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00:00私はほら自腹の千円だよ自腹の千円を予算に吟味に吟味を重ねるリアルせんべろドキュメンタリー土曜日はオードリー春日の知らない街で自腹せんべろ
00:14おはようございます 4月26日日経サタデーニュースの疑問です
00:31それでは早速今週のゲストをご紹介します 東端リサーチ代表取締役のチーフエコノミストの加藤いずるさんです
00:40よろしくお願いします
00:41アメリカを中心にした国際関係に詳しい明海大学教授の小谷哲夫さんです よろしくお願いします
00:49そして政策経済アナリストのジョセフ・クラフトさんです よろしくお願いします
00:56よろしくお願いします
00:57今週はこのお三方とお伝えします それでは早速今日の中摺を見ていきましょう
01:03こちらです
01:03今週の特集もトランプ関税とあります
01:08本当にトランプ大統領何を考えているんだろうと日々思っておりますが
01:13今週は特に為替の協議がありました 為替の話でデリケートですから表向きはああいうターゲットみたいなね
01:24ドル円デートのそういうものはなかったって 当然どういう話し合いをしてもああいう発信をしますよ
01:31裏で本当はどういう話をしたか ここに今日は着目したいと思ってますね
01:37合わせて日米の協議それから米中の協議がどうなるか これを読み解きたいと思います
01:43頼みの綱は別戦としっとありますけれども 下には発砲塞がりというキャッチコピーがついていますか
01:51いや本当にねこのところちょっとトランプ政権この関税政策もそうですけども
01:56それから一方で定戦協議の方もね ウクライナも中東もいろんなものがもう発砲塞がりになっているような感じがしますので
02:03こちらもちょっとね気になりますよね
02:05はいそれではウクライナ定戦に向けてのこちらの動き確認しておきましょう
02:10先週18日にはどちらかが合意を難しくするなら 仲介を見送るだけだと硬着状態が続いているウクライナとロシアの定戦交渉を示唆しました
02:21またアメリカによるロシアのクリミア併合承認などを含む仲裁案を ゼレンスキー大統領が拒否したことについて
02:29ロシアとの和平交渉に極めて有害だと批判しました
02:34その上でゼレンスキー大統領を何のカードもない男と断じています
02:39一方で24日のロシア軍のウクライナ攻撃については 自身のSNSでウラジーミルを止めろと要求し
02:47和平合意を成立させようと呼びかけました
02:50そして25日には鉱物資源の共同開発協定書案について
02:55ウクライナは最終書類に署名していない 直ちに署名するよう望むと発表しています
03:02小谷さんこれ実際のところどうなっているんですかね
03:05もちろんピースメーカーを自称していますから
03:09このウクライナの停戦を実現できれば
03:12自分の大きな成果として アピールしたいと思っているんですけれども
03:16なかなか交渉がうまくいかないということで
03:18このままだったら自分は諦めるかもしれないというのも
03:23カードの一つでありつつ
03:26それが本当に目指しているところになりつつあると思います
03:30何よりマガの支持者たちが 一刻も早く手を引いてくれということを言っているんですね
03:37もともとマガの支持者たちは ゼレンスキー大統領のことをあまり好きではありませんので
03:42ここまでやってダメだったら もう引いてしまえばいいじゃないかという声が出始めていますから
03:47そのあたりも踏まえて 一連の発言をしているんだと思います
03:51それは本当にアメリカが今回は手を引くと
03:54そうするとその後はヨーロッパがウクライナを支えるというのは
03:58そういう方向になる可能性があるということですか
04:01それはもう十分あり得ると思いますね
04:04ヨーロッパはそれをもうすでに覚悟して
04:06様々な検討していると思いますけれども
04:10アメリカとしては本当に引くということは あってもおかしくないと思います
04:14クラフトさんはどう見ています
04:15そうですね トランプ氏の焦りが出ていると
04:20今 琴谷様も言ったように
04:23政権内では早くこの問題を切って
04:26中間選挙に向けて他のイシューで望むのか
04:32あるいは公約実現のために捨ててはいけないという人もいて
04:38そこの模索
04:40トランプはできれば交渉に 定選合意に持っていきたいけど
04:44今のところは安穏立ち込めているので
04:47被告がというところではないかと思いますけれどもね
04:51ではCMのあとは特集です
04:53今週の日米交渉でカワスに関してどんなことが話し合われたのか
04:57探っていきます
05:00アメリカ・トランプ政権の関税措置によって
05:05世界が動揺する中で開かれた G20
05:0920の国と地域の財務省中央銀行総裁会議
05:14各国から景気の先行き不透明感を懸念する声が相次いだと言われます
05:21会議に合わせて行われた加藤財務大臣と
05:27ベッセント財務長官との会談
05:30注目のテーマはカワセでした
05:33これまで度々円安を問題視してきたトランプ大統領
05:3923日にも
05:42アメリカから円安を是正するための要求が突きつけられるとの見立てもありましたが
06:04米国からカワセの水準の
06:10例えば目標とかですね
06:12あるいはそれに対する管理する枠組みとかですね
06:16そういった話は全くありません
06:18アメリカから踏み込んだ要求はなく
06:22カワセレートは市場で決定されるという
06:26一般論の認識を共有するにとどまりました
06:29今回は円安是正の具体的な要求はありませんでしたが
06:36トランプ氏が今の水準より
06:38安いドルを求めていることに変わりはないと見られています
06:42再び円高ドル安を求められることはないのでしょうか
06:49こうした中
06:52赤沢経済再生担当大臣が30日に訪米し
06:572回目の日米関税交渉に臨むことが明らかになりました
07:02赤沢大臣は25日
07:06一連の関税措置の見直しを求めるという姿勢は
07:10一切変わっていないと述べています
07:12日本は何を交渉のカードにするのか
07:18前回の交渉でアメリカ側は農産物について
07:24米や肉、魚介類、じゃがいもなどについて
07:28関心を示したと言われています
07:3125日、自民党の森山幹事長は
07:38トウモロコシは残念ながら
07:42我が国で生産が追いつきませんので
07:45アメリカの輸入が増えることは
07:48別に問題はないと思っております
07:50トウモロコシなどの輸入拡大は
07:55容認する考えを示しています
07:58自動車の安全基準なども
08:03議論の対象になりそうですが
08:06果たして2回目の日米関税交渉は
08:19どのようなものになるのでしょうか
08:22そして100%を大きく超える
08:27米中の関税はどうなるのでしょうか
08:3022日、トランプ大統領は
08:34と、中国の出方次第で
08:47関税を引き下げることを示唆
08:4923日にはアメリカのウォールストリートジャーナルが
08:54対中追加関税を50から65%程度に
08:59下げる可能性があると報じています
09:01中国が強硬姿勢を崩さず
09:07アメリカ経済への悪影響が
09:10現実のものになる懸念が高まり
09:12トランプ氏は中国とは交渉をしていると話していますが
09:24中国側はこれを否定
09:26先行きは見通せません
09:28果たして、報酬によって
09:31米中の関税は下がっていくのでしょうか
09:34今日はこちらの3つのテーマで議論していきます
09:39まずは1つ目
09:40円高誘導なしは本当?
