• 9 yıl önce
ギリシャで行われた議会選挙で勝利し、再び首相に就任する見通しとなったチプラス氏は、急増する難民や移民への対応が不十分だとの批判を受けるなか、24日に行われるEU=ヨーロッパ連合の緊急の首脳会議で支援を訴えることにしています。
20日に行われたギリシャの議会選挙で、チプラス前首相率いる「急進左派連合」は定数の半数近い145議席を獲得し、保守系の政党「独立ギリシャ人党」と連立を維持することで合意しました。チプラス氏は21日午後、大統領府で宣誓式に臨んで再び首相に就任する見通しです。
ギリシャを巡っては、EUから12兆円近い金融支援を受けることが決まっていますが、年金改革や増税といった厳しい財政緊縮策を着実に実施することが求められています。加えて、ギリシャには中東などから地中海を渡って流入する難民や移民が、ことしに入って34万人を超え、政府の対応が追いつかず、国内外から批判を受けています。チプラス氏は24日にベルギーで開かれるEUの緊急首脳会議で、ドイツなど各国に難民対策への支援を訴えることにしています。
選挙から一夜明けた21日、首都アテネでは「同じ政権では何も変わらず、再びEUから離脱するかどうか選択を迫られるのではないか」とか、「難民などへの有効な対策を取らないから極右政党が躍進した」といった声が聞かれ、再スタートを切るチプラス政権に市民の厳しい視線が向けられています。

Category

🗞
Haberler

Önerilen