぶりだ
03:12お付き合いは25年以上 コロナ禍前はよくお宅に訪れていたそうです
03:22自由にいらっしゃって 自由に出入りしてあります
03:26初めてお会いした日にも どうぞどうぞ好きにしてってという感じで
03:31一緒にスーパー行ってコロッケ買って帰って いいなこの家はと思った記憶があります
03:37よかったらじっくり
03:40今日は何しに来たの?
03:46早速京都の伝統工芸 京縫いの作品を拝見
03:53まずはこちらですね 法王様
03:58これね 夜着っていうの
04:00夜着?
04:01夜の着物の夜着
04:03寝るときに着る
04:04寝るときに着るんですか?
04:05昔はほら布団ってなかったので
04:07布団の代わり
04:08貴族の方が
04:09上のいわゆるお金持ちとかそういう人たちは こういうものを着てた
04:14それに模様がついてた
04:15えー贅沢
04:17だから贅沢
04:18贅沢ー
04:221500年以上の歴史を持つ日本の刺繍
04:26その中で京縫いと呼ばれるのは
04:29絹糸などを使って京都で作られたもの
04:39先生の刺繍
04:41先生の仕事はこの部分
04:43これ全部刺繍なんですか?
04:50刺繍はこの生地に何か変化を起こすんじゃなしに
04:55他の物質をつけるから
04:57だから立体的になるわ
04:59だから非常に立体的になる
05:03こちらも刺繍が施された古装で
05:09生き生きと飛び交う庭の鳳凰
05:15その周囲には色とりどりの草花が
05:20これ一枚刺繍は仕上がるのは
05:23大体どのくらいの期間がかかるんですか?
05:26大体3年かな
05:283年!?
05:292年から3年
05:30そんなにかかるんですかこれ?
05:32それぐらいかかる
05:35だって先生手早いじゃないですか
05:37いやいや手は手早い
05:39そうじゃなくて
05:41肌さん、言葉選びにご注意を
05:49続いて見せていただいたのは
05:53これがいわゆる刺繍に使う絹糸です
05:58こんなに色が
06:00そう
06:01少しずつだけどすごい種類がいるわけね
06:05紫、鳩刃色って言っても紫色って言っても
06:09全部違うわけ
06:14絹糸はなんと1万色以上
06:18作品ごとに使い分けているそうです
06:27こちらの打掛けはうねりのある波
06:31浮かぶ雲
06:33そして伝説の星獣キリンが
06:36独特の配色で縫われています
06:44そんな唯一無二の色彩は
06:47長草カラーと呼ばれ
06:49エルメス本店ディスプレイの刺繍を手掛けるなど
06:53海外にも知られています
07:02そのすべてが手作業
07:08一本の針と絹糸で作品が生まれます
07:17ここで骨一回目を決めるでしょ
07:21二つ目こういう風に
07:27その横に
07:31こう並べていくにゃんか
07:37一針一針丁寧に
07:43下から糸を通す時は
07:45針を出す位置が見えませんが
08:06刺繍を施すと立体的に仕上がります
08:10そのため同じ色でも不思議なことが起こるのです
08:40だからこの赤のところに引いているのと
08:43金のところに引いているのはまた違うんですよね
08:46でも使っている糸は一緒
08:49不思議なものやね
08:51不思議ですね
08:55光の当たり方や見る角度によって
08:58同じ色でも違う表情に
09:01これも絹糸の魅力の一つ
09:11刺繍を施すのは着物だけではありません
09:32暗闇に浮かぶのは
09:34亡者たちを救う一本の蜘蛛の糸
09:41本当は蜘蛛の糸は
09:43芥川龍之介の蜘蛛がいないわけで
09:47亡者がここに下にいるわけだけど
09:50蜘蛛をちょっと付けたんです
09:53だからいわゆる慈悲の姿かな
09:58慈悲の姿
10:00罪があっても助けようと
10:05実はこれらの軸のように
10:08一枚の布に刺繍を施したものが
10:11絹縫いのルーツ
10:16しかも飛鳥時代の
10:18誰もが知る人物に関係があるといいます
10:23これね
10:24天使国宗長って言うんですけれども
10:26聖徳太子が亡くなった時に
10:29どうぞ成仏してください
10:32天国行かれた様子を
10:34刺繍にしてみたいっていうので
10:39聖徳太子の亡骸の傍に掛けられた帳
10:43そこに施された刺繍が
10:46日本に現存する最古のもので
10:49絹縫いのルーツとも
10:53刺繍をうねめたちっていうのは
10:55宮中に勤めている助官さんね
10:57うねめたちによって
10:59祈りながらし
11:01聖徳太子が成仏しますようになったのが
11:04刺繍の原点ですよ
11:06そうなんですか
11:07ここに来たら分かったでしょう
11:10でもそういう思いって
11:12戦争中も兵隊さんに
11:14お母さんが
11:15それがその通り
11:16一針
11:17だから町から立って
11:18一針縫ってくださいって言って
11:20千人針したでしょ
11:22だからそういうことっていうのは
11:23やっぱり日本人のルーツやと思う