09:43こちらから参ります
09:44アメリカのベッセント財務長官と
09:47加藤財務大臣の会談
09:49こちら振り返ります
09:50G20財務省中央銀行総裁会議終了後に
09:54およそ50分間協議が行われました
09:57ベッセント長官は事前取材で
09:59特定の通貨目標を求める考えはない
10:02交渉では関税や非関税障壁に注目していると語っていました
10:07加藤大臣は会談後の記者会見で
10:09アメリカから為替水準の目標や枠組みの話は
10:13全く出なかったと話しています
10:15日本へ何か要求はあったかという質問に関して
10:19やりとりの中身について
10:21具体的なコメントは控えると話しています
10:24表向きは無風状態と言える内容でした
10:28今週のマーケットもおさらいしておきます
10:31今週はパウエルFRB議長への評価で
10:34マーケットが大きく動きました
10:3521日にパウエル議長を
10:38遅すぎる男と批判し
10:40利下げを促すと中央銀行の独立性が脅かされるとの懸念が広がり
10:4521日のニューヨーク市場
10:47株式債券通貨揃って下落する
10:49トリプル安の展開となりました
10:51ドル円相場は22日に
10:541時7ヶ月ぶりとなる139円台をつけました
10:57翌22日にはトランプ大統領が
11:00パウエル議長を解任するつもりはないと発言すると
11:04翌23日のニューヨークダウは
11:06大幅高で始まりドル高も進みました
11:09日米財務省の会合では
11:12表面上は無風に終わったということで
11:14円安株高が進みました
11:1625日のニューヨークダウの終わりにも
11:194日促進で終わり値が4万113ドルとなりました
11:23確かに円安になったんですけれども
11:27本当に無風だったらもっと円安になっているんじゃないかという
11:31気もしなくもないんですが
11:33加藤さんこの競技
11:36結果加藤財務大臣の発言
11:39額面通りに受け取っていいのか
11:41どうかも含めてどういう風に
11:42そうですね
11:43まず4月9日のアメリカ国債の金利給当は
11:48相当ショックだったんでしょうし
11:50ドルの信任を維持するには
11:53今あんまりドル安誘導的なことを
11:56言うのは危険だという認識が
11:58相当別選と財務長官にあるんだと思うんですね
12:01仮に日米間でドル安誘導というのが合意されたということになると
12:06そういうバイラテラルの交渉が他の通貨でも次々と行われていくんじゃないかと
12:11マーケットが連想しちゃうと
12:13ドルは全通貨に対して暴落していくでしょうから
12:16今は言えない言わないという局面で
12:20では水面下でどのぐらい交渉があったのかというのも
12:23別選と自身は自由主義経済の人ですから
12:28あまりそういうことに熱意はないでしょうし
12:31ただ政権全体としてはドル安誘導を意識しているというのは
12:37変わってないんでしょうから
12:39その点では急に今すぐどうこうアクション取ろうという
12:43合意はなかったんだと思うんですけども
12:45ただ円高方向に行き過ぎている円安を修正する
12:49円高方向に持っていくという方向の努力はしてくれというのは
12:53暗黙の了解としては定流にあるということかと思います
12:56クラウトさんいかがでしょうか
12:57そうですね僕は日米交換の発言は額面通り受け取っていいと思います
13:03今回はあまり別選としからドル安の方向へという話はしていない
13:09今回の会談の最重要ポイントは金融市場の安定化
13:15これは日米で共有してこういうこれだけ国際市場が揺らいだ
13:20例えばどれだけの度合いだったのかって申し上げると
13:2530年国債が7日から9日に上昇した43年ぶりの幅なんですよね
13:3110年も2001年以来の幅これだけ動くとアメリカの財政の影響というのはありますから
13:38これをとにかく鎮静化するその時にドル安
13:43しかも政策としてのドル安を表に出すとまた国際市場が下落しかねないと
13:50とにかくこれを止めるということで
13:53別選と長官から何か具体的な為替政策の変更は求めてこないけども
13:59問題はトランプがそれに追随というか同意するかどうか
14:04これは別選と長官でもなかなか苦労するのではないかということで
14:10その辺の話を裏でしたんじゃないかなと私は思いますね
14:14ちょっとアメリカの国債の金利の動きと
14:18国債を誰が保有しているかというところを見ますと
14:23こういう形でずっとトランプ政権としては
14:29一回金利が米国債が売られて上昇してきたことに対してすごく警戒している
14:33だからこそ90日間の一旦停止というものの総合関税については
14:39行ったと言われています
14:41でそれを米国債を一番保有しているのは日本ですから
14:44これクラフトさんやっぱりこの辺り日本が一番保有しているということも含めて
14:48かなりまずはこの国債のところの信用だとか
14:52ドルに対する信用だとかそういうことの方を
14:56今優先したということですね
14:58米国債市場の安定化の意味では日本が持つ役割は大きいと思いますし
15:04もう一つこれは日本にとっては今後の関税交渉のカードでもありますよね
15:09そういうところただとにかくそもそも別選と長官が関税交渉から
15:16為替を切り離した時点でこれは裏の交渉で安定化を重要視しているというメッセージですから
15:24そこに日本が載っていると
15:26ですから加藤財務大臣は関税交渉に入らないのは
15:30そういう為替をまた持ち込まないということだと思います
15:33小谷さんいかがでしょうか
15:36そうですね
15:36おそらく別選と長官は大統領はどういうことに不満を持っているのか
15:43ということを日本側に伝える中で
15:46日本側に安にとってほしい行動などを伝えたんだと思うんですね
15:51やっぱり今お二人からもあった通り
15:55アメリカとしては今国際マーケット
15:57ここが一番再建マーケットですね
16:00ここが一番不安に感じているところですので
