• 9 yıl önce
モスクワを訪れている岸田外務大臣は、日本時間の21日夜、ロシアのラブロフ外相と会談し、北方領土問題の解決に向けて、1年8か月にわたって中断している、外務次官級での平和条約交渉を、早期に再開するよう働きかけたものとみられます。
岸田外務大臣は、プーチン大統領の年内の日本訪問に向けた環境整備を行うため、20日からモスクワを訪れており、日本時間の21日午後11時すぎから、ロシア外務省でラブロフ外相とおよそ2時間半にわたって会談しました。
会談の冒頭、岸田大臣は「隣国である日本とロシアは、問題があるからこそ対話を重ねることが大切であり、きょうの会談が建設的で生産的なものになることを期待したい」と述べました。
これに対し、ラブロフ外相は「ロシアと日本の関係を、すべての分野で積極的に前進させたい。そのために昔からある問題や新しい問題の解決に努力したい」と述べました。
会談で岸田大臣は、ことし7月からロシアのメドベージェフ首相や閣僚による北方領土への訪問が相次いでいることについて、北方四島に関する日本の立場と相いれないとして、遺憾の意を伝えたものとみられます。
そのうえで岸田大臣は、北方領土問題の解決に向けて、去年1月以降、ロシア側が開催に応じず、1年8か月にわたって中断している、外務次官級での平和条約交渉を、早期に再開するよう働きかけたものとみられます。
ロシアの首相らの相次ぐ北方領土訪問を巡って、政府内では、ロシアによる実効支配を強めるとともに、交渉を有利に進めることをねらったものだという見方も出ていますが、安倍総理大臣は、問題の解決には対話を推進する必要があるとして、年内のプーチン大統領の日本訪問を実現することを目指しています。
両外相は、このあと共同で記者会見し、今回の会談の内容を発表することにしています。

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