11:27大切な人を思いながら
11:29刺繍を進める
11:31悠久の歴史の中で
11:33日本人が受け継いできた文化です
11:38一針一針その
11:40祈りを込めて
11:42願いを込めて
11:43縫ったものが形になって
11:45その人を守る
11:47だからなんとか守り
11:49背守りとか
11:50いろんな守り
11:51お守りに刺繍をあげる
11:52というのは全部そういうこと
11:54だから本当はその
11:56言ったら自分の愛する人のために
11:59刺繍をしてあげるというのは
12:01非常にいいことであること
12:03へえ
12:06羽田さん
12:07改めて巨縫いの魅力に
12:09心動かされました
12:14今こそ触れたい都の文化
12:17茶道
12:18やぶの内流から学ぶ
12:20おもてなしの心
12:25訪れたのは京都駅の近く
12:29すごい長い塀が続いてますね
12:36こちら
12:37これ犬やらいが
12:39京都っぽいですよね
12:41こういうところが
12:42すごいもう
12:47通り沿いにある茶道
12:49やぶの内流の屋敷です
12:55これこちらから入っていいんですか
12:57こちらから入っていいんでしょうかね
13:00じゃあ失礼いたします
13:03あれ
13:04あれ
13:06あれ
13:07開いた
13:08誰か向こうから押してる
13:11失礼します
13:12押してる誰か
13:16わあ
13:20一歩中に入ると
13:22緑が広がります
13:28もうここから本当に静寂な世界で
13:31内水を知っていただく
13:33歴史を感じる
13:40こんにちは
13:41ようこそ
13:42お邪魔いたします
13:44今日はよろしくお願いいたします
13:45よろしくお願いいたします
13:47すごい素敵な入り口で
13:49ありがとうございます
13:51あの親元が中でお待ちでございますので
13:54ご案内させていただきます
13:55よろしくお願いします
14:02どうぞ
14:03失礼いたします
14:04お邪魔します
14:05どうぞ
14:06こんにちは
14:07こんにちは
14:08肌ですよろしくお願いします
14:09よろしくお願いいたします
14:12どうぞ
14:13はい失礼いたします
14:15すごい素敵なお庭ですね
14:17はい
14:18これなんか一枚の絵に見えた
14:20そうですね
14:21この障子を開けると
14:23もう貝殻みたいに
14:25お庭が見えるというのはよく言われます
14:30こちらは
14:31やぶの内流の茶室
14:33周期堂です
14:38迎えてくださったのは
14:4014代家元
14:42やぶの内じょうちさん
14:44よろしくお願いいたします
14:48やぶの内家は
14:49茶道の道を切り開いた
14:51せんのりきゅうとともに茶を学んだ
14:54やぶの内けんちゅうが流祖
14:57またけんちゅうは
14:58せんのりきゅうの弟弟子
15:01武将の古田織部の妹を妻にしました
15:08せんのりきゅうの子孫が作った
15:10おもてせん家
15:12うらせん家
15:13武者公司せん家の三千家と並び
15:16400年の歴史を誇ります
15:21やぶの内流のおもてなしというのは
15:26どういうことなんでしょうか
15:29お茶の世界では
15:30一座婚流というんですけども
15:33そういうことを大切にして
15:35定宗側の一方的な思いではなく
15:38お客さんとの触れ合い
15:41そういうのを大切にしています
15:45そのお客様がどういう目的で
15:48このお茶席に来られるか
15:51そのお客様のうれしいこととかがあれば
15:55それをおもてなしのツールとして
16:00使わせていただくこともあります
16:05茶道において
16:07招いた定宗と招かれた客の心が通い合い
16:12心地よい空間が生まれることを
16:15一座婚流といいます
16:18すごく素敵なお軸っていうのはわかるんですけど
16:23何て書いてあるんでしょうか
16:25十代の家元であります
16:2799歳という家元が書きました
16:30昨夜一世の狩り
16:33政府万里の秋と書かれてございます
16:37昨夜狩りの鳴く声を聞き
16:40清らかな風が里に吹いたので
16:43秋の到来を知ったという意味
16:47お花も全部
16:49今日は私のために
16:51ありがとうございます
16:53お軸と一緒に本当に秋の到来を
16:56告げてくださっている
16:58本当に一瞬だけの季節の
17:01本当におもてなしですね
17:07やぶの内流は明治から昭和にかけて
17:11名だたる財界人に愛されてきました
17:16代表的なのは朝日新聞の創始者
17:20村山良平
17:22現在の三菱UFJ銀行へつながる銀行の創始者
17:27山口吉郎兵衛
17:30野村証券などの創業者
17:33野村徳七などがいます
17:38財界人の中でも野村徳七王が好みました
17:44これ
17:45扇の形をした
17:47これ拝見してもいいですか?