16:02日本に例えば国際を売らないことは当然として
16:08国際市場を安定させるために何かすることはないのかとか
16:13そういうことを案にめかして日本側の行動を期待すると
16:17そういうところだったんじゃないかなという気はします
16:21このところ別選としが非常にいろんな意味で
16:25トランプ省を制御しているんじゃないかと言われていますが
16:28ちょっとそこを抑えましょうか
16:29こちら
16:30まず為替についてです
16:32タイドルで円安操作をしてはならないと
16:35ドランプ大統領発言して
16:37ドル高是正を求めましたが
16:39別選と財務長官は特定の通貨目標はないと
16:42ドル高是正を求めることはしないという方向性を示しました
16:47総合関税についても関税の一部を停止するように
16:51トランプ氏を説得しました
16:53それが総合関税上乗せ分の90日間停止につながりました
16:58またFRBのパウェル議長に対しては
17:01再三解任に言及してきたトランプ大統領ですが
17:04市場の混乱の引き金になり得ることなどを警告し
17:08解任するつもりはないと思いとどまらせています
17:12これ小谷さん改めて別選と財務長官というのが
17:16いろんな閣僚の中でもかなり力を持ち始めた
17:20権限を持ち始めたというふうに
17:24権力闘争の中でのシフトが起きているというふうに
17:27思った方がいいんですか
17:28少なくともこの1ヶ月で
17:30ホワイトハウスの中の力学はかなり変わったと思います
17:324月2日に総合関税が発表された当初は
17:36ラトニック省務長官ですとか
17:39ナワロ上記補佐官たちが主導する形で
17:42これを進めてきましたけれども
17:44一番大きかったのが国債が売られてしまったと
17:48暴落したということで
17:50これはまずいということで
17:51トランプ大統領がラトニック氏ではなく
17:55別選と長官の言うことを聞くようになったという
17:58そういう流れだと思うんですね
17:59あれからも3週間4週間経っていますけれども
18:04今のところ別選と長官の影響力
18:07発言力というのは強まっていますし
18:11このままいけばマーケットを安心させるような
18:15方向に行くとは思うんですが
18:16一つ気がかりなのが
18:19トランプ政権の周辺にいるインフルエンサーたちですね
18:22この人たちの中に別選とはアメリカファーストではないということで
18:28批判を始めている人たちがいて
18:30それがこのマガの支持者ですとか
18:32あるいはトランプ大統領自身にどう響いていくかというのは
18:36やや懸念するべき点だと思いますけれども
18:39当面別選と長官の今の地位というのは
18:42揺らがないと思います
18:43クラフトさん今もう世界のマーケットの
18:46守護神みたいな存在になってきていて
18:48逆に言うとただトランプ氏からすると
18:50ずっとたしなめられている状態なので
18:52本音では面白くないんじゃないかなと思うんですよね
18:56何か別選と氏の処遇に変化があった時というのは
19:01マーケット激震が走るんじゃないかと思うんですが
19:03そこ大丈夫なんですか
19:04そのリスクはありますけれども
19:06まずなぜ別選と長官が影響力を持ったのかというのは
19:09今回の騒動の中での解決策じゃないですけど
19:13彼らオフランプといって落としどころ
19:17それを別選長官が提示しているわけですね
19:20ラトニックなぼりは煽るだけで
19:23何も解決策を見せていないと
19:25そこに一つ乗っているということがある
19:29もう一つ別選と長官は
19:31マスク氏とかラトニック氏と違って
19:34そこの自分をわきまえることがうまく
19:37記者会見では本人自身は
19:41関税は支持していないにもかかわらず
19:43会見ではトランプの関税政策を支持する
19:46それからトランプの言動に関して否定はしない
19:53いつも裏にいる
19:55だからそういうところはちゃんとわきまえて
19:57うまくトランプとはやっていこうというところはあるので
20:00そう簡単に対立すると私は思っていないですね
20:04そしてやはりこの後仮にですね
20:08やっぱりトランプ氏がこのドル安誘導にこだわって
20:11やはり円高ドル安の方向に持っていこうとするとき
20:16どういう手段が考えられるかということで
20:19ちょっと番組の方でですね
20:20一つは分かりやすいのは為替介入というのがあります
20:23それから日銀が利上げすることによって
20:26日米の金利差を縮める
20:29それで緩やかにだんだん円高ドル安の方向に持っていく
20:35それからひとしきり話題になってましたけども
20:38このマールアラーゴ合意という言葉も出てきますけども
20:41何かアメリカの国債を売却して
20:43それによって一回
20:45いわゆる介入に近いような形で円高に持っていって
20:49ただしそれだけやってしまうと
20:51アメリカ国債の信任が揺らぎますから
20:54その分だけ日本などは
20:56超長期債への切り替えを促すんじゃないか
20:59みたいな話が出てますけども
21:00こういういろんな手段が考えられてますけども
21:04加藤さん仮にですね
21:06別戦として自身がそんなに強い思い入れがないとしても
21:09やはりトランプ氏がこだわりが非常に強いという流れの中で
21:13日本が何かやらなきゃいけないという話になった時
21:16どういう手段が考えられるんですか
21:17そうですね
21:17介入は今のタイミングでやっちゃうとですね
21:20ドル全体の暴落のリスクが
21:24引き金を引いちゃう恐れがあるので
21:26当面ないとは思います
21:28一方で実際ここ数年の激しい円安の大きな要因は
21:35海外の中央銀行に比べて日銀の利上げが非常に遅い
21:39慎重だったということがかなり効いてますので
21:42その点では日本銀行としては
21:45今先行きの日本経済の不安も心配はしているわけですけれども