17:49どうぞ
17:51貴重な茶道具を特別に拝見
17:58可愛い、全部手彫りで
18:00そうですね
18:01スライドさせていただくような形で
18:04すごい硬そうな木なんですよね
18:06ちょっとどういう木なのか
18:10すごく細工はしにくい木なんじゃないかなと思います
18:15すごく難しそうですね
18:20こちらはお茶を入れる夏芽
18:23蓋には菊霧巻絵
18:28昭和天皇の即位を記念して作られました
18:33財界人たちが惹かれたやぶのうち流
18:36その茶宝を一途に伝えてきた場所があるといいます
18:41それではやぶのうちを代表するお茶室
18:45縁欄がありますのでそちらの方へ行かれますか?
18:48ぜひご案内ください
18:50よろしくお願いします
18:54秦さん、特別な茶室へ
18:57そこには流蘇以来の姿を忠実に
19:01今日に伝えているやぶのうち流のおもてなしが
19:09美しい
19:13お邪魔します、屋根がちょっと
19:15これは頭を下げて入るというイメージなので
19:19失礼します
19:21こちらのお茶室は
19:23何かのお茶室に入る前にここで待っていると
19:27わくわくしますね
19:29どういう世界に案内していただけるのかなっていう
19:34目の前に特別な茶室
19:37縁欄にあるお茶室があります
19:40そのお茶室に入る前に
19:42そのお茶室に入る前に
19:44そのお茶室に入る前に
19:47そのお茶室に入る前に
19:49そのお茶室に入る前に
19:52茶室縁欄に続くには路地が広がります
20:00お待たせしました
20:02じゃあご案内させていただきます
20:05失礼します
20:06このすごく踏み石も一つ一つ個性があって
20:10こちらの石なんですけども
20:12もともと千利休が持っていたものだそうでございまして
20:17え、千利休
20:19何気なく庭にあるから通過してしまうものですけど
20:24そうやって聞くと踏めませんね
20:27そうですね
20:28秀吉や利休が踏んで茶を楽しんだかもしれませんので
20:32知れないですね
20:33そういうのもちょっとロマンを感じますね
20:35そうですね
20:36失礼いたします
20:38いつこそで石
20:41感触があります
20:42あ、利休が
20:44秀吉子が
20:47これらも客を喜ばせるおもてなしの心
20:54またこちらも見どころになります
20:56この石もちょっと特徴がありますよね
20:58そうですね
20:59これを延長線の縁と書いて段差の段って延段って言うんですけども
21:05古田織部が好んだ延段だという風に聞いています
21:11この道中がどんどんワクワクしてきますね
21:14そうですね、やっぱり路地はプロローグなんです
21:18そして
21:20この目の前にありますのが東京を代表する茶室
21:24延南、つばめのいよりという風に書けますけど
21:30国の重要文化財
21:32茶道、やぶの内流を象徴する茶室
21:36延南
21:38織部が譲った茶室がその始まりと伝わります
21:45入り口
21:51入り口はこちら、二次林口
21:57ここから入るんですよね
22:00失礼していいんでしょうか
22:02失礼いたします
22:06400年続く延南でのおもてなしとは
22:14みなさんよろしくお願いします
22:32日本に生まれてよかった
22:34今こそ触れたい都の文化
22:37I'm going to come in from here.
22:40Okay.
22:41Sorry to bother you.
22:44Excuse me.
22:45It's good to look forward, right?
22:49Yes, it is.
22:51What is this?
22:53I feel like I'm doing something wrong.
22:58Let's close this.
23:00Yes.
23:01Close it.
23:02It's so dark.
23:05Wow, it's so dark that I can't see anything.
23:09Only the Yabunouchi-ryu Iemoto and the ones that follow are allowed to enter the tea room.
23:16En-nan.
23:18The feature of En-nan is that there are 10 windows in total.
23:23So when I enter the room, a bell will ring and the tea will be brewed.
23:30Do you make it darker on purpose?
23:32Yes, I do.
23:34Excuse me, but could you please raise the Sudare?
23:43The Sudare will be raised one by one.
23:52Wow, it's brighter.
23:54It's brighter, isn't it?
23:57Before the Sudare is raised, the room is dimly lit.
24:04The light shines into the room, and the world becomes one.
24:10It's like I'm on a stage.
24:14The Sudare has a visual effect.
24:17I thought it was an effect of the stage where the show begins from the darkness.
24:30Many people, including the visitors, are moved by this kind of performance.
24:38The Yabunouchi-ryu, which is important to enjoy with five senses.
24:48Now, let's have a cup of tea.
24:53Yabunouchi-ryu
25:07Do you use your arms a lot?
25:09Yes.
25:10The feature of Yabunouchi-ryu is that it is relatively large.
25:14Since the time of Toyotomi Hideyoshi, Yabunouchi-ryu has been performed in a large space.
25:23The feature of Yabunouchi-ryu is that it is performed in a large space.
25:33Yabunouchi-ryu is called Buketemae in Ooburi.
25:45From green to autumn, Yabunouchi-ryu represents the change of seasons.
25:58It's very delicious.
26:45It's delicious.
26:46I'm glad.
26:50The teapot is Kiku-teapot, which is a model of Ogata Kenzan.
26:58It is a teapot to feel autumn and enjoy.
27:03This teapot is very feminine and lovely.
27:07This teapot is very luxurious and lovely.
27:15I get excited when I eat delicious sweets.
27:20I feel that each teapot is for me.
27:31I feel that each teapot is for me.
27:36I feel that each teapot is for me.
27:42This is Omotenashi.
27:48There was a feeling at home that continued to protect the tea ceremony.
27:54I always say this to people who start practicing.
28:00You can start with any purpose.
28:08At first, you should eat delicious sweets and tea.
28:14Then, you should look at Tokonoma's decorations and flowers.
28:21At the end, you should look at the teapot.
28:25I want you to be interested in such things.
28:30When I came back from studying abroad, I couldn't say anything about my country's culture.
28:39My job is to cherish traditional culture.
28:45My goal in life is to inherit it.
28:56Traditional Japanese culture, tea ceremony.
29:00Knowing and feeling the heart of Omotenashi will be a bridge to the next generation.
29:07The culture of the capital that I want to touch now.
29:15Hira-giya, a hotel that I admire.
29:18What is the hotel culture that I want to leave to the next generation?
29:24I visited the south side of Gosho.
29:27It is near the Kyoto City Hall.
29:31There is something I want to know about Kyoto.
29:35It is the hotel culture.
29:38Famous movie directors and actors used to stay at a hotel.
29:48I stayed at this hotel.
29:51I stayed at this hotel.
29:53I thought it wasn't a hotel.
29:57I want to know the hotel culture of Kyoto.
30:02Go south from Oike-dori.
30:09Here it is.
30:12Hira-giya hotel.
30:15Hello.
30:16Hello.
30:18It's wonderful.
30:20It's inside the hotel if you go through here.
30:27Hira-giya, the hotel of Kyoto.
30:32It has been in operation for over 200 years.
30:35It continues to provide guests with the same peace of mind every day.
30:46It is a hotel with a tradition and style that remains in Kyoto.
30:57Hello.
30:58Welcome.
30:59Hello.
31:00Thank you for coming.
31:02You must have come to see me a long time ago.
31:05That's right.
31:07The sixth host, Akemi Nishimura.
31:13Please come in.
31:17This is the book you received.
31:20That's right.
31:21What does it say?
31:23If you read the kanbun, it says,
31:25来舎入宅.
31:27来舎入宅.
31:29来るものを変えるが如し。
31:31来るものを変えるが如し。
31:33来られた人、お客様が、
31:35我が家に帰られたように、
31:37移ろいでいただきますように。
31:40わが家に帰ってきたように、
31:42リラックスしてくださいってことなんですね。
31:44そうです。
31:47Hiiragiya has a two-story old building
31:50and a three-story new building.
31:54You can't see it from the outside,
31:57but over the years,
31:59it has been rebuilt and rebuilt
32:02to preserve the hotel culture of Kyoto.