21:50ただインフレまだ当分は目標の2%上回った状態でしょうから
21:55今までのゆっくりとしたペースの利上げというのを
21:59維持していくと
22:00多少は今の4月2日のトランプ関税発表以前よりは
22:04間隔は伸びるかもしれませんけれども
22:06利上げ方向のスタンスを維持していくということで
22:10徐々に円高方向に持っていくというのが
22:13今のところの状況ではないかなと思います
22:16加藤さんから一つ資料をご提供いただいたんですけれども
22:19これは一つは
22:21この左のグラフというのは
22:24これはブルーの方が今の政策金利ですね
22:27中銀のね
22:28それに対して赤色がインフレ率ということで
22:31インフレ率が非常に日本は高い割に
22:34やはり政策金利が低いという状態にあるということと
22:37右側は実質実行為替レート
22:40円の実力ということだと思うんですけれども
22:43それがかなり実力が下がっている状態にある
22:47こういうことですね
22:47そうですね
22:48結局ドルも緩やかには上がっているんですが
22:51特に目立つのは円の下落でして
22:55ここはアメリカ政権内で問題視する人がいても
22:59不思議はないという状況ですかね
23:00実行為替レートの下落ですね
23:02そうですね
23:02為替レートの下落ですね
23:03これは下に行くと円が弱いということなんですけれども
23:06あまりにも弱すぎるので
23:08購買力なんかも弱いので
23:09もうちょっとこれはレートとしては
23:12円高にした方がいいんじゃないかということですね
23:13そうですね
23:13それにはやっぱりこの今や先進国で
23:16日本のインフレ一番高いですから
23:18なのに政策金利は低いという状況を
23:21経済にショックをもたらさないペースで
23:23少しずつ金利を上げていくということを示すことは
23:27アメリカに対するエクスキューズにはなるでしょうね
23:30クラフトさんここは非常に日本の政治あるいは政策レベルでどう考えているか
23:37日本の傾向感が足腰がそれほど強いわけではない
23:40恐らくこのトランプ関税というのは
23:43どっちかというと日本国内で考えるデフレ要因
23:46インフレ要因じゃないと思いますね
23:47その中でただトランプ氏が
23:50どちらかというと円高誘導を
23:53仮に強く求めたとした時に
23:54日銀は表向きはもちろん言いませんよ
23:57その金融政策がトランプ氏の影響を受けたとは言わないですけれども
24:01この方向はありかどうか
24:03これらの選択肢はちょっと強すぎる激薬になるので
24:08やらないと思います
24:11日銀の利上げも
24:12日銀の利上げは日銀が主導して
24:15これ政府が勧誘するということは
24:17独立性が問われるので
24:18そこは表立ってやらない
24:21ただそこはアメリカ側の意向を組む可能性はありますけれども
24:25政策としては表立ってやらない
24:27本当に為替下げたいのであれば
24:3010円程度であれば
24:32日米政府が口コミ介入すれば
24:35その程度私は下がるというふうに
24:37何もやらないけど口先介入
24:39日米両政府の意向がこういう水準だというのは
24:43マーケットに分かれば
24:45だからこれまで150円
24:473月の150円台から140円割れしたのは
24:52マーケットは一足先に
24:55日米政府の意向を推察して
24:58遂行して円高に動いてきたというか
25:01円安ポジションを売却してきたということなので
25:05それが表に正式に日米政府がこう動かた
25:08こういう方向性を出すとなれば
25:10それでも今回一応ターゲットは出さない
25:13ずっと言ってますよね
25:15だから発信の仕方は難しいですよね
25:17日本政府が一番心配しているのは
25:20このプラザ合意とかクリントン
25:2193年のクリントンの円安容認の円高容認のように
25:25一回方向性を決めちゃうと
25:27止められない状況があるんですね
25:29プラザ合意の時には140円円高
25:32クリントンの時には120から80円
25:35これが止められないと大変なことだ
25:38別選と長官が一番重要視しているのは
25:41強いドルなんです
25:42強いドル政策
25:43強いドル政策は高いドルとか
25:46安いドルとかいう意味じゃなくて
25:482つポイントがあって
25:49基軸通貨としてのドルの役割が守られる
25:52そして米国債の信任が保たれて
25:56国債に投資がされる
25:58この2つの条件さえ担保できていれば
26:0210%ドルが上がっても下がっても
26:04そこは大きな問題ではない
26:06そこは自由にマーケットで決めてくれ
26:08というのが本来の趣旨なんですが
26:11トランプ大統領がどういうふうに
26:14あるいはトランプ大統領が
26:15いつまで止められるかというのは
26:17これからの焦点だと思います
26:19トランプ氏がこだわるのであれば
26:21別選としては
26:23強いドルさえ守られれば
26:25レートとしての安いドルは
26:27ありだというふうな感覚でいるということですか
26:30ではCMの後は
26:322回目の日米関税交渉がどうなるか
26:34考えていきます
26:352つ目のテーマです
26:44関税交渉
26:46日米との合意は近いと
26:48トランプ大統領は言っていましたが
26:50その真意を紐解いていきます
26:52まずは赤沢大臣が
26:552回目の会談を行うため
26:5730日から5月2日まで
26:59アメリカを訪問し
27:01別選と財務長官と協議を行う予定です
27:04自動車や鉄の関税撤廃を優先する考えです
27:08トランプ大統領は25日
27:10アメリカの関税をめぐる交渉について
27:12日本といい関係にある
27:14合意はかなり近いと記者団に語りました
27:17またロイター通信は
27:19USTR
27:20アメリカ通商代表部が
27:22ほぼ全ての貿易相手国に
27:24一律に課した
27:2510%の相互関税の撤廃や削減について
27:29日本などの各国と
27:31協議していると報じました
27:33USTRの報道官は
27:35相互関税の代替案について
27:36継続的に協議していると明らかにした上で
27:40代替案の調整を進めるかどうかは
27:42トランプ大統領が
27:43最終的に判断すると説明したということです
27:47小谷さんどんどんトランプ氏が情報している
27:50振り上げた拳を
27:51まだ戦利品を獲得していない段階で
27:54下ろしているようにも見えるんですけど
27:56これどう見たらいいんでしょう
27:58この数日で大きかったのは
28:02一つには
28:03これは後の話になるかもしれませんけど
28:05やっぱり中国側からレアアースの輸出
28:08これの強化されたということ
28:10そうされると
28:11いくらアメリカの製造業を取り戻しても
28:14物が作れないわけですよね
28:16もう一つがウォルマットですとか
28:19ターゲットのような小売りの大手
28:21これも今悲鳴を上げていて
28:23あと2週間で棚から商品がなくなりますよ
28:26ということをトランプにも伝えたということなんですね
28:29それを受けてトランプ大統領としても
28:32大幅な政策の見直しをせざるを得ないということですし
28:38それがおそらく来週始まる日米の関税交渉にも
28:43一定程度影響を与えてくるんじゃないかと思います
28:46これはアメリカのメディアの報道ですけども
28:49総合関税
28:50一律関税の10%
28:52ここの削減や撤廃まで含めてですね
28:54協議しているという話
28:56この10%だけは最後の取り出で
29:00この減税の財源にするんじゃないかという
29:03見立てもありましたけど
29:04ここまで協議の対象になってきているというのは
29:06これは受け止めていいんですかね
29:08これは驚きではあると思います
29:11交渉してもこの10%は残るという前提で
29:16考えていたんですが
29:18そうでもない可能性が出てきているというのは
29:21かなり情報する幅
29:24余地があるということだと思います
29:27クラフトさんいかがでしょうか
29:28今回1回目の日米交渉で明らかになって
29:33そしてその前後の米交換の完全にまつわる
29:38いろいろな矛盾する発言から読み解けるものは
29:42全くアメリカ側に一貫した政策がない
29:46その場当たり的にいろいろ影響を見て変えていく
29:51あるいは思いつきで発想していく
29:53交換らもUSTRも省務省も財務省も
29:57トランプ大統領から一定の支持とか
30:00方向性ができていないので
30:02それに対応しているという感じで
30:06そういう意味ではアメリカも今
30:09あまりにも拳を振りすぎて
30:12それを降下して戻そうとしているので
30:15そこは日本にとって今後の交渉のカードについては
30:19いいことだと思いますので
30:22とにかくそこが日本の交渉団の難しいところは
30:27全くアメリカから何をやりたいのか分からないので
30:30今交渉の余地がない
30:32なるほど
30:33それで最も大事なのは
30:35今後の交渉に関して
30:362019年に提起した日米貿易協定を軸に
30:42土台にそこに上乗せしてやるのか
30:46全く新しい貿易協定をゼロから協議するのかによっては
30:51全然時間軸が変わってくる
30:53私は今回グリア通商代表が交渉担当の一人に入ったということは
30:59おそらく日米貿易協定を軸にプラスアルファに乗せて
31:04早い交渉を望みたいというのはアメリカの意思ではないかなと思います
31:09グリア氏というのは第一期トランプ政権の時の交渉に入っていた人だから
31:12その経緯を全部ご存じですか
31:14トランプ政権で唯一経緯と中身を詳しく知っている人物ですから
31:18そこは一つのメッセージだと思います
31:20今のところの関税の状況等を抑えましょう
31:24日本にかけられているトランプ関税をここで確認します
31:27品目別に見てみますと
31:30鉄鋼アルミに25%自動車に25%
31:345月3日からは自動車部品にも25%の関税がかけられる予定です
31:39この他にも半導体や医薬品が調査に入っていて
31:43関税がかけられる懸念があります
31:45そして相互関税について一律の10%が今月5日から発動されています
31:50上乗せ部分日本の場合は14%
31:53こちらについては90日間の一時停止中となっています
31:57猶予期限は7月8日に向かいます
32:00そして議題ですね
32:03そうですね
32:03今後日米交渉でアメリカ側が出してくる議題です
32:08自動車についてアメリカ車の輸入拡大
32:11日本独自の安全基準などの規制緩和を求めてくるものとみられます
32:15赤沢大臣は自動車や鉄の関税撤廃を優先すると明言しています
32:20そして農業水産業については
32:23米魚介類の関税引下げや流通の仕組みなど
32:26非関税障壁の解消が議論されることと見込まれています
32:30これに対して自民党の森山幹事長は
32:33大豆やトウモロコシの輸入拡大は容認する考えを示しましたが
32:37森山市が本部長を務める自民党の食料安全保障強化本部は
32:41関税交渉に関する決議を江藤農水大臣に申し入れました
32:46決議には米を念頭に自動車関税の引き下げのためなどに
32:50農林水産品を犠牲にするような交渉方針は
32:54断じて受け入れられないと明記しています
32:57そして防衛関連にも議題に上る可能性があるんですが
33:01トランプ大統領は軍事については別途話し合うとしています
33:05為替について特定の通貨目標は求めないとしています
33:09加藤さんはどこに今後の交渉では注目しますか
33:13そうは言っても結局関税が引き下げられないと
33:19苦しむのはアメリカの消費者で
33:21それが来年の中間選挙で共和党に跳ね返ってくるということもあり
33:27だんだんトランプ政権お尻に火がついてきて
33:30ちょっと今余裕がなくなりつつあると