32:09The philosophy of the inn is written in the room.
32:13I'm so excited.
32:19Wow, it's so nice.
32:22It's so relaxing.
32:27The green garden and the cozy room.
32:31It's a Japanese-style room built in the Meiji era.
32:44This is the second-largest room in the Meiji era.
32:49This room was built in the Edo period.
32:52The gold leaf was restored
32:54and put in this room.
32:58It looks like it's rising up.
33:02The gold leaf was restored
33:04and put in this room
33:06about ten years ago.
33:09The back of the room is more gorgeous
33:12because of the gold leaf.
33:20This room was restored
33:22before the Edo period.
33:28Can I close this door?
33:30Yes, you can.
33:31Can I close this door?
33:33Yes, you can.
33:36Wow, it's amazing.
33:38It's amazing.
33:40Wow, the gold leaf.
33:43It's amazing.
33:46It makes me feel good.
33:49I feel like I've become someone special.
33:55It's like being in an art museum.
34:02The hotel culture of the hotel
34:04is very Western.
34:06I think it's a unique hotel in Japan.
34:09Japan is not a big country,
34:11but it has its own culture.
34:13Kyoto has been a city
34:15for 1,000 years.
34:17That's why the hotel
34:19has always had
34:21a good atmosphere.
34:23I think that's why
34:25the hotel has always had
34:27a good atmosphere.
34:29That's why I think
34:31I have to cherish
34:33Kyoto as a hotel.
34:36She conveys the culture
34:38of living in Kyoto.
34:40This is also an important role
34:42of a hotel painter.
34:48The next room she showed us
34:50is the 14th room.
34:52is the 14th room.
34:58The ceiling is very low.
35:00But this room is also
35:02cool and nice.
35:05This is a Japanese-style room
35:07from the Edo period.
35:09It was actually a favorite
35:11room of a famous person.
35:19It's a nice window.
35:21Can I sit here?
35:23Yes, please.
35:27It's nice.
35:29I think you can feel
35:31a lot of space.
35:34It's like looking at a painting
35:36from the corner of the room.
35:38Yes.
35:40Ms. Yasunari Kawabata
35:42always stayed in this room
35:44with her wife.
35:48Ms. Yasunari Kawabata
35:50created many masterpieces
35:52and was awarded
35:54the Nobel Prize.
35:56She left something
35:58in the Hiragiya room.
36:01This is the manuscript
36:03Ms. Yasunari Kawabata
36:05wrote for me.
36:07The manuscript she wrote
36:09for the Hiragiya room.
36:11What is it about?
36:13I can feel
36:15what Ms. Yasunari Kawabata
36:17wants to say.
36:23I'm glad I was born in Japan.
36:25I want to experience
36:27the culture of Miyako.
36:31What did Ms. Yasunari Kawabata
36:33leave in the Hiragiya room?
36:37This is the manuscript
36:39Ms. Yasunari Kawabata
36:41wrote for me.
36:43Is that so?
36:45Ms. Yasunari Kawabata's handwriting
36:47is like this.
36:49It's so cute.
36:53This is the manuscript
36:55Ms. Yasunari Kawabata
36:57wrote in her room.
37:01The manuscript
37:03contained her feelings
37:05for the Hiragiya room.
37:09In Kyoto,
37:11I always stay in the Hiragiya room
37:13and I'm familiar with
37:15the Hiragiya leaves.
37:19When I look at the soft
37:21Hiragiya-shaped
37:23kakebuton
37:25that Ms. Yasunari Kawabata
37:27made for me,
37:29I feel at ease.
37:33When I go back
37:35from a long trip
37:37and come to Kyoto,
37:39I feel even more at ease.
37:41The Hiragiya leaves
37:43are not only in yaguya
37:45and yukata,
37:47but also in yunomi,
37:49meshi-jawan,
37:51midare-bako,
37:53and fuzu-ire.
37:55Their maturity
37:57does not change
37:59in 10 or 20 years.
38:01It seems that
38:03they were prepared
38:05for a long time.
38:07This inconspicuous
38:09and unchanging thing
38:11is the good point
38:13of the Hiragiya
38:15in the old capital.
38:17It has been there for a long time,
38:19but it was not impressive.
38:21It does not fit
38:23in the Hiragiya.
38:25Today's sunset,
38:27and in the rainy season,
38:29when I sit in Hiragiya
38:31and listen to the rain,
38:33I feel the quietness
38:35of the nostalgic Japan.