33:32一部共和党の上院議員も懸念を示していて
33:371890年と1930年代に共和党主導で
33:42ものすごく関税引き上げたことがあったんですが
33:44その直後の選挙で共和党大惨敗して
33:48議席半分に減らすとかも大変なことがあったので
33:50そういう記憶が今蘇りつつあるようで
33:53その点ではアメリカの方はどこかで落としどこを作らなきゃ
33:58だんだんトランプ政権になっていくでしょうから
34:00足元を見てという方も変ですが
34:03うまく交渉していくということは大事ですよね
34:06これ小谷さんかなりやっぱり自動車の影響が大きいので
34:11日本としてはこの自動車の関税今25%
34:14これをとにかく取り下げるという方向で
34:18交渉に臨むんだと思うんですが
34:20そのあたりの今のところの感触どうなんでしょう
34:252019年の日米の貿易協定に基づけば
34:27明らかにアメリカがやっていることは
34:30その精神に違反していますので
34:33そこは日本として強く言うべきだとは思いますけれども
34:36一方でまさにマガの製造業を取り戻すんだという
34:42強い思いもありますので
34:44どちらをより優先して
34:49アメリカが考えてくるのかというところはあると思いますが
34:54日本側の交渉次第では
34:56この自動車関税についても2.5まで下げるということは
35:01あり得ると思います
35:02でもこれはパッケージですので
35:04自動車関税引き下げるために
35:08やっぱり一番アメリカが期待するのは
35:10農産品の部分だと思います
35:12米や魚介類はどちらかというと
35:14民主党の強い州になるので
35:16牛肉ですとか
35:18先ほど言ったジャガイモですとか
35:20共和党の強い農業州が喜ぶようなことをやると
35:24全体のパッケージの中で
35:26日本の市長は通しやすくなると思います
35:28米はどっちかというと
35:29カリフォルニア前だから
35:30民主党の画像なので
35:31今中国に輸出できずに困っているようなところの方が
35:35むしろトランプ氏の支持基盤というか
35:37接戦州に多いということですかね
35:39実際共和党の議員から来年の選挙に向けて
35:42悲鳴に近いものがホワイトアセンスに届いていますので
35:46そこは日本として協力するというのは
35:49あってもいいと思います
35:50この合意は近づいていると
35:52トランプ氏が言っていますけど
35:53これはただ言っている
35:55いつも言うことなので
35:57間に受けない方がいいと思いますが
35:59ただ両者がまとめようとしていることは
36:02間違いないと思います
36:03クラフトさん
36:04これ日米貿易関税交渉という位置づけですけど
36:10実態は米米日々交渉というのは
36:15一番大きな
36:16ベッセント長官がすると
36:18日本との交渉もありますけど
36:19一番の難関はトランプをどう説得するか
36:23トランプが何に対して同意するのか
36:26ここを見出して
36:27それを日本側に伝えて
36:29うまく取り戻なきゃいけない
36:31赤澤さんもずっと優先順位を決めてほしいと言っているのは
36:34早くベッセントさん
36:35トランプさんの優先順位を整理してよと
36:38これ一番最悪なのは
36:39ベッセント長官が勝手に日本と交渉して
36:42これで決まりましたって
36:43トランプに持って行って
36:44全然ダメだと言われたら
36:45非常に問題ですから
36:46まずトランプがどこで受けてくれるのか
36:49探りながら日本とやっていくと
36:51日本は日本で
36:52先ほどお話にもあったように
36:54国内の帰宅権益がありますから
36:56これらを説得して
36:58ちゃんとアメリカとの情報カードを切れるのか
37:01むしろ本当の難しい交渉は
37:04米国内日本国内ではないかと思います
37:06確かに選挙がちょうど
37:09参院選の前に
37:1290日間のちょうど停止が切れる期限ですよね
37:16おそらく森山さんはやっぱり農林族ですから
37:19そこに対して米を解放するとか
37:22そういう話って
37:23選挙前になかなか言いづらいという
37:25その流れがありますよね
37:27関係国間と話していたのは
37:30もちろん参院選前に合意はしたいけども
37:34安易な妥協をして
37:36それがしっぺ返しが来るのが問題なので
37:41もちろん7月前の交渉を模索する一方では
37:46でもそれが遅れるのであれば
37:48それはしょうがない
37:49絶対中身の方が大事だということは言ってますね
37:52安易なとにかく妥協はしない
37:54でも逆に言うと今トランプ氏の方が焦っているので
37:57ある程度時間が経てば
37:59アメリカ側が情報しそうなムードはありませんか
38:02日本側の政府としては
38:04最初7月でできるのかなという感じはあったんですけど
38:06もしかしたらこれ
38:076月のG7前に行けるかもしれないという人もいますね
38:13ではCMを挟んで
38:16米中の関税戦争がどうなっていくのか考えます
38:19続いては米中協議の行方
38:23こちらを展望していきます
38:24まずトランプ大統領
38:26中国への関税
38:27どれほど早く引き下げるかという質問に対して
38:30それは彼ら次第
38:31中国と公正な取引をすると語っています
38:34それに対し
38:35習近平国家主席は
38:37国際秩序を守るべきだなどと語っています
38:40中国との協議について
38:41アメリカのタイムインタビューでは
38:44貿易協議をめぐって
38:45習近平国家主席から電話があった
38:48今後3,4週間で交渉が合意に至るだろうと語っています
38:5224日の記者会見でも
38:54中国側とは今朝も会談したと語っていますが
38:57中国側は
38:59中国とアメリカは
39:00協議や交渉は行っていない
39:02アメリカは人々を混乱させてはならないと指摘しました
39:06そしてもう1枚
39:08アメリカのウォールストリートジャーナルは