38:41I also feel
38:43what Ms. Yasunari Kawabata
38:45wants to say.
38:47She wrote this
38:49and put it on the pamphlet,
38:51so it does not change
38:53and it is inconspicuous.
38:57It is a journey
38:59to go far away,
39:01and it is also a journey
39:03to come to Kyoto,
39:05but I feel relieved
39:07when I come here
39:09instead of a journey
39:11to go far away.
39:13It is a place
39:15that understands me well.
39:17I think
39:19it is more than a house.
39:21If it is a house,
39:23I have to do it myself.
39:25I think it is a reason
39:27to make it a permanent residence
39:29to have someone
39:31do something for me
39:33or entertain me.
39:39Hiragiya, which Ms. Yasunari Kawabata
39:41loved.
39:43The hotel culture
39:45is still alive
39:47here.
39:53If you don't mind,
39:55would you like to have a meal?
39:57I would like you to
39:59spend a day
40:01and stay at the hotel,
40:03but the food culture
40:05in Kyoto
40:07has a long history,
40:09so I would like you
40:11to enjoy it
40:13as much as possible.
40:15Thank you very much.
40:19In Shinkan,
40:21she will have a breakfast
40:23and a church meal.
40:27First of all,
40:29breakfast and tofu.
40:31Tofu for breakfast.
40:33Is there tofu in here?
40:35Yes, it is.
40:37What a wonderful container!
40:39Hiragiya,
40:41what is the morning tofu?
40:49I'm glad I was born in Japan.
40:51The culture of Kyoto
40:53that I want to touch now.
40:57Breakfast and tofu.
40:59Tofu for breakfast.
41:01Is there tofu in here?
41:03Yes, it is.
41:05What a wonderful container!
41:07I noticed it
41:09when I was a child.
41:11It is still in the corner.
41:13It is still in the corner
41:15in this era.
41:17I see.
41:25The steam is coming out.
41:27What a beautiful way to cut it.
41:29It is handmade.
41:31In the old days,
41:33tofu was said
41:35to be sweeter
41:37and more delicious.
41:41Wow, it looks delicious.
41:43It is a luxury
41:45to have such a hot spring
41:47in the morning.
41:51Tofu has a gentle sweetness.
41:53She will put a thick sauce
41:55of bonito dashi on it.
41:59I will simply eat
42:01tofu.
42:03Let's eat.
42:07Itadakimasu.
42:13The taste of tofu
42:15is really good.
42:17It is gentle
42:19and fluffy.
42:21I think this is
42:23a real luxury.
42:25It is the best luxury.
42:27Yes, it is.
42:29This is
42:31the autumn Saki-zuke
42:33which is made from
42:35tofu,
42:39fried tofu,
42:41boiled shrimp,
42:43etc.
42:49The next dish is
42:51Wanmono.
42:55Please open it.
43:01Wow, it is beautiful.
43:03The bowl is beautiful
43:05and the scent
43:07of chrysanthemum
43:09is very rich.
43:11It smells good
43:13and gentle.
43:15Thank you very much.
43:17The full moon
43:19floating in the golden clouds
43:21is holding
43:23the lotus root,
43:25the hair crab.
43:33It is the best.
43:35Thank you very much.
43:37The soup stock
43:39is very rich.
43:41The soup stock
43:43is made from
43:45kelp and tuna.
43:47What is the difference?
43:49The bonito dashi
43:51has a elegant taste.
43:53The soup stock
43:55is gentle, isn't it?
43:57Yes, it is.
43:59Then,
44:01let's try Asumochi.
44:07Lotus root.
44:09It is fluffy.
44:11I can take it off
44:13with chopsticks.
44:21It smells good.
44:23The lotus root
44:25is fried once
44:27so it smells good.
44:29I can feel the flavor
44:31of the crab.
44:33The sweetness of the lotus root
44:35and the scent of the crab
44:37are wonderful.
44:39It is a luxury.
44:49And the grilled food.
44:55It is grilled on the charcoal fire
44:57and topped with
44:59miso sauce.
45:03Let's eat.
45:13It is soft.
45:19The other ingredient is
45:21the whitebait from Ichijiku.
45:27Whitebait
45:37The whitebait is so big
45:39and fine.
45:41It looks like ice cream.
45:43I love it.
45:45This whitebait?
45:47I can't believe it.
45:49It is amazing.
45:51It is like cream.
45:57It is fluffy.
45:59I want to put it on my face.
46:05It is delicious.
46:07I am glad
46:09I was born in Japan.