39:10中国との貿易摩擦を緩和するために
39:13現在かけている145%の関税率を
39:17半分以下にする案を含め
39:19大幅な引き下げを検討していると報じています
39:21またベッセント財務長官は
39:24日本経済新聞などのインタビューで
39:26両国ともこの状況が
39:28持続可能ではないことを理解していると語り
39:31対話に向けて
39:33待ちの状態であることを明かしています
39:35小谷さん
39:36実際のところ
39:37米中というのは交渉が始まっているんですか
39:40交渉は始まってないですね
39:42ない
39:42ただ意思疎通はかなり頻繁に行われるようになっていますが
39:46ただやっぱり中国側の立場も一貫していて
39:49今のように関税の脅しをかけられた状態では
39:52交渉はできないということで
39:54アメリカ側もかなり情報の姿勢を今示して
39:59中国がそれに乗ってくれるのを期待している段階だと思います
40:03トランプ政権側からすると
40:06これだけ交渉が始まっているんだと言っているというのは
40:10想定以上に中国側が固くなで
40:14自分たちが想定したものとは対応が違っていたということなんですか
40:18そうですね
40:18一連の関税政策を主導してきた強硬派たちは
40:22中国経済がこの2年間相当弱っているので
40:25こちら側から関税の脅しをかければ
40:28中国側から歩み寄ってくるだろうという
40:31そういう甘い見立てだったんですけれども
40:33それが全く逆であって
40:36中国はもう報復関税もかけてくるし
40:39レアアースの輸出規制も強化するし
40:42ボーイングも買わないということになってきて
40:44これはまずいということに今
40:47トランプ政権になっています
40:49クラフトさんいかがですか
40:50このトランプと中国側の発言の矛盾というところに関して言うと
40:55それぞれが国内というか自分たちの事情を言っていると
41:00トランプはまず国内向けの鎮静化
41:03あるいは金融市場の安定化
41:06ここを目的として言っていると
41:09中国は弱腰を絶対見せられないので
41:12拡大解釈すればそれぞれ言っていることは間違いないのは
41:17小谷さんが言ったように交渉という本格的な交渉はしてないんだけど
41:21話し合いをしてそれをそれぞれが自分たちの都合をよく言っているというのが実態
41:27国内向けに説明していると
41:28加藤さん日米ともかく米中がある程度合意の方向に行かないと
41:36この関税合戦が少し柔らかないと
41:39世界のマーケットも落ち着かないですね
41:41そうですね
41:42本当に今アメリカ大きさはようやく落ち着いてきたとはいえ
41:47しかしまた何かのきっかけで
41:49世界中の金融市場は非常に混乱する可能性はあるわけで
41:53あと4月9日以降のトランプの情報がなければ
41:56今頃世界の金融市場をメルトダウンして
41:59リーマンショックの時みたいになってたでしょうから
42:02そういう意味でも落とし所を作ってほしいわけですが
42:05ただ一方でこういうトランプのような政策の
42:08アメリカファーストを中心とする内向きの態度というのが
42:13今後4年後の次の大統領選挙で
42:17また民主党に戻るかもしれませんけれども
42:20でもまたその後また戻っちゃうかもしれず
42:22つまり振り子があるアメリカの政治学者が言ってますけれども
42:27一度アメリカが国内志向になってアメリカファーストになっちゃうと
42:30戻るのに1世代かかることがあるというので
42:34そうすると30年とかかかるかもしれないので
42:36だとすると我々としては残念ながら
42:39アメリカ市場に全面的に依存するというのは危険で
42:42どうやってアメリカ以外のマーケットを開拓しながらやっていくかと
42:48かといって中国に全面的に信頼するというのは難しいところがありますが
42:52アメリカ以外のところでうまくやっていくということも
42:56考えていかなきゃならない厳しい状況ということだと思います
42:59小倉さんズバリ米中ってこの後この関税のところでどうなりますか
43:05これは分からないですね
43:06分からないですけれども
43:08お互い落とし所を探そうとしていることは間違いないと思うんです
43:12ですから今年中に何らかの形で首脳会談という形で
43:18一旦歩行を収めるということはあると思いますが
43:23ただもっと長期的に見た場合には
43:26この米中経済の切り離しというこのベクトルは
43:30もう多分変わらないんだと思うんですね
43:31アメリカは今後10年20年かけて
43:34中国を排除する形でのサプライチェーン
43:36これを本気で構築していくと思いますし
43:38それで中国は中国で
43:41まさに自分たちは国内の製造というのを
43:44重視するようになっていますから
43:45それを踏まえて我々も長期的なビジネスの戦略を立てる
43:49ということが必要になってくると思います
43:50それは他のところはディールで
43:53この相互関税等がまた元に戻る可能性はあるけれども
43:56やはり中国に関して言うと何らかの形で
43:58かなりの関税が残る可能性が高いという
44:01そうですね
44:02関税も残るでしょうし
44:04そもそも中国に対する依存度を徹底的に減らしていくと
44:09この先の米中の戦争を考えたときに
44:12相手に依存した状態では戦争できないですから
44:14それはアメリカでは超党派のコンセンサスになりつつあると思います
44:20クラトさんこれはこの先の行方についてはどういうふうに
44:24中国側の姿勢はクリアですよね
44:27彼らは別に彼らから情報あるいは報復するつもりはない
44:33アメリカが何か動いたらそれに対して
44:37対等の措置を取るというスタンスですから
44:39今後アメリカトランプ政権が肝臓を引き下げれば
44:43それに沿って中国も下げていく
44:45アメリカが高くまた報復すれば上げていく
44:49だから主導権というかボールはアメリカ側にある
44:54もう一つ日本から見て
44:56米中が今対立している間は
44:59日本にとってこれ有利で交渉
45:01あまり米中の協議が下がらないのであれば
45:05余計トランプ政権としては早く日本と合意を進めなければいけない
45:11そこは日本にとっては時間という強いカードが持てるので
45:15ここは日本にとっても米中関係交渉というのは
45:19日本日米交渉にとっても大きなインパクトがあるということを
45:22認識すべきだと思います
45:24中国はこのタイミングでですね
45:27実は国連のアンポリの方で
45:30この中国側の大使はアメリカは腕力に物を言わせていて
45:34いじめ顔をこうしているみたいな発言をしています
45:36それに対してアメリカの外交官の方も
45:40中国は世界中の市場と労働者に対し不公平な貿易を行っている
45:45どっちも正しいことを言っているんです
45:48どっちもどっちという感じなんですけども
45:50小谷さんこういうアメリカの状態が続くと
45:54中国はこの機に乗じてですね
45:56同じ悩みを共有しているじゃないかということで
45:59日本も含めてですね
46:01いろんなところ連携を持ちかけるという
46:02そういう状況にもなってますよね
46:04それはもう間違いなくなってますね
46:06おっしゃる通り2人とも発言は正しいんです
46:10やっぱりアメリカの今信用
46:13これは経済だけではなく
46:14安全保障も含めて
46:16アメリカの信用がかなり落ち込んでいますので
46:19中国は当然それを利用しようとしてくるわけですけれども
46:22ただ日本としては
46:23あるいはアジアの多くの国にとっては
46:26今の状況は望ましいことではないので
46:28やはりアメリカが信用
46:30少しでも回復できるように
46:32我々からアメリカが抱えている不満を理解して
46:36できることをやってあげるということは
46:38必要になってくると思います
46:39クラフトさんどうですか
46:41このアセアが置かれている立場
46:44中国がいろんな国を取り込もうとして
46:46反米包囲網をやろうとしている
46:49ここに日本は外交上を
46:52例えばアセアンを取り組む
46:54中国との関係にくさびを打つ
46:56日本が示せるリーダーシップ
46:59あるいは欧州
47:00欧米との関係の間に入っていく
47:03G7の役割
47:04いろいろ日本が
47:05トランプ政権の今の状況によって
47:08リーダーシップを発揮するチャンスでもあるので
47:10そこは積極的に取り組んでほしいと思いますね
47:13特集はここまでです
47:16CMの後はマーケット情報です
47:18明日の日経日曜サロン
47:24ゲストは自衛隊制服組トップの
47:26統合幕僚長を務めた川野勝利さんです
47:29トランプ大統領が不満を漏らす
47:31日米安保条約や
47:32憲法と自衛隊の位置づけなどについて聞きます
47:35ぜひご覧ください
47:36ではマーケット情報です
47:3825日のニューヨーク株式市場で
47:40ニューヨークダウ4日続進です
47:42終わり値は20ドル高い
47:444万113ドルでした
47:45ハイテク比率の高いナスダックも
47:484日続進し
47:48216ポイント高い
47:501万7382でした
47:52ニューヨーク外国為替市場の
47:54演奏版の終わり値は
47:551円10銭円安の
47:571ドル143円65銭から75銭でした
48:00シカゴの日経平均先ものは
48:023万6千円
48:04日経平均の金曜日の終わり値に比べて
48:06295円ほど高くなっています
48:09マーケット関係者に
48:106月末の株価の見通し聞いています
48:13日清基礎研究所の矢島さんは
48:153万7千円
48:16企業の慎重姿勢や
48:18業績見通しの
48:19過方修正が続きやすいが
48:21トランプ政権が
48:22交換税政策を
48:23ゆっくりと修正するのは
48:25好感と指摘しています
48:26三菱UFJ
48:28eスマート証券の
48:29河合さんは
48:293万6千円
48:30決算シーズンも終え
48:32夏相場入り前の時間帯で
48:34アメリカの独立記念日と
48:36参院選を控えて
48:37難聴な展開へと
48:38予想しています
48:39それでは来週の予定も
48:41確認しておきます
48:42加藤さん
48:44日銀の金融政策決定会合
48:46予定されています
48:47そうですね
48:475月1日は
48:49さすがに利上げもなく
48:50ただ不確実ではあるんだけど
48:53物価の基調を見ながら
48:55利上げ方向のスタンスは
48:56変えていませんと
48:57上田総裁は言うと思うんですが
48:58トランプ関税との交渉が
49:017月の参院選までに
49:03ある程度いい方向に進んだりすると
49:05霧がもうちょっと晴れてきたりすると
49:08早ければ7月の利上げって
49:10話も出てくるかなと思うんですが
49:12ただトランプ次第ではあるんですが
49:15少なくとも秋までには
49:16次の利上げはあるんじゃないかな
49:17と思っております
49:19クラフトさんはどう見ていますか
49:20これはもうまさしく
49:212回目の日米貿易関税交渉
49:24ここで初めて具体的な
49:27アメリカ側の望むものが
49:31出てくるんではないかという風に
49:33言われて少しずつ交渉の進展具合が
49:36ここから本格化するので非常に
49:38一つだけ最後に言うと
49:40日本は決して不利ではない
49:41うまく交渉すれば
49:43むしろ日本の方が有利であるという風に
49:45認識していいと思います
49:46来週の放送はお休みで
49:49次回は5月10日です
49:51今日はゲストの皆さんありがとうございました
49:53ありがとうございました
49:55ありがとうございました
49:56ご視聴ありがとうございました

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